222★やっぱり無理だよねぇ………
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
はぁ~…本当に癒されるわぁ~………。
私にも、テイムの能力があるか確認してみようかしら?
いや、それはほぼ間違いなくダメよねぇ~………残念だけど。
だって、私の側には常にコウちゃんやガッちゃんのような桁違いの神獣がいるから、普通の魔物はびびってしまうわねぇ~………。
今は、遮蔽力の強い隠蔽が込められた結界の中でふたりともに熟睡しているから、ファラちゃんは気付いていないだけだものねぇ………はぁ~………。
ふたりが起きて、ほんの少しでも威嚇したら、ファラちゃんなんてペチャッてなっちゃうのは確実だもの。
自分達の兄弟姉妹でさえ、まだ蘇生もしていないというのに、言葉の端々に私からの愛情が減ると不服を口にしているくらいだから………特に、コウちゃんがね。
だから、新しい子を迎えようものなら、絶対に邪険にするもの。
前世でも、犬猫の里親ボランティアしていた友人に頼まれて、一時預かりとかしたら、ヤキモチをやいて大変だったのよねぇ………やっぱり、無理よねぇ………はぁ~………。
いっそのことテイムできる人を友達にして、ファラちゃんのように撫でさせてもらいましょうかねぇ………。
なんてコトを夢想して、意識を逃避させながら、私は、皆さんの意識が戻ってくるのを待ちました。
するとギルマスのアレスさんが、気を取り直して私に話しかけます。
「ライムちゃん、戻ろうか」
ようやく戻って来てくれたようです。
流石、冒険者ギルドのギルマスをしているだけあって、アレスさんの復活が一番早かったようですね。
私としては、とりあえず出すモノは出したので、もう此処(=持ち込まれた魔物を解体する場所)にようはありませんからね。
「はい」
というコトで、冒険者ギルドに戻ってきました。
そして、そのまま2階にある、ギルマスのアレスさんの部屋に、行くコトになりました。
もちろん【ホワイトファング】の皆さんに、可愛いファラちゃん付きです。
ちなみに、受け付けのお姉さんのアンジュさんは、途中で駆け出して一瞬で戻ってきました。
その腕に何かを抱えているので、その何かを取りに行って、持って来たようです。
そして、アレスさんのギルマスとしての部屋に、私達は通されました。
もちろん、応接室セットのようなモノを備えた場所があり、私達はソコに誘導されました。
ここは、特別な依頼などをパーティーに出す時の対応に使う場所だと、アンジュさんから聞きました。
そして、私はそこのソファーに座り、ギルマスのアレスさんが目の前に座っています。
後ろにあるソファーには【ホワイトファング】が………アンジュさんからお茶をいれてもらっていました。
そう、後ろのソファーの前にもテーブルがあるんです。
私の前のよりはかなり小さいですけどね。
もちろん、私の前にはデデェーンとしたテーブルがあり、既にお茶が置かれています。
もちろん、このお茶もアンジュさんがいれてくれたモノです。
そんな中、アレスさんがおもむろに口を開く。
「さて、これらの買取り金額の話しなんだが………」
と、ちょっとどこか何か言い難そうにしています。
とりあえず、言いかけた言葉の続きを促がします。
「どうかしましたか?」
私の言葉に、アレスさんが沈痛な表情で、その言葉を口にする。
「鑑定もしなきゃねぇーんだよ」
まぁ~………そうですよね。
価値と価格と、冒険者ギルドの取り分と、私に手渡す分とかを討伐した魔物ごとに計算しないとですもんね。
「まぁ~…それは、当然ですね」
だから、私は頷く。
「だから、俺のギルマスとしての経験から算出した金額の3割をまず支払うんだが………とりあえず、それで良いか? ライムちゃんは、今日この後に大きな買い物をする予定はあるか? あるんだったら、もっと出すぞ」
言われて、私は首を傾げる。
まだ、ここで何をするかは明確に決めていない。
とりあえず、画面越しで美味しそうだったご飯を食べたいだけなのよねぇ………。
うん、とりあえず予定は無いわね。
「今日、買い物をする予定はありませんね。ですから、その金額で十分です」
私の言葉に、アレスさんはホッとした表情になる。
「そうか助かる」
アレスさんがそう言い終わると、スッとアンジュさんが来て、変わった形の水晶の塊を持ってきて、そっと置きます。
「ギルマス、準備できました」
どうやら、さっき抱えてきたモノのようです。
「アンジュが持って来たこれは、受け付けに設置されているモノと連動しているんだ」
そう言って、アンジュさんが持って来た大きな水晶の塊に手を置いて、アレスさんが何やらセッティングしている。
たぶんだが、ギルマスの権限でしかできないことをしているのだろう。
ただ、冒険者ギルドの職員ではない私には、ギルマスのアレスさんが何をしているかは理解らなかった。
「ライムちゃんは、色々な素材や討伐証明を持って来たからね。その討伐証明と素材持込み買取りでランクが変わるんだ。ギルマスとしてここに来るまでに、今日の持ち込み分の階級換算したのを、今この中に入れたから………よしっ………やっと、準備が整ったな」
えぇ~とぉ………なんの準備ですか?




