213★初心者割引はされますか?
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
気温の温度差に負けて、へたれているためか、設定したつもりでやって無かったようです。
ごめんなさい。
ちなみに、私の冒険者登録は、ライムの名前でしました。
冒険者登録は、ゼフィロス村で行ったモノとほとんど変わりありませんでした。
ただし、ゼフィロス村で冒険者登録した時の設定では使えません。
なんと言っても、この身体はアバターのハイエルフハーフですから………。
ここは色々と面倒なので、天涯孤独設定にしました。
そして、初めてというコトで、まずF級(=見習い)に難なく登録できました。
「はい、おめでとうございます、ライムさん。これで、今日から冒険者ですよ」
本来は、この冒険者始まりの町で冒険者登録するためには、一応冒険者になれるか?という試験があるらしいのですが、ハインツさんの横槍でソレは消えました。
うん、権力者って凄い………あらためて、そう思いましたよ、はい。
まぁ………あの、ルドレイツ侯爵家の侍従さんですもんねぇ………。
とにかく、早く手続きを済ませて、一刻も早くソルス・エル・ピーシェの果実を手に入れたいという本音が、しっかりと透けて見えます。
もちろん、依頼仲介の冒険者ギルドとしても、ルドレイツ侯爵家からせっつかれていたソルス・エル・ピーシェの果実を手渡したいので、本来は必要な色々な手続きをかなりすっ飛ばしていたらしい。
ちなみに、B級(=中堅)【ホワイトファング】さん達が、ジィーと見ているので、冒険者ギルドも不正しようがなくて、粛々と手続きしてくれたらしい。
受付けのお姉さんも、ちょっと引き攣っている。
冒険者登録した何の飾りも無い、鋼色のブレスレットには、ゼフィロス村の時と同じように、若葉マークみたいなモノが浮かんでいます。
が、これはこの際無視して、死蔵状態の討伐証明を出すコトにしました。
いや、いくら無限に入れられるって言っても、必要ないモノは綺麗にしたいんです。
前世で、ご近所に汚屋敷なんてモノがありましたから………。
いやぁ~………アレは凄かった。
行政処分ってヤツですか?ソレを施行されて………うん凄かった。
運び出された量が………ああはなりたくないです。
じゃなくって、色々と買取してもらおう。
「はい、ありがとうございます。それで、早速なんですが、討伐証明が色々とあるんですが、買い取ってくれますか?」
お金に困っている訳では無いが、入れっぱなしにしたくないので、早々に出すことにした。
「はい、大丈夫ですよ」
「あと聞きたいんですが、今日はじめて冒険者登録しましたが、初登録者には、3割引ってアレ、高ランクの討伐証明を換金しても、そのまま、適用されるんでかか?」
私の言葉に【ホワイトファング】の皆さんも、ああ~という表情をする。
当然、受付けのお姉さんも、上からせかされた理由を知っているので、頷いてから、近くに居た他のギルド職員に声を掛ける。
「少々お待ち下さい。今、ギルド長にそういう場合の先例を聞きに行かせましたので………」
その様子をじっと見詰めたまま、ひたすら我慢の子で待つハインツさんに悪いなぁ~と思いつつ、答えが返ってくるのを待った。
少しして、ギルド長本人が現れた。
「どうして、貴方がココに出て来ているんですか? ギルド長」
受付けのお姉さんは、それはそれはとても冷たい声で問いかける。
その裏には………。
『あんた、ギルド長なんだから、早くギルド長室に戻れや』
っていう副音声が聞こえていました。
が、そんな言葉を意にかいさず、にこにこしながらギルド長が聞いて来る。
「始めまして…えっと…ライムさん。で、良いのかな? 私が、この冒険者の始まりの街フォレンのギルドマスターのアレスだ」
至極楽しそうなギルマスのアレスさんに、私はとりあえず聞いて見る。
「あっ……はい、ライムと申します。それで、3割引きの特典って適用されるんですか?」
いや、お金に困っている訳ではないのだけど、ついつい前世の節約やら、割引セールや期間限定ってモノに引かれてしまうんですよ、はい。
私の率直な問いかけに、ギルマスのアレスさんはクスクスと笑う。
「おお、いいぞ、ギルマス特権で何を出しても………。どうせ、その初心者特権は1日限りだからなぁ………。明日の今頃には、その若葉は綺麗に消えるモンだからな」
快諾を得た私は、にっこりと笑う。
その隣りでは、受付けのお姉さんが溜息を吐いている。
そう言えば、このお姉さんの名前を聞いてないや………。
「ありがとうございます。受付けのお姉さんも、お手数をおかけしてすみません」
私の言葉に、受付けのお姉さんは自分が自己紹介していなかったコトに気付く。
「いいえ、コレが仕事ですからね。それと、自己紹介がまだでしたね。私はアンジュと申します。ライムさんも、困ったコトがあったら相談に乗りますので、些細なコトでも来てくださいね。それが業務改善になるコトもしばしばありますので………。それで、討伐証明や買取りの素材はどのようなモノがありますか?」
そう私に優しく言ってから、アンジュさんはクルッと振り返って、ギルマスのアレスさんに言う。
「ギルマス、なんで、まだ此処に、いるんですか?」




