016★私の魔力量って………
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
だいたい私達の婚約は、皇帝陛下とお父様の間で取り交わされたモノなのだから、私達の意志なんて、ひとカケラも関係ないし、なぁーんにも反映されないモノなんですよねぇ………。
っていうか、私的には、この婚約って、何時の間にか取り交わされていたものだし………。
そう、気が付いたら王宮にいて、ルドルフ皇太子の婚約者という立ち位置に居たっていう感じだったのよねぇ。
そこが不思議なんだけど………詳細を不明なのよねぇ……はぁ~……。
一応、お父様と皇帝陛下によって、私達の婚約を取り交わしたらしい………と、世話係りが教えてくれだけど。
果たして、どこまでが本当のことか………ただ、私には判断材料になる情報がないのよねぇ。
ただ、あの思考や意思を奪う呪術が込められた、忌々しい3点セットを身に着けされられていたことを考えれば、疑念しか浮かばないのよねぇ。
会いに来てくれるお父様の様子を考えれば、喜んで私を皇帝陛下の命令でルドルフ皇太子の婚約者に差し出したとは思えないのよねぇ。
こうして意識がはっきりした今なら、お父様の哀しそうな瞳の意味が推測できる。
だいたい、皇帝陛下だって、ルドルフ皇太子が私を蔑ろにすることを放置していたし。
王妃様にいたっては、増長するような言葉しか口にしていなかった。
ああ……なんかムカムカしてきた。
なんで、あんな脳内お花畑なボクンラ皇太子にこき下ろされなきゃいけないのよっ。
そうよ、あのお花畑の限りなく馬鹿なルドルフ皇太子に、散々血筋だけの………って、コケにされまくっていたから………自己評価か底辺を這っちゃったのよ。
貴族としての義務だからと、あんなモノの婚約者という立場に甘んじていだけで………。
おぞましさはあっても、恋情なんてほんの爪先のカケラも無いんですけどねぇ。
あんな容姿だけしか取り柄の無いお花畑なんて、好きじゃないし………いや、むしろ嫌いだし。
それでも、珍しい光属性を持つボンキュッボンでたゆんたゆんしたメロンを持つ、ビッチヒロインにまで見下されたのは、流石に悔しかった。
帝国の剣とまで謳われるカイドール伯爵家の長女が、はっきり言って無能者扱いで………。
そう思うと、自然と涙が滲む。
『………ますたぁー……何が哀しいの? …ますたぁーの魔力が少ない? 誰がそんなことを言ったの? ますたぁーの魔力は、あまりにも強すぎて、そんなに身体から溢れ零れているのに? 側にいるだけて降り注がれて気持ち良い魔力なのに?』
私は、コウちゃんの言う意味が、その時すぐには理解らず、私はその言葉の意味を考える。
えぇ~と…コウちゃんの言う…身体から溢れているって……もしかして魔力のことを言っているの?
いや…だって、ずっと私には全属性だけど、ちょびっとしかないって……。
………そう、生活魔法すらろくに使えない程度しか………。
そこで、私はコウちゃんの言葉の意味にハッとする。
って…えっ? 今、コウちゃんてば、私の魔力が強いって………。
身体から溢れている………気持ち良い?
もしかして…本当に……私の魔力は強いの?
ここはコウちゃんに確認しましょう。
「えっと…コウちゃん、私の魔力って身体から溢れているの?」
思わず確認するように言うと、コウちゃんは不思議そうに愛らしく小首を傾げてから頷く。
『うん……すっごい綺麗な魔力がいぃ~っぱい溢れているよぉ~…こういうのって……横溢するって言うんだっけ?』
なにやら、難しい言葉だが、聞き覚えのある言葉に、私は目をぱちくりとさせる。
なんか、コウちゃんて日本語での語彙が多い気が……いや、気のせいかしら?
コウちゃんて、私の前世の世界の子じゃなくて、こっちの世界の子よねぇ………。
じゃなくて、私の魔力って多いの?
横溢って……確か…いっぱい漲ること、あふれ流れるほど盛んなこと……だったわよねぇ………。
「そんなに、溢れるほど?」
『うんっ…魔力枯渇で、冬眠どころか…クマムシの乾眠状態になっていた俺が、こうして復活できるほど、純粋で濃厚な魔力が、ますたぁーの身体から溢れ零れているよ』
クマムシの乾眠なんて、コウちゃんてば妙な知識もっているわねぇ………じゃなくて。
幼少期から、魔力の少なさに悩んでいたのに………。
もしかして、創造主の女神の神子が封印されている、ここに来たから?
そう思ってから、私は考えたくない思考へと行き着く。
いや、ちょっとまって………。
今、恐ろしい可能性に………気が付いちゃったんだけど。
もしそうなら、容姿が微妙な(シルビアーナ本人はそう思っている)私が、あのお花畑の見掛けだけルドルフ皇太子の婚約者に私が選ばれた理由が………。
そして、あの呪術が込められた、常に身に着けることを義務付けられていた3点セット装飾品の意味が理解ってしまたった。
前世を思い出したことで、それに付随する様々な知識によって導き出された解答に愕然とする。




