165★どうしてココに居るんでしょう?
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
それでも、油断大敵です。
実際に冒険者として必須の知識は、こういう初心者向けの手引き書や簡易魔物図鑑、それに周辺地図で手に入れるしかありません。
だって、今の私にはゲームという仮想世界ではなく、全部現実のことなんだから………。
これを考えると、ラノベとかのヒロインって脳内お花畑が多いって思いますね。
いや、現実を認識できていないのかも知れませんね。
きっと、リアルに近い仮想現実的なゲームの中てっ感覚なんでしょうねぇ………たぶん、きっと。
だから、今考えると、あの私の元婚約者のルドルフ皇太子とその取り巻きを誑かしたメロンちゃんも、私みたいに前世の記憶があったのかも知れませんね。
いや、やっているコトがそのまんま、ラノベやマンガなんかのヒロインと一緒でしたから………。
きっと、ラノベのヒロインにありがちな、庶子・男爵令嬢・前世の記憶持ち(確認していないからたぶんだけど)って条件が揃っていたんで、自分こそが愛されヒロインって思い込んだのかも知れませんね。
きっと今頃になって、誰も居ない部屋とかで『なんでよっ』って、叫んでいるかも知れませんね。
下手したら、あのメロンちゃんは、地下牢に放り込まれて居るかもしれませんね。
なんせ、シルビアーナはまがりなりにも高位貴族の令嬢ですからね。 下位貴族の令嬢(男爵)が、上位貴族(侯爵)の令嬢を陥れたということになりますから………。
あのメロンちゃんのご両親が、ちゃんと帝国貴族として身の程をわきまえるように育てなかったツケは、ご自分達で賄うしかありませんものね。
もしかしなくても、お家断絶に極刑もありえますでしょうねぇ。
まっ………実際のところは知らんけど。
それはそれとして、かならずしも、そのラノベやマンガと全部一緒とは限りませんよねぇ………しみじみと現実を実感しますよ。
実際の話し、私だって、RPG【黄昏の解放】やR18のなんちゃって乙女ゲーム【レインボーパレス】の話しの流れからかなり外れまくって行動してますからね。
そう、これはゲームの中のNPCなどではなく、実際に生きて動いて、思考も感情もある者達の日常生活が基盤となっている、現実世界なのだから………。
じゃなくって、今は考えても無駄な現実逃避は横に置いて、やるべきことを済ませないとね。
とはいえ、魔物素材という手持ちはありますけど、現金なんてモノは全然ないんですよねぇ………。
こんなことなら、あのソルス・ロス・エンダ村で少しだけでも現金を手に入れておけば良かったわぁ………。
何故か話しが物々交換に突入しちゃったんで、そこに気が回らなかったわぁ………はぁ~。
本当は、ここで本格的に食料とかを手に入れたかったんですけどねぇ………。
残念なことに、現金と言う名の先立つモノがまるっきりないんですよねぇ………困ったわ。
定番的に考えると、冒険者ギルドで販売する必需品とかって、他より安かったするんですよねぇ………。
でも、今ここで流通している、通貨を持っていなかったのであっさりと諦めましたよ。
と言うか、育ちが育ちなので、この世界の通貨の価値とか種類がものの見事に全然理解らないのよねぇ。
まずは、物の価値と価格とをどうにか調べて、ついでに別の通貨取得方法を考えるしかないわね。
なんにしても、まずは先立つモノがなければ始まりませんからね。
とりあえず、こっちの通貨を手に入れるために、1度冒険者ギルドから出て、ちょっと時間を置いてから、地駆鳥やホーンラットなどを売りに来ようと思います。
なんなら、近場でホーンラビットを討伐してもいいですしね。
まだ、もらった腕輪に浮かんでいる初心者マーク?は消えてませんから、コレが消える前に戻って来て、初心者特典を享受しようと思っています。
うふふふ………うまくいけば、買い取り額のアップもありそうですからね。
なんて思いつつ、冒険者ギルドを出て村の中を通り抜け、村のハズレに向かいましょう。
そう、こっそりと、あの古代遺跡が隠されている丘に行くために………。
色々とやるコトがあるなぁ~………なんて思いながら、冒険者ギルドの扉を開けると。
そこには、本来ならこんな場所に存在するはずの無い見目麗しく煌びやかな集団がドドンッと居ました。
えっとぉ~………どうして居るんですか?
お父様? それに、アルディーンお兄様も?
突然、出現われたら、びっくりするでしょぉ~………シルビアーナが。
私の細い瞳が、あまりの驚きに思わず全開になってしまいますわ。
思いっきり動揺している私に構わずに、二十代前半の姿をしているお父様は、にっこり笑って両手を広げています。
「シルビアーナ無事で良かった。父の元に来てはくれないのかな?」
零れんばかりの爽やかで甘い笑顔に、クラクラしてしまいまいすわ。
うっ…冗談抜きで、鼻血が出そうですわ。
間近で見る超絶美形のお父様………。
そのスチル、まさに眼福です。
ご馳走様ですわ……。
でも、私みたいなデブスに、その微笑みとその言葉は痛いですわ。
魔力無しの血統だけのデブスと呼ばれていた私に、その笑顔はキツイんです。
だって、親子に見えませんもの………。




