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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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221/263

221★ちょっと盛りすぎちゃいました


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 ギルマスからの買い取り許可が出たので、私に向かってガンツさんが頭を下げる。


「ギルマスから許可をもらったから、頼む」


「はい」


 私は、レッドローズスネイクに、ブルーローズスネイク、パープルローズスネイク、ブラックローズスネイク、そして珍しいアルビノも付け加える。

 アルビノは、バラ模様が反射で浮かぶ、稀少(きしょう)なホワイト系で、幻(まぼろし)と言われている。


 出された、無欠けのローズスネイク達を見て、カンツの瞳が興奮で細まるのを見て、きっと祖先に入っていたんだろうなぁ~と思った私だった。

 うん、獣人さんは魅力的ですね。

 いや、鑑賞対象としですけどね。


「まぁこんなモノかしらねぇ? 流石(さすが)に、もう入らないってくらいに詰め込んだから………。あっ魔石の大半は消費したんで、ほとんど無いです。ローズスネイク種からも取って使いましたんで………」


 言外に、背負い袋の容量拡大と重量軽減のために、魔石を使用したというニュアンスで言えば、ガンツさんは頷(うなず)く。


 解体室の解体テーブルに乗せられた大量の討伐された魔物を前に、アレスはにこにこしているだけだった。

 その唇が………。


『予備費をたぁ~っぷりと溜め込んで置いて良かったぜ』


 と、まるで甘い吐息のように呟いていたのを見て、私はクスッと笑ってしまった。


 解体場で出すだけ出したライムに、アレスが声をける。


「そんじゃ向こうに戻って、ライムちゃんの階級登録のし直しだな」


 ギルマスのアレスさんが言った言葉の意味を即座には理解(わか)らなかった私は、きょとんとした瞳で気の無い声を無意識に出していた。


「はぁ~?」


 私が理解(わか)っていないことに気付いたガンツさんが、説明してくれました。


「あのな…嬢ちゃん、どうやら知らないみたいだから説明するな。ローズスネイクって魔物は、本来ならA級のパーティーでの討伐ランクなんだよ。それに、オーク種も全種類を取るってコトは、それに従う、オークナイトやオークメイジも結構いただろう。一般的なオークもな」


 そう言われて、わらわらと湧(わ)いてきたコトを思い出し、私は無意識に鼻にシワを寄せつつ頷(うなず)く。


「ええ、たっくさんいましたわね。それはもう……わらわらと……数えるのもめんどうなほど膨大な量がいましたよ。でも、雑魚のほとんどはお師匠様の攻撃魔法で、綺麗さっぱりと燃やし尽くされましたから……メイジやナイトもね。だから、そう言う意味では簡単でしたよ」


 ケロッとそう言う私に、【ホワイトファング】の面々は頭が痛いという風にコメカミに手を当てる。

 その中のひとりで、たぶん一番気が良いネクトさん(=ファラを従魔にしているので、私てきには一番良い人)が、苦笑いを浮かべながら言う。


「あのさ、討伐依頼A級。それも、パーティーのみが受けられるってことになっている。キラーアントってけっこうな群(む)れだったよなぁ?」


 確認するように聞かれたので、私は大きく頷(うなず)く。


「ええ、もの凄い数でしたわねぇ~………。いやぁ~………気持ち悪いくらいに、わしゃわしゃと居ましたね。まぁ……それは、まだ私には荷が重いでろうって言って、お師匠様がキラーアントクイーンを雷撃の一撃で落としましたよ。まぁ……残りは統制がとれ無い状態になっていたので簡単でしたよ。だって、ブリザードトルネードを打ち込みましたから………」


 その言葉に、 ファーズさんが感心したように言う。


「嬢ちゃん、マジで規格外だわ」


  ファーズさんの言葉に重ねるように、マイケルさんがふっと今(いま)そのことに気付いたと言う風に問いかけて来る。


「そう言えば、ライムちゃんの種族って?」


 マイケルさんにそう聞かれた私は、特に隠すつもりも無かったので、そのままあっさりと答える。


「えっ? 私ですかぁ? 私は、ハイエルフと人間のハーフでぇ~す。ただ、魔力量だけは、本来のハイエルフを超えるだろうってお師匠様に言われましたぁ~………。でも、私は、お師匠様以外と魔物討伐?をしたコトがありませんので、実際のところは判別(わか)りませんけど。だから、私と他の方々との違いは………残念ながら不明です。だって、比較対象がお師匠様しか居なかったので………」


「う~ん……まぁ~…そうかぁ~………だから、こんな感じに育つんだな」


「私は、お師匠様に、これから世間の常識を覚えて、旦那を見繕(みつくろ)って、可愛い孫を見せろって言われて、修行の終了を宣言されました」


「そっかぁ~……嬢ちゃんのお師匠様は、一般的な常識を教えてはくれなかったんだなぁ~………。その上で、旦那を見つけて孫を見せろって、逆にどんな無謀(むぼう)なクエストだよ」


 そのむちゃくちゃな性格と力で………という言外の言葉が聞こえましたけど、あえて無視します。

 

「だよなぁ~………嬢ちゃんのお師匠様って、きっと一般世間の常識が無いから、嬢ちゃんに冒険に必要なコトは教えられても、一般常識は教えてやれなかったんだなぁ~」


 【ホファイトファング】の皆さんが、かなり酷いコトを言ってくれました。

 そして、何故(なぜ)かアレスさんも、アンジュさんも、そして、カンツさんまで頷(うなず)いています。

 ちょっと、幻(まぼろし)のお師匠様の話しを盛り過ぎたようですね。


 でも、みぃ~んな妙(みょう)に納得していますから、これはこれでありというコトで………。

 ああ、ファラちゃんを撫で回して、私もこころの安寧を得ましょう。






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