196★ガッちゃんから異議が入りました
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
「ああ、フォレンの街ね。たしかに、ある程度の人口はあるし、魔物対策の防壁もちゃんとあったわね。それに、街壁の外に出てすぐの森は、魔の森の最外側だから、女子供でもちょっと頑張れば討伐できるような弱い魔物しかいないって設定になっていた場所だったわね。それに街壁に近い場所でも、ちょっとした薬草やハーブが採取できるし、下級の魔物でも最弱の魔物のツノウサギに、イノシシの一種のツノイノーやニワトリの仲間のツノニワン程度しか出なかったわね。それなら、冒険者初心者(ひとりでの外歩き初心者でもある)の私でも、コウちゃんとガッちゃんもいるから、なんとかなりそうね」
コウちゃんの提案に、とりあえずの行き先を決めようとしたら、ガッちゃんがちょっとモジモジしてから言う。
『マスター………もっと、こう強い魔物が食べたいです。ツノイノーやツノウサギにツノニワンじゃぁ…とても辛いです。せめて、マスターが呼んでいた、ティラノサウルスもどき? トリケラトプスもどき? メガロサウルスもどき? イグアノドンもどき? ギガノトサウルスもどき? アロサウルスもどき? ぐらいは食べたいです。眠っている子達を起こすためにも、もっと魔力のある魔物が食べたいです。それに、魔晶石を作り出すんだったら、そのぐらいの魔物を食べないと、必要な大きさのモノを作り出せません。マスターの魔力だけで、あの子達を起こすとなると、ひとり起こすだけでも、マスターが倒れちゃいます。だから、魔素や真那をたっぷりと蓄えている魔物が食べたいです』
ガッちゃんの異議に、ちょっと困ったなぁ~と思う私を助けるように、コウちゃんがクスクスと笑って言う。
『ガッちゃん、大丈夫だぞ。魔の森の奥に行けば、そいつらの居る魔の山に転移する魔法陣があったはずだから………ねっ、ママ』
そう言われて、私はゲームの中でソロで動いている時に、トラップ魔法陣に踏み込んでしまった苦い過去を思い出して頷く。
「あぁ~………そう言えば、そんな魔法陣あったわねぇ~………。う~ん、真那を内包している魔物ねぇ………。たしか、ダンジョンの外に居る魔物は魔素は持っているけど、真那を含有していないのよねぇ~………。そういう魔物は、ダンジョンの深層にしかいないから、どこかのダンジョンに入らないとダメかなぁ………」
そう答えながら、私は思わず死んだ目をして、遠くの空を見詰めてしまう。
そう、始まりのフォレンの街で、私って結構強くなったわぁ~って思って、森の奥に行って、その魔方陣に引っかかって、恐竜達の棲家を泣きながら走ったけ………。
【難攻不落の深淵の絶望ダンジョン】でも、【黄泉帰りのダンジョン】でもない、名前の判明していないダンジョンがいくつかあったのよねぇ~………。
私が知っているだけで、6つあった気がするわ。
勿論、【難攻不落の深淵の絶望ダンジョン】と【黄泉帰りのダンジョン】を抜いて6つ、含めたら8つもあるのよ。
ちょっといくら何でも、ダンジョンが多くない?
とは思うけど、女神の神子を解体した者達のやらかしで、次元が裂けたままになった空間があるから、もしかしたらその修繕のためのエネルギーを集めるために、新たに創造られたダンジョンかもしれないわね。
まぁ…それはおいておいて、名前が判別らない判明していない6つダンジョンのうちの3つは、確実に恐竜もどきが巣食っていたのよねぇ~………。
残りの3つは深層まで行ってないから、ちょっとどの程度か判別らないわねぇ………。
あの6つのダンジョンは、なんて言う名前のダンジョン達だったのかしら?
じゃなくって、あの当時はフォレンの街に戻るだけの転移魔法を、使えるなんてコトは無かったから、ほんとぉぉぉぉぉぉ~に大変だったわ。
うふふふふ………何度も死にかけて、泣きながら走っていたわねぇ~………。
そんな状況でも、何故か死に戻りしなかったのよねぇ~………そう、死にかけるけど、自分の回復魔法とか、持っているポーションでなんとかなったのよ、不思議なことにね。
それに、何でこんなに、あちこちセーブポイントがあるの?って思ったわ。
セーブポイント全部てに、付いていたわけじゃないけど、その場に一定時間留まればセーフティーゾーンが、全回復してくれるっていう………謎な設定もあったっけねぇ~………。
遠い目になっちゃうのは しょうがないわよね。
ただし、残念なことがひとつあったわ。
だって、リセットして、フォレンの街に戻るって方法が取れなくなっていたんだもの。
だから、全回復しては、帰還用の魔法陣をひたすら探したわよ、延々とね。
まさか、運営がソロで居る限り、帰還用の魔法陣が見付からないなんて外道な設定をしているなんて思わないもの。
単に、私が見付けられないだけだと思っていたわよ。
それこそ何度もログアウトしては、ログインして探したわねぇ~………。
その内、私以外にも同じコトをしている存在がいるらしい痕跡を見つけて、ある意味ではホッとしたわね。
そう、こうしてログインとログアウトを繰り返している人は私だけじゃないって………。




