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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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200/266

200★思い起こされた運営のアレコレ


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 愛らしい姿にクラクラしている中、不思議そうに聞く。


「あのぉ………マスター…コウちゃん……運営側ってなんですか? 話し的(てき)には、神様の代理みたいなモノなんですかぁ?」


 聞きなれない単語を口にする私達に、困ったような顔をするガッちゃん。  

 その姿に、私とコウちゃんは、顔を見合わせて首を傾(かし)げる。


「そうね、たしかに神様に近いかしらねぇ………」


『どっちかっていうとぉ………この世界の管理者的なモノじゃないかな? まぁ…言い得て妙だけど、神の代理といえば代理かもなぁ………いや、システムかな?』


 そんな私とコウちゃんに、不安そうにガッちゃんが話しかける。


『なんとなくですが、一応は、理解(わか)りました。それでいくと、マスターはもうレベルが高いから、転移の魔法陣とやらは使えないのでは………』


 そうガッちゃんに指摘されて、私はちょっときょとんとしてしまう。


「えっ? あれ? ダメかしら………」


 あれ?そう言えば、私ってばあの【難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョン】を攻略した扱(あつか)いになるのよね。

 ついでに言えば、妖精さん達の助力を得て、あの死薔薇(しそうび)の鞭(むち)で、バカバカとかなり高ランクな魔物達を討伐しているわ。


 うわぁ~………ステータスボードみたいなモノが無いから自覚が薄かったけど、もしかして私ってば、レベルがかなり高い扱(あつか)いになっちゃったりするの?


 ガッちゃんからの言葉に、私もちょっと不安になってしまう。

 が、しっかりと記憶のあるコウちゃんは、黒いオーラをまといながらにっこり笑う。


「それは、大丈夫だよぉ~……クスクス。あれって、冒険者ギルドにパーティー登録していないと起きるイベントだったからねぇ~………。今(いま)のママは、冒険者登録していない状態でしょ。だって、アバターにチェンジしたばかりだから、登録したのは、あくまでもシルビアーナの身体(からだ)でだからね。それに、現在は前世で出合ったパーティーの仲間なんて者は、この世界には存在していないからね。まぁ…ママと同じように転生して、こっちの世界に産まれている人は居るかもしれないけどね。……だから、たぶん大丈夫だよ。ダメだったら。また、とりあえずのパーティー仲間を探せばいいじゃん。今回は、ガッちゃんがいるから、仲間を見付けるのは簡単だよ」


 そう言えば、ゲーム初心者の頃は、冒険者ギルドの紹介で受けた仕事をしていると発生するイベントの方が、自然に発生するイベントより発生し易(やす)かったし、ポイントも余分にもらえたわね。


 だから、みんなはギルドの依頼を受けて、イベントを発生させてレベルを上げていったわ。

 中級を超えると、自然発生したなんのヒントも情報も無いイベントのほうが、もらえるポイントも多かったし、ジョブのレベルが上がりやすかったわね。

 段々(だんだん)と私も、ゲームの内容を思い出してきたわね。


 ただ、この世界に自分のステータスを見るモノが、無いのがちょっと難点よねぇ………ステータスボードがあったら楽だったのにねぇ。

 もちろん、攻略サイトや掲示板なんてモノも無いものねぇ………。

 はぁ~………ゲーム内だったら、そういうモノが便利に見れたのになぁ………残念。


 それで、自分やパーティーの苦手なモノとか足りないスキルとかを、簡単に確認できたけど、ここじゃそんなモン存在してないのよねぇ………。


 ついでに、ちょっと失敗してトラウマになった内容のことも………。

 私は、ついついその時の鬱屈(うっくつ)を思い出し、それを口にしてしまう。


「ねぇ…コウちゃん、ループ状態になって出れないってコトは無いのかしら?」


 不安そうな顔をしている私に、コウちゃんはにっこり笑う。


『クスクス………ママぁ~………すっかり忘れているようだねぇ~………。あの恐竜もどき達てさぁ~………50パーセント以上が一定期間に狩られると、全滅しちゃう可能性が出るからって………その存在を自動回復するためにぃ…恐竜もどきを殺しまくった、犯人………じゃなくって………冒険者達が強制送還されてしまうっていう………』


 コウちゃんの記憶誘導で、私もそのコトを思い出す。


「あぁ…そういえば、そんなコトあったわねぇ~……たしか掟破(おきてやぶ)りが趣味の暗殺ギルドのメンバーが、ひとりで行動していて魔の山への転移の魔法陣の稼動停止範囲の制限ぎりぎり引っかかるかな? ってくらいにレベルを無理矢理に抑(おさ)えて特殊アイテムや特殊装備をインベントリ内に隠して、恐竜もどき達の居る魔の山にまんまと転移して………セーフティーゾーン近くの大きな岩陰で、帰還転移の魔法陣が稼動する、定員の6名が合流してから………。あそこの恐竜もどき達を、狩りに狩りまくったって………たしかに聞いことあったわねぇ………」


 その時のことを思い出していると、コウちゃんが続けてその内情を言う。


『うん、どうも暗殺者ギルドのメンバーになる人達って、何故(なぜ)か反射神経がいまいちドンくさいみたいなんだよね。だから、影や闇に隠れて静かに忍び寄り相手を倒すっていう戦闘を好むようになるんだって………』


 コウちゃんにあらためて言われて、私もその掲示板に書かれていた内容を正確に思い出す。




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