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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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187/279

187★養子にした子供達が成長していました


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 でも、これで、あのゲームとこの世界の一部が、本当に繋がってるってことが判明(わか)ったわね。


 うふふふふ………ならば、きっとあの手間暇かけて創造(つく)ったアバターは存在してるわね。


 そして、私の血をあのアバターに垂(た)らせば私がアバターの主(あるじ)になるわ。

 あの課金しまくって作ったアバターで、冒険者の活動ができるのよぉ~………嬉しいわぁ。


 じゃないわ……このシルビアーナは、極上の血統でものすっごい美少女よ……どうやったって、目立つわよねぇ……はぁ~………。

 お父様達が心配するのも理解(わか)るのよねぇ。

 だからって、ヒモ付きどころじゃない状態での冒険者活動なんてゴメンだから、ひとりで活動する権利を捥(も)ぎ取ったんだもの。


 だから、アバターにって思ったけどぉ………。

 考えたら、課金しまくって創造(つく)ったアバターも、超絶美少女だったわねぇ………どうしましょう?


 いやいや、でも課金しまくって創造(つく)ったアバターは、HPもMPも経験値もスキルも豊富だわ。

 鍛錬してないから、膨大なMPしかない、このシルビアーナの脆弱(ぜいじゃく)な身体(からだ)よりも冒険者として活動するには、きっと便利よねぇ………。


 このシルビアーナ《私》の身体(からだ)の基礎体力とかを考えたら、絶対にアバターとチェンジしたほうが良いわ。


 なんて考えごとしながら、私は館内を歩き始める。


 そんな私の隣りにふよふよと浮きながら、コウちゃんとガッちゃんはついて来る。

 私が歩く廊下は、バラ模様の大理石が敷(し)き詰(つ)められていた。


 たしか、掃除が楽だからって廊下を大理石にしたのよねぇ~。

 そう言えば、室内も大理石を張(は)ってたわ。

 掃除しやすいし、床暖房入れるのに便利だからって………。


 現実では………できない仕様を、この館(やかた)には色々(いろいろ)と入れたわねぇ。


 あのRPG【黄昏(たそがれ)の解放(かいほう)】で作った館(やかた)なら、この扉を開けると地下室への階段があるはず。

 あの中二病全開の呪文を唱(とな)えたら、ちゃんと扉が開いたのは事実。

 なら、アバターを|封じて隠した地下室もあるはずよ。


 そう思いながら探れば、あっさりとソコに辿(たど)り着く。


 うふふふふ………有ったわ…よ……良かったわぁ。

 これなら…アバターも…ちゃんと有るはず。


 思わず私は、階段を駆け下りる。

 すると、地下室への扉が有った。

 私(=アラフィフ喪女)のクランの紋章………ユニコーンとバラが描かれていた。


 だから、私は、期待に溢(あふ)れて扉を開ける。

 そこには、数人の男女が、武器を構えて私達を厳しい目で見ていた。

 その中の1人が、警戒心もあらわに私に話しかけてくる。


「あんたは、誰だ? どうやって結界を破壊(こわ)さずに、ここまで来たんだ?」


 私は質問してきた、金髪翠眼で長身のイケメンを、じっーと見詰める。

 何処(どこ)かで見たコトのある顔だなぁ~と思って、記憶を探った私は…思わずコウちゃんを振り返る。


 こくっと頷(うなず)くコウちゃんに、私も頷(うなず)く。

 金髪翠眼の男は、私の養子だったエドガーだ。

 金髪碧眼で耳が尖っている美女は、その妹のエミリで、黒髪青眼の褐色の美青年は、ハンスだ。


 あのRPG【黄昏(たそがれ)の解放(かいほう)】で、奴隷商人から買った子供達だった。

 金髪の2人はハーフエルフで、黒髪はダークエルフのハーフという、性質(たち)の悪い(=ゲスな性癖を持つ)金持ちや貴族が好むため、娼館が買いたがる存在だった。


 私は彼らの魔力と攻撃力が欲しかったから、結構な金額だったけど迷わず買ったわ。

 幼児と言っても良い彼らが、売られているのはいたたまれなかったという部分も………。

 なんて色々(いろいろ)と考えていたら、エドガーに質問された。


「何故(なぜ)、答えない? 答えないならたとえ女でも容赦しない…」


 男の子なのに泣き虫で甘っれで、妹のエミリの後ろに隠れていた子が、侵入者に剣を向けて詰問するなんて私も、歳をとるはずよねぇ………。


 じゃない、今の私はシルビアーナでアラフィフ喪女じゃなかったわ。

 おばさんじゃなくて、美少女なのよ。


 でも、懐かしくてついつい言葉が出てしまう。


「まぁ~…本当に、随分と大きくなったわねぇ~………。甘ったれのエドガーがねぇ~……。それと、随分と綺麗になったわね、エミリ。ハンスの人見知りも、克服したようね? ほんとちょっと見ない間(あいだ)に、成長したのねぇ~………お母さんは、嬉しいわ」


 きょとんとする彼らに気付かず、思わず感慨(かんがい)に浸(ひた)る。


「「「………?」」」


 私の発言に、3人は首を傾げながら顔を見合わせる。


 やだわぁ~…困ってるぅ~……可愛いわぁ~…ああ面白い………。

 そんな顔されると、色々(いろいろ)と過去のコトを言いたくなるわねぇ~………クスクス。


 だから、そこへ畳みかけるように、私はにっこり笑って言う。


「薄情な子達ねぇ~………お母さんを忘れたの? エドガーとエミリーが一緒に寝ている時に、おねしょしたのをハンスやヘンリー、それにユリアやメリーに内緒で乾かして………」


 私の発言の途中で、真っ赤になったエドガーとエミリーは叫ぶ。


 真っ赤になったエドガーに、私はトドメを刺すように言う。


「お母さんはね。エドガーの恥ずかしい思い出も、エミリの失敗もハンスの黒歴史も、ぜぇーんぶ覚えているわよ」


 すると彼らは、泣きそうな顔で言う。


「「「ごめんなさいぃー」」」






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