211★なんとかごまかせました
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
そして、そんな呪具のセイで、シルビアーナ自身も周囲りに対する興味がかなぁ~り薄かったから、知らなかったのかもしれないわね。
だから、お父様やアルディーンお兄様は、故意に私にその情報(=妹様の現状)を教えなかったのかも。
だって、噂好きの貴婦人達やクラスメイト達がそんな話しをしているの聞いたことないし………。
アーダベルト小父様とアルディーンお兄様達が、最新の注意を払って、噂にならないように隠していたのかしらねぇ?
冒険者登録を済ませた私に、ソルス・エル・ピーシェの果実が必要だって言ってくだされば良かったのに………。
いや、シルビアーナが無謀なことして、ソルス・ロス・エンダ村に行って、ソルス・エル・ピーシェの果実を手に入れようとすることをさせないためだったのかも………。
残念、最初に訪れた村がソルス・ロス・エンダ村でしたのよ、お父様、アルディーンお兄様。
だから、その話しをチラッと呪いの片鱗の話しでもしていただけたなら、ソルス・エル・ピーシェの果実を手渡すことができましたのにねぇ………。
ルドルフ廃皇太子とブランデル廃皇帝が、セレナーデ皇太后さまの手によって、種ナシになったって言うから、【ソーマ】と【エリクサー】というモノを手渡しましたのよ。
【ソーマ】や【エリクサー】が呪いに効くかはわかりませんが、一時しのぎや延命には使えるでしょうけど………解呪は無理ですよねぇ…流石に。
アルディーンお兄様の妹様は心配ですけど………。
だからって、またアバターと本体のボディチェンジをして、私の宮(=たぶん皇太子宮)に行くのは、やっぱりイヤですわ。
ふむ、ここは、お人好しの振りしてでも、その呪われているというアルディーンお兄様の妹様にソルス・エル・ピーシェの果実を食べさせてあげた方が良いわね。
だって、アーダベルト・ルドレイツ侯爵は、娘を溺愛しているって噂があったから………。
もしも、その姫が呪いで亡くなったりでもしたら、ルドレイツ侯爵の領地経営に支障が出る可能性があるもの。
領地経営が失敗したら、お父様達がてこ入れしなきゃってコトになりますものね。
そしたら、やっと自由を得たシルビアーナが、急遽、皇太子として戻らないと………なんてコトななるかも知れないじゃない。
でも、アルディーンお兄様の妹様ってば、誰に呪いをかけられたのかしらねぇ?
じゃなくって、あの辺りの冒険者ギルドって、たしかに、私への対応は悪かったけど………そんなコトして良いの?
たしか、補助金で維持していたはずでしょう?
これは、ちょっと聞いてみた方が良いかな?
なんにしても、情報が欲しいわ。
だから、私はソルス・ロス・エンダ村で聞いた話しを混ぜて聞いてみる。
「たしかに、私が行った時には冒険者ギルドの職員はひとりも居ませんでしたからね。一応、現在は週に2回ゼフィロス村から来ていると聞きました。それに、帝国の方から補助金が入っていて、かろうじて維持しているって聞いていますが?」
その言葉を聞いて、エランさんが私に言い聞かせるように言う。
「ライムちゃん、冒険者は、人助けが仕事じゃねぇ~んだよ。ちっとでも、ヤバイって噂が流れて来たら、誰も行かなくなるのは当然なんだよ。だから、ギルド所属の上級冒険者が、その噂の危険度を実地で確認してから、どの階級の冒険者パーティーなら行っても良いかを判断するんだ。その感情に左右されない判断が依頼を受けるパーティーの階級と危険度に対する料金に反映するんだよ。今は、あっちこっちに色々な噂が飛び交っててさ、ギルドの調査もおっついていないてぇ~…のが、現状なんだよ」
その情報を聞いて、私は本気でびっくりする。
「えっえぇぇぇ~………そうだったんですかぁ? それはぜんぜん知りませんでした」
そう言ってしまってから、内心慌てて、私は不自然にならないように、もっともらしい言葉を続ける。
「私は、母の友人に色々と連れ歩かれていましたので………。だから、お師匠様と呼んでました。そのお師匠様から、少し前にやぁ~っと『まぁ…このぐらいできるようになったから、合格としてあげましょう。もう、ひとりで冒険者になっても良いよ』と許可されたので、ここに来たんです」
そう言いながら、私は内心で、もう1度、冒険者登録しないといけないなぁ…と思った。
だって、ボディチェンジしているから、シルビアーナの冒険者カードは使えないもの。
いや、血を垂らしてボディチェンジしたから、使おうと思えば使えるんだけど、それだとお父様やアルディーンお兄様に行動が筒抜けになること間違いなしなんだもの。
それじゃぁボディチェンジした意味が無い………とは言わないけどね。
だってシルビアーナの身体ってめっちゃ脆弱だったから………。
そんなことを考えつつも、私は無意識にネクトさんに抱き付いたままのファラちゃんの頭を撫でる。
その微かな甘い香りだけで、ファラちゃんは喉をゴロゴロと鳴らす。
大型の猫科って本当に可愛いわねぇ~………いずれ、コウちゃんもこのくらいになってくれるのかしら?
ガッちゃんは、大きさを自由意志で変えられるようだけど。
なんて、明後日なことを考えていたのは内緒です。




