↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
209/261

209★私もガッちゃんっと似たり寄ったりかも………


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 まぁ………そういう意味では、私もガッちゃんと大差ないわね。

 何か食べたい、お腹が空いたという感覚が、実(じつ)は今(いま)も続いてます。


 だから、画面越しでしか見れないお店に入って食べることで、その口寂(くちさび)しさというモノを解消しようと思うんですけどね。

 なかなか、そうは上手(うま)くいかないようです。

 まさか、最初に訪れたお店がつぶれているなんて………。

 あまりにもそのことが残念過ぎたセイか、余計に村や町、それに街とかで何かを食べたいって要求が強くなっちゃったのよねぇ。


 だって、パーティー会場のテーブルにこれでもかと、ずらぁ~りと並ぶ豪華な食事があったとしても、私はそのテーブルに近づくことすら禁止されていたから………。

 だから、私は一度もそんなパーティー会場の手の込んだ豪華な食事など食べたコトなんて無かったのよ。


 あの廃皇太子になったルドルフの婚約者として、皇太子妃扱(あつ)い(=実際は、魔力搾取するための生け贄だが、表向きはそういう立場だった)の時に言われたのよ。


『ブクブクと醜(みにく)く太ったお前のような者が、宮廷料理人が腕を振るい、贅(ぜい)を凝(こ)らした豪華な料理の側に近寄るんじゃない。せっかく招待した賓客の食欲が失せるだろうが……料理の乗ったテーブルに近寄るのは禁止だ。破ったら、食事を今の量の半分にさせるぞ』ってね。


 そして、侍従や侍女に向かって、あのボケナスは命令したのよ。


『其処(そこ)の不細工(ぶさいく)(=シルビアーナ)を、料理の乗ったテーブルに近寄らせるな。我が帝国の資質を疑われる』ってね。


 だから、私はパーティー会場の豪華な料理が並ぶテーブルの側にすら寄ったことが無いわ。

 今更(いまさら)ですが、パーティー会場に並べられていた豪華な料理は、どんなに美味しいモノだったのでしょうか?

 今でも、そう思う時がありますよ。


 目の前の見えるところに、手が届くところにあるのに、一度も許されませんでしたから………。

 目の前の食べ物は、私にとって砂漠で夢見るオアシスの蜃気楼(しんきろう)のようなものでしたから………。


 日々の食事は、朝・昼・晩と個室で与えられていました。

 口寂(くちさび)しさを紛(まぎ)らわすモノをと訴(うった)えに訴(うった)えてもダメと言われて、最終的に皇太后陛下に涙目で訴(うった)えて、非常食を用意してもらったぐらいですから………。

 ただ、非常食用ですので、干し物系でしたけど………。


 だから、そのコト(=食事制限やパーティー会場の料理を食べるどころか料理の乗ったテーブルの側に近寄ることすら禁止された)を知った皇太后陛下に、アルディーンお兄様、そして、お花畑の弟皇子のレオンハルト君も、良くそれを不憫がって私にお菓子を差し入れてくれたわ。


 あとは、お父様のご友人とか、数は少ないですけど、私に会いに来る時は、とびきり美味しいお菓子をたくさんお土産で持参してくれてました。


 ちなみに、ロザリー先生は私に入る情報をとにかく遮断(しゃだん)し、厳(きび)しく躾(しつ)けていたけど、皇太后陛下に、アルディーンお兄様、そしてレオンハルト君にお父様とその友人が来ている時は、側から離れているコトが多かったわね。


 お父様達が持って来た、お土産を食べてはいけないとも言わなかった。

 今(いま)にして思うけど、ロザリー先生は、どういう人だったんでしょう………じゃないわ、現実逃避しても仕方が無い。


 とりあえず、ちょっと状況がリセット状態になったから、別の話しを………と、思ったら………。 


「いい加減にしろっ……ファラっ………ネクトも甘やかすなっ………」


 と、エランさんが強く叱責した途端に、ファラちゃんはシュンっとなって私に抱き付く腕の力を緩めて、ネクトさんへと怒られたコトを訴えて哀し気に鳴く。

 が、そんなファラちゃんの様子など知らんぷりで、エランさんはすまなそうに頭を下げて私に謝って来た。


「そのぉ~……すまなかったなぁ…ライムちゃん。コイツはさぁ…ソルス・ロス・エンダ村でしか採(と)れないソルス・エル・ピーシェの果実が大好物なんだよ」


 それを聞いて、エランさんに怒られ、拗(す)ね目でネクトさんの腕にしがみ付き、私をジィーと見ているファラちゃんがちょっと可哀想になって言う。


「あのぉ~……なんでしたら、ソルス・エル・ピーシェをひとつだけですが、お分けしましょうか?」


 私の言葉に、 ファーズさんが首を振る。


「ダメだぞぉ……せっかく自分であの村まで行って、採取して来たんだろう。まだ持っているなら、それはいざという時のために使えよ。そういう貴重なモノは、安易(あんい)に出して良いモンじゃねぇ………。今(いま)、あのソルス・ロス・エンダ村の周辺(まわ)りは変だからな。本来、あの周辺(まわ)りには居るはずのない、かなり上位ランクの魔物も目撃されているくらいだからな。大物を間引くために、大討伐の話しも出ているくらいだからな」


 あっ…それ、多分だけどぉ………かなぁ~り、私達(=主(おも)にガッちゃんのご飯として)いただきました。

 だから、ソルス・ロス・エンダ村の周辺(まわ)りに居た魔物はだいぶ討伐して来たんで、もしかしたらもうそんなに居ないかも………なんて、言えませんよね、そんなこと。


 だって、生真面目に言うファーズさんに、うんうんとマイケルさんが頷(うなず)いているんですもの。

 それとは別に、哀(かな)し気(げ)に鳴いて訴えるファラを抱き込み、こちらを物欲しそうにしているネクトさんと、思案顔のエランさんはファーズさんの言葉に介入(かいにゅう)しそうにありません。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。