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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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213/263

213★初心者割引はされますか?


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。


気温の温度差に負けて、へたれているためか、設定したつもりでやって無かったようです。

ごめんなさい。



 ちなみに、私の冒険者登録は、ライムの名前でしました。

 冒険者登録は、ゼフィロス村で行ったモノとほとんど変わりありませんでした。

 ただし、ゼフィロス村で冒険者登録した時の設定では使えません。

 なんと言っても、この身体(からだ)はアバターのハイエルフハーフですから………。


 ここは色々(いろいろ)と面倒なので、天涯孤独設定にしました。

 そして、初めてというコトで、まずF級(=見習い)に難なく登録できました。


「はい、おめでとうございます、ライムさん。これで、今日から冒険者ですよ」


 本来は、この冒険者始まりの町で冒険者登録するためには、一応冒険者になれるか?という試験があるらしいのですが、ハインツさんの横槍(よこやり)でソレは消えました。

 うん、権力者って凄い………あらためて、そう思いましたよ、はい。


 まぁ………あの、ルドレイツ侯爵家の侍従さんですもんねぇ………。

 とにかく、早く手続きを済ませて、一刻も早くソルス・エル・ピーシェの果実を手に入れたいという本音が、しっかりと透(す)けて見えます。


 もちろん、依頼仲介の冒険者ギルドとしても、ルドレイツ侯爵家からせっつかれていたソルス・エル・ピーシェの果実を手渡したいので、本来は必要な色々(いろいろ)な手続きをかなりすっ飛ばしていたらしい。


 ちなみに、B級(=中堅)【ホワイトファング】さん達が、ジィーと見ているので、冒険者ギルドも不正しようがなくて、粛々(しゅくしゅく)と手続きしてくれたらしい。


 受付けのお姉さんも、ちょっと引き攣(つ)っている。

 冒険者登録した何の飾りも無い、鋼色のブレスレットには、ゼフィロス村の時と同じように、若葉マークみたいなモノが浮かんでいます。

 が、これはこの際無視して、死蔵状態(しぞうじょうたい)の討伐証明を出すコトにしました。

 いや、いくら無限に入れられるって言っても、必要ないモノは綺麗にしたいんです。

 前世で、ご近所に汚屋敷なんてモノがありましたから………。

 いやぁ~………アレは凄かった。

 行政処分ってヤツですか?ソレを施行されて………うん凄かった。

 運び出された量が………ああはなりたくないです。

 じゃなくって、色々(いろいろ)と買取してもらおう。


「はい、ありがとうございます。それで、早速なんですが、討伐証明が色々(いろいろ)とあるんですが、買い取ってくれますか?」


 お金に困っている訳では無いが、入れっぱなしにしたくないので、早々に出すことにした。


「はい、大丈夫ですよ」


「あと聞きたいんですが、今日はじめて冒険者登録しましたが、初登録者には、3割引ってアレ、高ランクの討伐証明を換金しても、そのまま、適用されるんでかか?」


 私の言葉に【ホワイトファング】の皆さんも、ああ~という表情をする。

 当然、受付けのお姉さんも、上からせかされた理由を知っているので、頷いてから、近くに居た他のギルド職員に声を掛ける。


「少々お待ち下さい。今(いま)、ギルド長にそういう場合の先例を聞きに行かせましたので………」


 その様子をじっと見詰めたまま、ひたすら我慢の子で待つハインツさんに悪いなぁ~と思いつつ、答えが返ってくるのを待った。

 少しして、ギルド長本人が現れた。


「どうして、貴方がココに出て来ているんですか? ギルド長」


 受付けのお姉さんは、それはそれはとても冷たい声で問いかける。

 その裏には………。


『あんた、ギルド長なんだから、早くギルド長室に戻れや』


 っていう副音声が聞こえていました。

 が、そんな言葉を意にかいさず、にこにこしながらギルド長が聞いて来る。


「始めまして…えっと…ライムさん。で、良いのかな? 私が、この冒険者の始まりの街フォレンのギルドマスターのアレスだ」


 至極楽しそうなギルマスのアレスさんに、私はとりあえず聞いて見る。


「あっ……はい、ライムと申します。それで、3割引きの特典って適用されるんですか?」

 

 いや、お金に困っている訳ではないのだけど、ついつい前世の節約やら、割引セールや期間限定ってモノに引かれてしまうんですよ、はい。


 私の率直な問いかけに、ギルマスのアレスさんはクスクスと笑う。


「おお、いいぞ、ギルマス特権で何を出しても………。どうせ、その初心者特権は1日限りだからなぁ………。明日の今頃には、その若葉は綺麗に消えるモンだからな」


 快諾を得た私は、にっこりと笑う。

 その隣りでは、受付けのお姉さんが溜息を吐いている。

 そう言えば、このお姉さんの名前を聞いてないや………。


「ありがとうございます。受付けのお姉さんも、お手数をおかけしてすみません」


 私の言葉に、受付けのお姉さんは自分が自己紹介していなかったコトに気付く。


「いいえ、コレが仕事ですからね。それと、自己紹介がまだでしたね。私はアンジュと申します。ライムさんも、困ったコトがあったら相談に乗りますので、些細(ささい)なコトでも来てくださいね。それが業務改善になるコトもしばしばありますので………。それで、討伐証明や買取りの素材はどのようなモノがありますか?」


 そう私に優しく言ってから、アンジュさんはクルッと振り返って、ギルマスのアレスさんに言う。


「ギルマス、なんで、まだ此処(ここ)に、いるんですか?」






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