220★ガンツさんに聞かれたので答えました
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
「大丈夫だよ、アンジュ。こういう時のための資金は、別に取り分けてあるからな。それに、今はどこのギルドにも【難攻不落の深淵の絶望ダンジョン】産の在庫は無いからな、すぐに売れるさ」
その内容を聞いて、私も少しホッとしました。
実はちょっと心配だったんです。
だって、どのくらいの金額になるか全然想像がつかなかったから………。
この世界のレートが不明なので、黙っていましたけどね。
前世でプレイしていた、レイパレ(R18)やRPG【黄昏の開放】のレートがそのまま適用されていると良いのですが………さてはて。
まぁ……お金はあるにこしたことありませんからね。
アレスさんやアンジュさんが不正なコトすることは無さそうですから、たぶんに適正価格で買い取りしてくれるでしょう。
アンジュさんは、1体ずつナンバーを振り、詳細とたぶん価格を書き込んだ紙のようなモノを付けています。
勿論、ギルマスのアレスさんと何やら会話しながら………。
アレスさんとアンジュさんがそんな会話?をしている中、ガンツさんは奥の扉を開けて、弟子の2人を呼び、解体待機の保存部屋へ運ぶコトを指示する。
弟子の2人が指示通りに動き始めたのを確認してから、ガンツさんが私を見る。
何だろうと思っていると………。
「あんた………えーと…ライムさん」
名前を呼ばれたので、一応は応える。
「はい、何ですか?」
ガンツさんは、私をしみじみと見てから問いかけて来る。
「《難攻不落の深淵の絶望ダンジョン》産はって言ったってことは、他の場所で討伐したモノも持っているってコトだよな」
そう聞かれたので、別に魔物を討伐したことを隠す必要を感じなかった私は、あっさりと頷く。
「はい、ありますけど?」
途端に、アンジュさんとアレスさんまで、慌てて私の側に来て、まるで齧り付くかのように言う。
そっちで、先に解体テーブルに乗せ賜物の価格付けしていたんじゃないんですか?
何時の間にか、私の隣りに2人とも戻って来ていました。
「「えっ他にもあるの(か)?」」
と、アンジュさんとアレスさんがびっくり顔でハモって聞いて来る。
同時に【ホワイトファング】の皆さんの目が………。
ライムちゃんのお師匠様って、いったいどんなヒトなの?
それと、あの背負い袋のインベントリの容量は?
という雰囲気でこちらを見ています。
だが、ここはその視線に気付かない振りをさせてもらいます。
ごめんなさい、本当はお師匠様なんて者は存在していません。
単にガッちゃんの食欲と、私の面倒くさがりが合致した結果、誕生した架空の存在です。
だから、実在しない幻のお師匠様なんです。
私はアレスさんの問いかけ、チラッと背負い袋の中を見るふりをしながら言う。
「ええ、主にダンジョンを出てから………その周辺で討伐したモノですね。美威歯に遭遇したから毛皮と歯を10匹分ありますよ」
それを聞いて、アレスさんがとても悔しがります。
「ダンジョン周りに居た。美威歯の毛皮と歯かぁ~………肉がめちゃくちゃ惜しいぃぃ~ぞぉ………」
アンジュさんが凄くイイ笑顔で言う。
「きぁ~………。美威歯の毛皮1枚は予約です、ギルマス」
なんか迫力あるなぁ~と思っていたら、ガンツさんが更に聞いて来る。
「他には?」
その問いかけに、私は小首を傾げつつ、再び背負い袋の中、実際には左の腕輪の中の討伐したモノを確認する。
「え~とぉ~……ソルス・ロス・エンダ村に向かっている時に遭遇した。ホーンウルフの角と皮に、キラーアントの上位種のアーミーアントの外皮でしょぉ~………。それから、地駆鳥がまるまる2羽に羽と皮が10羽分ですね」
いや、実際には、お肉として放り込んでるのは5羽分で、未解体が2羽いれてあったんで、面倒なので言ってみただけです。
羽根と皮は、実際は3桁くらいありますが、ここは10羽くらいにしておきましょう。
「ふむふむ、まるまる2羽の地駆鳥か、それも出してもらえるのか?」
「はい、いるなら出しますよ。そちらの解体テーブルに乗せればいいですか?」
「ああ頼む。ふむ……地駆鳥は弟子に捌かせでもよさそうだな」
そう呟くガンツさんを他所に、私は2羽の地駆鳥を解体テーブルに乗せる。
それを見て、ガンツさんが私に言う。
「その様子だと、もっと凄いのがいそうだな」
言われて、私は小首を傾げながら背負い袋の中にまだ入っているということになっているモノを、あらためて確認する。
「あぁ~…忘れていたわ。ローズスネイク全種類丸ごと入れていたの」
とは言っても、ローズスネイク種は、1匹づつしか出さない予定ですけどね。
そんな私に、ガンツさんが更に聞いて来る。
「スネイクパール付きか?」
額の魔石もどきも欲しいんですね。
「ええ、遭遇しちゃやったんで、なんとなく討伐記念にって、1体ずつ採取しただけなので、手付かずのまるのまんまで、たぶん全種類いますよ。なんなら、ローズスネイク種も出しますか?」
高額の上級魔物なので、ガンツさんはギルマスのアレスさんに言外の許可を求める。
「アレス」
そして、アレスさんは即答です。
「許可する」




