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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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197/275

197★思い出したのは運営の仕組んだ鬼畜設定


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 その他のソロプレイヤーの痕跡だって、10回のログアウトとログインをして、初めて痕跡を見付けられるっていう設定だったわ。

 だいぶ後半になってから、掲示板に運営が仕掛(しか)けた鬼畜設定とかいうスレッドで見付けて、ガックリしたのを覚えているわ。


 はぁ~………冒険者としての始まりの街・フォレンかぁ………。

 コミュ症でソロブレイしているプレイヤーを強制的に、パーティーを組ませるっていうトラップ(罠)があるのよねぇ。


 ソロプレイしているプレイヤーがその区域に入ると、ソロプレイヤーだけをターゲットにした、鬼畜な設定のトラップ(罠)が発動する仕掛(しか)けになっていたのよねぇ。

 でもって、そこに設定されている条件を全部達成しないと、その区域から脱出できないようになっていたのは、本当にまいったわ。


 私はその事実を知った時、運営の外道さかげんに、もの凄く腹が立ったことを覚えているわ。

 そして、そんな運営の言い訳が、ソロでの冒険者にパーティーを強制的に組ませるためのシステムってことになっていたのよねぇ~………。


 ほんっとに、ムカつくわ。

 ソロの何が悪いのよっ。

 単独行動が好きな私には、いい迷惑だったわ。

 まぁ~……それでも、ゲームを止めなかったのは事実だけどね。


 当時はそんな運営の思惑なんて知らないままで、私と同じように苦労している冒険者が居るなら、このさいコミュ症だなんだと言ってられないって、とにかく一緒に協力してでも、その区域から抜けるための帰還用の魔法陣を探そうと思ったわね。


 帰還用の魔法陣を探して、その区域を抜けだせば、その後は何とかなるって思っていたからね。

 だって、どうやってもログアウトしたところにしかログインできなかったから………。


 いっそのこと、もう一度やり直そうか?って思って、リセットを断腸の思いで押したこともあったわね。

 ただ、残念なことに、その覚悟というか、思い切りはスカッたけどね。

 だって、スイッチを押しても自分で作った設定が、全然リセットもされなかったんだもの………はぁ~………。


 そして、さぁ~もう一度ってログインすれば、ログアウトしたところにログインだったわ。

 本当に何が何でも、パーティーを組まないと、その区域から抜けることもできないようになっていたわ。

 リセットして最初からやり直すっていうこともできない、っていう鬼畜設定に涙が出たわよ。


 もう、こうなったらしょうがないって諦(あきら)めて、それからはひたすらセーブポイント(=セーフティーゾーン付き)周辺(しゅうへん)を巡(めぐ)ったわ。

 僅(わず)かでも、他の冒険者の痕跡があるところを、ひたすらにグルグルと歩き回ったのよねぇ………。


 それこそ、まるで聖地を巡(めぐ)る、巡礼(じゅんれい)の旅のように延々(えんえん)とね。

 そして、自分以外の冒険者を見付けた時は、抱き合って泣いたわね。


 うふふふふ………でも、2人になったからって、帰還用の魔法陣が簡単に見付かったわけじゃなかったのもたしかな事実よ。

 それこそ、運営の底意地の悪さが発揮されるような設定になっていたのよねぇ。


 だって意地悪いことに、規定人数を見付けて、パーティーを組まなきゃ、その空間から脱出できない設定になっていたのよっ。

 そして、その規定人数は、6名だったの。

 それも、前衛(=戦士や騎士など)が2人に、後衛(=魔法使いや狩人など)そして、支援(=治癒師や神官など)でパーティーメンバーを揃(そろ)えなければならなかったのよ。


 ようするに、その設定された空間に規定役職の6名が入り、ちゃんと合流して、ひとつのパーティーとして組んで初めて、脱出路にいたる道の手がかりが出現(あら)われる設定だったのよ。

 本当に、やってられないわって何度も思ったっけ………。

 それでも、やめられなかったのよねぇ~………ゲームにモロにガッツリとハマッていたから。


 規定の役職持ち6名の冒険者が全員合流してパーティーを組み、互いに協力しあい、励(はげ)ましあって、必死になって、帰還するための魔法陣を探しているって状態になって、初めて魔法陣へとたどり着くクエストが始まるなんてねぇ~………。


 ほんとぉぉぉぉ~に、ありえないまでの外道な設定だったわね。

 でも、誰もそのコトを攻略の掲示板に書いたりしなかったわ。

 だって、あんなに苦労したんだもの、みんなも苦労するべきだって、思ったもの。


 ついでに、あの事件で、冒険者が何でパーティーを組むのか肌身で実感したから………。

 あの後、その時のメンバーと、ずぅ~っとパーティーを組んでいたもの事実よ。

 結局、あのときに出合った冒険者達と、パーティーを組んだのよね。


 勿論(もちろん)、自分専用の拠点(きょてん)とクランを作って、サポートメンバーとして、奴隷商から子供達(=ゲームの中だったので当時はNPC)を購入して、養子にしたのよねぇ。

 それが、あんな風に育っていたのは感慨深いわね………じゃなくって。


 あの強制イベントって、パーティーを作れない?入れない?人間達に対する救済処置だって、だいぶ後になってから、攻略掲示板で知ったのよね。

 だから、冒険者の最初の街と設定されている、フォレンの街からそんなに離れていない場所(=魔の森に面した側)に、ああいう鬼畜設定の隔離された空間が設置されていたのよね。




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