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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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190/279

190★番(つがい)システムに付いてのエトセトラ


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 なんてコトを思っていたら………何時の間(ま)にか、私の前世での私室に来ていたエミリが、泣き笑いの顔なのに、声だけがとっても嬉しそうに話かけてくる。


「お母さん、抱き潰してごめんなさい。でも…気絶したお母さんを抱き締めて…とっても嬉しかった。だって、お母さんが生きて私達の元に帰って来たって、実感できたから………。あっ…そうそう…ヘンリーやユリアやメリー達に連絡したわ」


 その言葉に、私はびっくりする。


「あらあら、さっそく連絡したのね。昔なら独占したいって、1日は誰にも連絡しなかったのに………。ほんとぉ~に成長したのねぇ………。お母さんは嬉しいわ」


 だから、本音を込めてそう言いながら、微笑(ほほえ)む。


「あっ…あのね………人族とハーフエルフに連絡したの。獣人族や竜人達には……まだ連絡してないの………。だって、あいつ等(ら)って煩(うるさ)いし、我(わが)がままだし嫉妬深いから、1日おいてから連絡すれば良いって………。みんなで決めたの。特に竜人は………」


 エミリの報告?告白?に、私は苦笑する。

 子供の頃からの独占欲は、大人になったお陰で少しはマシになっているらしいわね。

 うん………子供って言うのは、いつの間(ま)にか成長して、勝手に大人になっていくのねぇ………って思ってしまったわ。


 それにしても、身体機能とか魔法力で敵わない獣人や竜人を、未だに苦手意識があるのね。

 こればっかりは、種族的なものだから、無理に仲良くしなさいなんて言えないわ。


 それよりも、シルビアーナの姿でいる説明をした方が良いわ。

 何時までも後ろ(=過去)を向くより、前に(=未来)に進むべきよね。

 ここは、さらっと説明しましょう。

 そう、突っ込まれてもそこはスルーして、あくまでさらっとね。


 それに、私に、執着し過ぎな竜人や獣人達に、この姿では会いたく無いもの。

 何より、ハーフエルフ達には、ほとんど番(つがい)(=生涯唯1人の魂の伴侶)を求める意識が無いから良いけど………。

 たしか、このゲームって色々(いろいろ)な種族の人間達が、戦って恋愛して子供を作るって部分もあったのよ。


 なかでも、丈夫で強くて(=身体能力)魔力量も多い竜人が、1番人気だったのよねぇ~………。

 私は、むきむきの筋肉に魅力を感じなかったから、アバターは魔力量が多い、ハイエルフと人間のハーフにしたのよ。


 ただし、ハイエルフの特徴はまったく出ていない。

 外見上は、人間にしか見えないって………。

 だって、種族として最弱な人間の姿だと、魔物も魔族もみい~んな油断してくれるんだもの。


 身体能力の不足は、身体強化の魔法とアイテムで補填(ほてん)すれば良いんだもの………。

 って、その考え方に従(したが)って、ひたすら魔力量を増やして、色々(いろいろ)なアイテムをダンジョンで漁(あさ)って歩いたわぁ~………。

 それでも足りなくて、課金して手に入れたアイテムもあったわねぇ。


 その結果が、インベントリに残っていたから、今(いま)も楽しているけど。

 じゃなくって、なんだか、竜人には会いたく無いって………。

 なんか、嫌な予感がする。

 もしも、今(いま)のシルビアーナ(私)を、あの子達の誰かに番認定(つがいにんてい)でもされたらたまらないもの………いや、本当にマジヤバだわ。


 自分で言うのはなんだけど、こんな見た目からして儚(はかな)げな美少女、竜人や狼の獣人なんかの庇護欲を刺激すること間違いなしだもの。

 それに、あいつ等(ら)って、基本が番(つがい)を自分の腕の中に囲(かこ)って、誰にも会わせたくないっていう、まさに種族自体がヤンデレ体質なんだもの。


 そう言えば、前世で組んだパーティーの中にも、竜人のアバターを作った人がいたけどぉ………。


 あるイベントで、番認定(つがいにんてい)がでちゃって、本人達はそこまでしたくないのに、強制的に何時でも一緒に行動するって、まるで呪いのような感じになったのよねぇ~………。


 だから、あの2人は、ゲームをする時間を何時も連絡しあって、潜(もぐ)っていたわ。

 ソレを見て、不憫(ふびん)なって思ったけ………。


 運営は、竜人を滅茶苦茶有利(めちゃくちゃゆうり)にしていたけど、その分、ちゃんとお釣りがくるようにしたのねぇ~……って、会話したわね。


 獣人も身体能力がバカみたいに強い狼や獅子、虎や豹、熊やヘビ、オオトカゲを選んだり、魔力量の多いキツネやタヌキ、ネコを選ぶと番(つがい)が発生する強制イベントがあって、重しをつけられたり、番(つがい)と何時でも行動するっていう制限が入ったわ。


 なんと言っても、元がエロゲー制作会社だったから………。

 RPG【黄昏(たそがれ)の開放(かいほう)】だって、あのなんちゃって乙女ゲームのレインボーパレス(R18)からの派生品だものね。


 ゲームのユーザーが、レイパレ(R18)の【難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョン】をはじめとした、ダンジョン攻略メインのゲームを欲しがったことで、制作されたのがRPG【黄昏(たそがれ)の開放(かいほう)】なのだから………。


 他のゲーム制作会社と同様に、魔物が蔓延(はびこ)るダンジョンを攻略して、ダンジョンコアを破壊するという設定で創造(つく)られた………じゃないっ。


 現実逃避するヒマなんてないのよ、しっかりしなさい、シルビアーナ(私)。

 とりあえず、前世でのメインのレイパレ(R18)の設定を思い出さなきゃ………。


 そうそう………お陰で、竜人や能力のある獣人を選ぶ人が減ったわね。

 魔力量の多いハイエルフも、番(つがい)システムで足を引っ張(ぱ)られていたわねぇ。

 竜人と能力のある獣人のハーフは、番(つがい)システムに引っかかる危険があったのもちゃんと思い出せたわ。





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