177★お父様とお兄様の提案は、対抗しますわ
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
にっこり笑ってのお言葉でしたが、私は、アルディーンお兄様の誘いを一切の躊躇いもなく、丁寧にお断りすることにしました。
いや、本当は冒険初心者の私は、熟練者であるお父様やアルディーンお兄様達と一緒に行動して、冒険者としてのノウハウを学んだ方が良いのはよぉ~く理解ってはいますわ。
ただ、前世のことを考えると、今はお父様やアルディーンお兄様と一緒に行動しての冒険なんてできませんわ。
それに、私にはコウちゃんも、ガッちゃんもいるから………ひとりでも大丈夫ですもの。
何と言っても、一角天馬の子をはじめとした、みんなを起こさなきゃいけないし、アバターの確認もしなきゃいけないから………。
うん………やっぱり、一緒の行動は無理ね。
そりゃ~アルディーンお兄様やお父様のパーティーメンバーと一緒に、色々なダンジョン制覇とかもしてみたいけどね。
お父様達と行動すると言うことは、婿候補のヤンデレ、もしく病デレの予備軍も付随して来るってことじゃない。
ゼフィロス村に来ているあの人達に、ぜぇ~ったいにからまれるでしょう。
自分がどれだけシルビアーナに相応しいかetc.って、アピールしてくるのはほぼ確定ですもの。
彼等って、お父様のご友人の息子だったり、師匠の孫だったりのはず。
つーか、前世で遊んだなんちゃって乙女ゲームのレイパレ(R18)の攻略対象者達ばかりだから、紹介されなくてもプロフィールを知っているのよねぇ~………だから、できるかぎり、一緒の行動は避けたいのよ。
それに、何と言っても、やっぱりコウちゃん達が大切だから、ここは、今はひとりでやってみると言って、別行動を選択するのかベストでしょう。
あっ………じゃなくて、ここは、コウちゃんとガッちゃんを、お父様達に見せて、紹介しておいたほうが良いかもですわね。
そう思ってから、私は最初の疑問が再びポコッと湧き上がって来て、小首を傾げる。
あれ? そう言えば、お父様やアルディーンお兄様ってどうして、此処に居るの?
私が、このゼフィロス村の冒険者ギルドに居るってなんで判断ったのかしら?
このタイミングで、ピンポイントでゼフィロス村に来るっておかしくない?
これって、かなぁ~り不自然よねぇ?
きっとなんらかの判断基準や指針があったとしか思えないわね。
教えてくれるかどうかは怪しいけど、スルーはしないでちゃんと聞いてみないとね。
だって、ルンルンで楽しんでいる時に、冒険先に先回りされたりするかも知れないものねぇ?
やらないって言えないのよねぇ~………お父様も、ブランデル元皇帝という重しが無くなっちゃたから、はっちゃけちゃう可能性が高いモノ。
だから、私はあえてお父様達がここに居るコトが、気なったので聞いてみたという感じで問いかける。
「そう言えば、お父様達って、どうしてここに居るんですの? 私を探すのでしたら、あの【難攻不落の深淵の絶望ダンジョン】のはずですわよね?」
私の質問にお父様は、黒いオーラを纏わせた、それはそれはイイ笑顔で答えてくれます。
お父様、なんか闇っぽいモノが、全身から湧き出ていますわよ。
こうして自分の瞳で視て思うのは、本当に瘴気の元素のひとつが、人族を含む意思を持つ生命体の欲望や憎悪などの悪感情による澱みが、大気中の魔素と混じり合って誕生するってことが、よぉ~く理解りますわね。
ラノベでの基礎知識と、そういうところはあまりかわり無いようですね。
じゃなくて、今はお父様やアルディーンお兄様が、このゼフィロス村にピンポイントで私を見付けに来たことを聞きましょう。
「おや、気が付いてしまったのか~………。本当に、私のシルビアーナは賢い子だな。どうしてなのかは内緒にしておきたいなぁ~………。これからのコトもあるし………と、言ったらどうする?」
問いかけをはぐらかすお父様に、私は頬を膨らませて言い返します。
「聞いたのは私の方ですわ。お父様」
そんな私の頬をお父様は、嬉しそうに撫でてくれます。
ちょっと黒いけどそんな蕩けそうな笑顔でも、今の私は、ごまかされませんわよ、お父様。
ここは、ガッツンと言わせていただきますわ
「私は、ちょっと怒っているんですの。真面目に答えて欲しいですわ。お父様」
お父様は、それはそれはとても嬉しそうに、私に言います。
「シルビアーナ、お前は、本当にあの呪具から解放されたんだな。こんなに表情豊かになって………。何時も、私の愛情を信じきれずに、よそよそしかったお前が、感情を表に出して………こんな風に、頬を膨らませている。なんて娘らしくなったんだ。あの呪具が無かったら、シルビアーナの子供らしい表情と感情を何時でも見れたものを………。あのバカのセイで、不安そうで怯えた瞳をしたお前しか見れなかったコトが返す返すも、悔しくてたまらないよ」
お父様は、私の表情ひとつにそこまで気に病んでいたんですね、自覚ありませんでしたわ。
あの呪具のセイで感情が制限されていた私を、お父様は………じゃないっ………ごまかされませんわよ、お父様。
本当にも美形で腹黒いお父様ですわね。




