218★ちょっと…いや、だいぶ大きいようです
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
私は興味津々で短い道中も、冒険者ギルド内を見回しながら、ギルマスのアレスさんとその隣りを当然のように歩く、受け付け嬢のアンジュさんの後にほてほてと付いて行く。
2人の先導に従って付いて行けば、はい、あっさりと解体場に到着しました。
ソコ(=解体室)は思っていた雰囲気と全然違いました。
もっとこう、ものものしさを感じるようなところかと思ったら、意外なほど広く清潔でした。
いや、持ち込まれたモノ(=討伐した魔物)によっては、貴重な食材になることも多々あるから、綺麗なことは良いことですけどね。
何台もの、たぶんに解体テーブル?が、室内に整然と並んでいます。
イメージ的には、規模をかなり大きくした無人の小学生の教室みたいです。
ただし、椅子はありませんし、解体テーブルもかなり大きいですけどね。
まぁ……解体室の規模は、さしずめ体育館でしょうかねぇ………。
そんな私の感想など知らないギルマスのアレスさんが、私を振り返って言う。
「ココが解体室の解体場だ。でもって、あそこの扉の奥が、保管用の倉庫になっている」
説明された私は、見慣れない場所を観察し、一緒に付いて来たアンジュさんに聞く。
「それで、オークシリーズはどこに出せば良いのでしょうか?」
そう言う私の言葉に反応して、アレスさんが保管庫の扉とは別の扉へと近付き、その扉をガンガンと叩く。
と、すぐに扉が内側から開く。
「んだよっ…うっせーなぁ……そんな風にガンガン叩くなよ…………って、ギルマスかよ。なんだ、緊急の案件か?」
中から出てきたのは、かなりゴツイ、獣相を持つ男の人だった。
唇から少し牙が覗いているが、それ以外の特徴が無いので、過去世代に獣人が混じったが故の特徴だろうコトが見て取れた。
アレスさんはちょっと嘆息してから、大きく頷く。
「おう、緊急も緊急だぞ、ガンツ。なんせ、【難攻不落の深淵の絶望ダンジョン】産のオーク類だそうだからな」
そう言ってから、ギルマスは私を振り返って言う。
「ライムさん、ここに出してくれ」
と、かなり大きく頑丈な解体テーブル?を指さす。
が、それは普通のオークだったら余裕で軽く4体は乗せられる解体テーブルなのだろうが………。
私の持ち込んできた【難攻不落の深淵の絶望ダンジョン】産のオークは如何にせん大きかった。
そう、この時はまだよく理解っていなかったけど、通常タイプのオークより数倍大きかったようだ。
魚で言うところの倍数体とかいうヤツらしい。
えぇ~とぉ……何体乗るかなぁ?
実は、結構大きいんだよねぇ………乗せられても、せいぜいがオークとオークナイトくらいしか乗らないよ、コレ。
はみ出しても良いのかなぁ?
まぁ………言葉で説明するよりも、実物を見て判断してもらいましょうか。
「はい、それでは………」
そう答えて、私は指差された解体テーブル?に、オークとオークナイトを乗せる。
うん…2体でギリギリだわ。
いや、実際にはだいぶはみ出しているけどね。
「すみません、2体乗せるので精一杯です。あとは、1体ずつ隣りの解体テーブルに乗せてもかまいませんか?」
私の態度と、デデーンと乗せられたオークとオークナイトを見て、アンジュさんが口を開いた。
「ライムちゃん、悪いんだけど。ひとつの解体テーブルに1体でお願いするわ。大きさを見比べるのにちょうど良いし………」
と言われたので、私は一度オークナイトを回収し、隣りの解体テーブルに乗せなおした。
そして、オークも解体テーブルの真ん中に置きなおす。
「それじゃ、次のオークメイジを隣りの解体テーブルに乗せていきますね」
そう言って、私はその隣りの解体テーブルにオークメイジを乗せてから、更に隣りに移動して、オークジェネラルを乗せた。
そして、やはり隣りに移動して、オーククイーンを乗せ、また移動して、オークキングを乗せた。
「はい、オークシリーズこんな感じです。右手側から…オーク、オークナイト、オークメイジ、オークジェネラル、それから、オーククイーン、その隣りがオークキングで、全部で6体ですね」
こうして並べると、大きさが歴然ですね。
オークジェネラルで解体テーブルいっぱいいっぱいてですよ。
オーククイーンやオークキングにいたっては手足が完全に出ちゃってますもん。
それを見たアンジュさんは、感歎の溜息を零れ落として言う。
「流石【難攻不落の深淵の絶望ダンジョン】産ね。一番低ランクのオークでさえ、魔の森でコロニーを作っているキングオーク並の大きさがあるものねぇ~………本当に大きいわぁ~……」
いままで色々と討伐されて持ち込まれた魔物を見て来ただけに、その大きさがとんでもないことにいやがおうにも気付かされるのだ。
ギルマスのアレスもその感想に同意する。
「ああ、大きさからして、全然違うな、本当に」
ある種の感歎を感じているその隣りでは、 ガンツが嬉しそうに腕まくりをしつつ無意識に呟く。
「おぉー………腕が鳴るぜ。通常のヤツよりも、使いでが確実にありそうだな。流石、【難攻不落の深淵の絶望ダンジョン】産だな。それも、こいつぁー深部に巣食ってヤツだろう。浅層エリアで討伐される奴等と段違いにデケーからな」




