224★お金を現金で持ち歩きしなくても良いようです
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
「えっ…商人ギルドもですか?」
私の言葉に、アレスさんはそんなことも知らないんだなという表情で説明してくれる。
「ああ、買い物のために、その冒険者の腕輪から預けられている金を引き出すんだ。商人ギルドにも冒険者ギルドの水晶板と連動している水晶板があるのは当然だろう」
そう言われて、何となくだが納得してしまう。
ふむ、冒険者ギルドや商人ギルドにある水晶版は、ある種のATMみたいなモノと思えば良いのかな?
ラノベやネット小説でも、冒険者のタグとかカードとかで、買い物のときに支払うってシーンが結構あったわね。
そういう意味では、前世の世界並み(=勿論、日本のこと)に、通貨という名のインフラは進んでいるらしい。
まぁ………場所によっては、冒険者の腕輪が使えないところもあるようなので、ある程度の金貨や銀貨は持っていた方が良いこともたしかだろう。
実際の話し、前世でも停電した時とかは現金でしか売買できなかったしね。
ある程度の紙幣と小銭は常に携帯していたのよねぇ………。
普段の買い物はスマホ決済とか、チャージ型のカードを使っていたけど、それでも現金は手放せなかったわ。
どんなに利便性良くインフラが整っていても、自然災害の前では、人間は無力だったから………じゃないっ。
今は、この世界が私にとっての現実なのだから………。
「へぇ~……そうなんですね。うふふふ………楽しみです」
私がそう嗤って言えば、アレスさんがちょっと腰を引きつつも、追加で言う。
「そうか………まぁ~…買い物を楽しんでくれ。ってことで、ちっとばかり我がままを言うのもありだぞ」
「うん? 我がままですかぁ?」
聞き返すと、アレスさんがとてもイイ顔で言う。
「ああ、アレとコレが欲しいって商人ギルドで言えば良いだけだぞ。なんなら、値切るとか………追加を強請るとか………ライムちゃんの持っている金額だったら、ほいほい言うコトを聞くからな。ああ…それとな、商人ギルドに加盟している商人で、街に店を構えている者達の店には、その冒険者のブレスレットで買い物ができるからな。キャラバンを率いている商人達も買い物をさせてくれるしな。冒険者のブレスレットの使える店を利用すれば、現金を持って歩く必要は無いぞ」
ギルマスの説明に、ライムは前世でのクレジットカードやお財布ケータイと変わらない機能に内心でちょっとホッとしていた。
お金が欲しかったら、冒険者ギルドか商人ギルドに行って、このブレスレットを水晶板にかざすだけで良いなんて………本当にとても、便利ね。
転生前の世界で稼動していたシステムが、この世界でも広範囲に設定されているコトに、私はただただ驚くと同時になんとも言えない安堵を覚える。
前世の世界では魔力というモノは存在せず、科学というモノが世界の文明文化を支えている時代でしたから………。
前世、私の住んでいた国は自然災害がとても多いので、電力を使った通信システムが切れれば、即アウトというコトで、現金の存在は大きかったのよねぇ………。
お蔭で、他所の国から来たスリ集団とか強盗集団とか………じゃない。
いや、それにしても現金を持ち歩かなくても良いなんて、最高ですよね。
なにより、そういう意味での安全が確保されますもん。
まして、おろせる場所が、冒険者ギルドや商人ギルドなんですから………。
私は、コンビニで、現金を下ろす感覚に近いな、と思いながら言う。
「この冒険者のブレスレットって、便利なんですね」
「ああ、その代わり、ブレスレットに金額が刻まれる時に、税金とギルドへの手数料が自動で引かれるぜ」
なるほど、税の取りはぐりは無いというコトですね。
前世の世界でも、総背番号制?だとか言うモノを導入したんだから、この世界みたいに、税の自動天引きにすれば良かったのに………。
稼いでいる金持ちほど税金を真面目に払っていないのは、理不尽だと思ったっけ………じゃなぁぁ~い。
そう、こんな風にブレスレットにして、日本国内に滞在する者全員に、勝手に外せないよう嵌めておけば、犯罪者集団と化している不法滞在達の発見だって容易にできたでしょうに………。
そしたら、不法犯罪者を追い出すにしろ、税を徴収するにしろ、簡単にできたでしょうにねぇ………。
どうせ強制するなら、日本国にいる者すべてにそう課せば、不公平もなかったでしょうに………。
実際は、同国人(=日本人)には殊更に厳しくキツク、悪さする寄生虫のような害国人には甘々な国でしたからねぇ………。
特に、害虫人に篭絡された権力者が国家の中枢に群れて蔓延っていたのは、本当に切なかった。
じゃない、今、私はこの世界に生きているんだから………。
「ああ、それはかまいませんよ。便利に使える方が楽ですもん」
軽く私がそう答えるとほぼ同時に、シャリーンという音が………。
あれ? これ、あの犬印のワ○ンみたいじゃない。
コレに導入されているのかな?
たしか、もとが男性向けエロゲー会社だったから、色々なゲームから設定をほとんどそのまま導入なんてことして、あちこちつぎはぎしていたのよね。




