217★ゲームの中に出て来た設定と未解明の設定
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
ちなみに、完熟のソルス・エル・ピーシェの果実から、ごく稀に手に入ることがある種子は、土に埋めると3割の確率で発芽してくれるらしい。
何故らしいと言う断定しない言い方をするのかと言えば、ものすごぉ~く残念なことに、前世のゲームの中では種子を手に入れるができなかったからである。
だから、どういう設定のもとで種子を手に入れられるか不明だし、仮に完熟のソルス・エル・ピーシェの果実から種子が出てきて、手に入ったとしてもちゃんと発芽するかどうかも、実際のところは不明なのよねぇ。
それに、もともとの発芽率が3割だしね。
ついでに言えば、レイパレ(R18)やRPG【黄昏の開放】の中では、これまた極稀に【緑の手】と呼ばれるスキル持ちがいて、そのスキル持ちじゃないと、ソルス・エル・ピーシェの苗木をちゃんと成長させられないという設定になっていたのよねぇ。
こっちはちゃんと設定が出ていたけど、完熟のソルス・エル・ピーシェの果実から種子を手に入れる方法は、条件とか解説とかぜぇ~んぜん出ていなかったのよねぇ………。
もしかして、完全に運任せのランダム形式になっていたのかもしれない。
そう、種子が出るかどうかは神のみぞ知るで、それこそ、運営も把握していないのかもしれない。
そんな風に、前世のゲームのことを回想している間も、そこらじゅうで騒いでいる………うるさいです。
せっかく、愛らしいファラちゃんをもふって堪能しているのに………。
ファラちゃんは、念願のソルス・エル・ピーシェの果実をひとつ丸ごと食べたことによる陶酔感で、私の手にうっとりしながら撫で回されています。
まぁ…完熟タイプをあげましたからねぇ~……美味しかったでしょう。
私もあとでまた食べようかしらねぇ~。
たしか、ソルス・エル・ピーシェの果実には破邪や魔除けの効果もあったはずだしね。
なんて、のほほんとファラちゃんのモフモフの被毛を堪能する私を恨めしそうに見詰めて叫ぶ。
「大袈裟に騒ぐわっ……おまっ…お前なにしてんだよぉ~……わざわざ、拘束具まで使って、ファラを止めていたのにぃ~………どんだけの貴重品を………」
ファラちゃんの拘束具をガッチリと握っていた、マイケルさんがそう叫んだあとにガックリとうなだれてしまう。
そんなマイケルの肩を、まるでドンマイとでもいうように軽く叩いて、ネクトさんが微妙な表情で現実的なコトを言う。
「そうだよ、ライムちゃん。いくら、自分で採取したモノでも3個しか取れない………」
可愛いファラちゃんが完熟のソルス・エル・ピーシェの果実を食べて、満足という表情でうっとりしているのが嬉しい反面、とんでもなく貴重なモノを失わせてしまったという罪悪感がネクトさんを襲っているようですね。
あっ……そのおひとの様3つまでという制約って、何故か無効になっていたのよねぇ~………どうしてなのかしらねぇ?
ソレ(=採取の個数制限がなかったこと)を教えてあげたら、少しは【ホワイトファング】の皆さんってば復活するかしら?
「あっそれ、今は違いますよ。だぁ~れも冒険者が来ないので………それが、どうしでだかまでは理解りませんが、私はいくつでも採取できましたよぉ。だって、腐っていっぱい地面に落っこちている状態でしたから………」
私の言葉を聞いて、呆然としていたギルマスのアレスさんが溜め息混じりにボソッと言う。
「色々と前代未聞ばかりだが………とりあえず、移動しようか………」
出された討伐証明を運ぶのも面倒になったらしいギルマスは、なんかもう、私にお小言を言うのも馬鹿らしくなったらしい。
そんなアレスさんの言葉に乗って、私は頷く。
「あっはい、オーク類を出すために、解体場に行くんですよね」
私の確認の言葉に、どこか力なくギルマスのアレスさん頷く。
「ああ、こっちだ………」
そう言って歩き出したアレスさんに、私はのほほんと付いて行く。
その横には、受け付け業務担当のはずのアンジュさんまで付いて来る。
えぇ~とぉ……受付け業務を放り出して良いんでしょうか?
結構、新しい冒険者登録に来ていた人達並んでましたけど………。
まぁ……私の知ったことではないですけどね。
たぶん、サブギルマスのルディーさんがなんとかするでしょう………たぶん。
ついでに言えば、私にルゥニャルゥニャと鳴きながら、ファラちゃんが付いて来ようとしています。
が、それを止めずに、そのまま【ホワイトファング】の皆さんも、解体場へと向かう私達の後に続いて付いてきていた。
ちなみに、解体場でオークシリーズその他を出した後で聞いたんだけど、あの後ルドレイツ侯爵家の侍従のハインツさんは、サブギルマスのルディーさんにソルス・エル・ピーシェの果実をちゃんと【鑑定】をしてもらい、後料金(品物によって価値が変動するらしい)を払って、一目散にルドレイツ侯爵家へと帰還したらしい。
勿論、侍従のハインツさんは人目をはばかるくともなく『姫、今、ソルス・エル・ピーシェの果実を持って帰ります』と、叫びながら………。




