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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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201★地獄の沙汰(さた)も………もとい、どんな世界も金次第


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 私がアバターの種族をハイエルフのハーフにしたのは、番(つがい)システムに引っ掛かる危険はほとんどなかからだもの。


 ついでに言えば、ハイエルフって人族並みに身体能力が低いから、人気があまりなかったのよねぇ………。

 実際は、純粋な人族に比(くらべ)べたら、かなり身体能力が高いのに、他の獣人族(=基本が脳筋で、身体能力はべらぼうに高い、そのぶん短絡思考が多い)に比(くら)べるとかなり劣(おと)るために、純粋な人族とハイエルフはどっこい扱(あつか)いされているのは事実なのよねぇ………はぁ~………。


 でも、そんなの魔道具とかで、どうにでもなるのにねぇ。

 運営会社の思惑に踊(おど)らされて、獣人、特に竜人族や人狼族、それに虎人族なんかを選ぶプレイヤーが多かったのもたしかね。


 そのこと(=、番(つがい)システムのエグイ設定)が判明(わか)ったことで、種族を純粋な人族にして、番(つがい)システムの介入を防護(ふせ)いだほうがお得だってなったのよね。

 番解消(つがいかいしょう)の特殊アイテムを求めてダンジョンを潜(もぐ)って、ひたすら課金しているプレイヤーも結構いたもの。






 番(つがい)システムという設定(=行動制限と言う重(おも)し?)に辟易(へきえき)した人達の中には、それまでの経験値その他を全部捨てて、最初からアバターの制作のしなおしをしたプレイヤーもいたらしいしね。


 運営にとっては、金のなる木が番(つがい)システムよねぇ………へんなところで、がめついって思ったっけ。

 本当に、番(つがい)システムって痛(いた)し痒(かゆ)しなのよねぇ………。

 それだけだったら、プレイヤーのみんなも、獣人を選ばなかったと思うのよ。


 ただ、それ(=行動制限と言う重(おも)し?)を補(おぎな)うように組み込まれている、特典?がとてもいやらしいのよねぇ………。

 そう、番(つがい)と一緒に行動するなら、魔力の受け渡しもできるし、魂の繋がりで、片方が死んでも、番(つがい)が生きていれば、完全治癒や【エリクサー】や【ソーマ】を持っていなくても、何故(なぜ)か生き返るって設定が組み込まれていたんだもの。


 まぁ………だから、番(つがい)システムって、考え方次第だって思ったわね。

 番(つがい)システムの利益を取るか、不利益(=必ず2人一緒に行動しなければならない)を考慮して、避(さ)けるか………。


 私としては、番(つがい)システムは避(さ)けたいモノだったけど。

 今世のシルビアーナ(私)も避(さ)けたいのはたしかね。

 だって、ほとんど外にでることができない生活をしていたから、もんのすごぉ~く脆弱(ぜいじゃく)なんだもの。


 それにしても………竜人や人狼かぁ………ああ、虎人もいた気が……って、もしかしなくても、なんかすごく不味い気がするわね。


 ここは、エミリ達に転生の話しをサラッと軽くして、アラフィフ喪女の時代に創造(つく)ったアバターに入ってさっさと、とんずらするのが良いわね。

 だって、なんか首筋がチリチリするんだもの。

 これは、間違いなく危険が近付いている証拠だからね。

 私の本能が、今(いま)すぐ、この場所(=古代遺跡にある拠点支部(きょてんしぶ))から逃げろって言っているんだもの。


 ここは戦略的な撤退(てったい)ね………ゴメンねぇ…子供達。

 私は、衝撃的(しょうげきてき)な告白(=転生したらしい話し)に呆然(ぼうぜん)としている間(あいだ)に、さっさとアバターに入って………。

 残りのアバターも、私の本体であるシルビアーナの身体(からだ)もインベントリに収納して、ここからはおさらばよ。


「エミリ、泣かなくて良いのよ。きちんと連絡したんだから。それとね、お母さんは、どうやら転生したみたいなのよねぇ………」


 私の言葉に、エミリが涙目で言う。


「やっぱり、どんなに探しても、色々(いろいろ)な方法で、何度も何度も占(うらな)っみても、お母さんの存在が無いって、判別(わか)るだけだったから………」


 私の爆弾発言に、エミリは頷(うなず)いて納得したっていう顔をする。

 エミリ達クランの子供達が、私が死んだことを納得できずに、世界中を探し回っていたと知って、もの凄い罪悪感がこころに浮かんできた。


 でも、思い出そうとしても、ゲーム内で死んだ覚えは無かった(=死んだらリセットしてやり直していたから、ログアウトするときは、ちゃんと生きた状態だった)ので、困ってしまう。


「ゴメンねぇ………お母さんは、何処(どこ)で死んだのか? 何が原因で死んだのか? まったく覚えていないのよ。何の連絡もしないで、保護者の居ない状態にした無責任な親ね」


 まさか、3度も死んで転生した記憶があるとも言えないしねぇ~………。

 たぶん、この説明が妥当だと思うのよねぇ………。

 実際、つい最近まで、自分が異世界からの転生者だってことを覚えていなかったのは事実だしね。


「そんなコト無いよ。クランの金庫は、母さんと連絡が付かなくなったら、俺達が触ったら簡単に開いたんだ」


 自嘲(じちょう)する私に、ハンスがさらりと答えてくれる。

 それを聞いて、ほっとする私が居る。

 地獄の沙汰(さた)も金次第って言うもの………なんて思ってしまう。


「そうお金の心配は無かったのね。………良かったわ」


「他にも、インベントリが組み込まれた倉庫に、僕達用のアイテムが入っていたしね。冒険者や商人としてやっていける用意はされていたから、苦労はしていないよ」


 あら、そんなコトしていたのかしら?

 わからないわ………私以外の人が………自衛官とか、暗殺者とかが用意していたのかしら?

 でも、備(そな)えあれば憂(うれ)い無しよね。





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