189★前世で創造(つく)ったそれぞれのアバターが存在しているようです
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
とりあえず、アルディーンお兄様からもらったポーションの瓶を取り出す。
当然、あの水壷のお水が入っているソレをコクッと飲む。
はい、ちょっとあちこち痛くて重かった身体がすぅ~っと軽くなり、スッキリさわやかな状態へと戻りました。
本当に、あらためてこんな状態になって飲むと、よぉ~く効くわねぇ~…って実感するわ、いや、マジでね。
流石は、ゲームでポーションの代表格たる【ソーマ】と【エリクサー】ね。
ちなみに、アルディーンお兄様から出してもらった空のポーションの瓶は、2つだけ返却せず水壷のお水を入れた状態で、左腕のインベントリに入れていました。
もしもの時用にって、用意しておいて良かったわ。
まさか、こんなに早く使うことになるとは思わなかったけどね。
また、ポーションの空瓶に入れて【ソーマ】と【エリクサー】を用意しておきましょうかねぇ~……はぁ~。
これは、あとでポーションの空瓶を購入して、複数用意して置いた方が良さそうね。
まぁ………アバターがちゃんとあって、ボディチェンジできるなら、そこまでは必要ないかもだけどね。
そんな私(=【ソーマ】と【エリクサー】をカパカパッと飲んでいる)を見ながら、コウちゃんがご報告してくれました。
『あったよぉ~………』
そう言ってから、コウちゃんはちょっと何かを躊躇う表情をする。
いや、躊躇うと言うよりは、どう言おうかという方がよりそれらしいかしら?
そんなコウちゃんに、私はうながしの言葉を口にする。
「あら、何か問題があったの? アバターがあったのに、コウちゃんがそんな風に言葉を選ぶってことは、もしかして、保管した水晶体から取り出すのが、かなりキビシイってこと?」
私の言葉に、コウちゃん首を振る。
『ううん………たぶん、保管用の水晶体を取り出すのに、ママなら苦労はしないと思う』
そう………それじゃ、別の問題があったってコトかしら?
私は首を傾げながら、コウちゃんに問いかける。
「って、ことは別の問題があったってことかしら?」
『うぅ~…とねぇ………ママ達が創造った渾身の力作であるアバターは、ちゃんとあったよ』
「うん? ママ達?」
コウちゃんの言い方に、私は疑問符付きの言葉を無意識に唇からこぼれ落としながら小首を傾げる。
そんな私に、コウちゃんは自分の見て来たモノをそのまま言う。
『うん、そう……何故かは理解らないけど、市役所に勤めていた予備役の自衛官の分と、女暗殺者の時の分と、アラフィフの時の分と、ぜぇ~んぶ水晶体に入って、あったんだよぉ~………』
指折りしながら言うコウちゃんに続いて、ガッちゃんも私に褒めてという顔で話しかけてくる。
『マスター…僕が、見たところ、どのアバターも水晶体の中に、丁寧に封印された状態でした。そのおかげで、機能も正常に維持されているようです』
よ…良かったぁ~…アバターが存在していて………。
でも、前世に前前世に前前前世の分が全部この拠点にあるのは何故かしらね?
だから、コウちゃんはそのコトをどう私に報告していいか迷ったのね。
うん、気持ちは理解るわ。
私でも、ちょっと訳が理解らないものねぇ~………。
別の拠点にあるはずの、アバターが此処(ゼフィロス村の近くの丘の古代遺跡)に存在しているのは何故かしらね。
でも、その事実だけを考えると、それって…やっぱり、あのRPG【黄昏の解放】と言うゲームでの仮想世界の一部?………または大部分が、ここの世界と実際に繋がっていたという証明になるわね。
冗談抜きで、本当にラノベの小説みたいだわ。
だと言うのにぃ………私ってば、異空間で神様に出会ってないんですけどぉ~………。
神様と会話して、色々なチートをもらってから、この世界に転生するなんていう、おいしい過程は無かったわねぇ~………。
ソコが、ちょっと………いや、かなぁ~り残念だわ。
じゃなくって、現実逃避は早急に止めましょう。
それよりも、ゲーム内で育てた子達が、この世界で本当に存在していたなんて………なんて、僥倖なの。
それも…育てて、クランのメンバーとして使っていた頃よりも、だいぶしっかりと成長していたのは驚きだったわ。
今回…出会ったのは…アラフィフ喪女の時…育てた子達だったけど、それ以前に育てた子達も…存在してるのかしら?
う~ん…謎だわ…エミリ達との会話で確認していくしかないわね。
なんてコトを考えて、内心でぐるぐるしていたけどなんとか会話を続けた。
「そう…ガッちゃん、確認してくれてありがとう。コウちゃんとガッちゃんを、あの子達に何時紹介したら良いと思う?」
『………』
私の質問にガッちゃんは無言で首を傾げていたけど、コウちゃんはくすくす笑いながら答えてれた。
『何時でも良いと思うよ。だって、あいつ等は甘ったれのマザコン集団だもの。ママが言う言葉なら、どんな色のモノでも、それこそまっさらな白いモノだって、平然と黒いモノだって認めちゃうくらいにね』
うふふふふ………コウちゃんってば…本当に、歯に衣着せぬ発言…ありがとう。




