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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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157/181

157★ゼフィロス村・ゲームとの相違点?


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 私の(そば)に、コウちゃんとガッちゃんが居てくれるから、これが現実だっていうのは、ある程度認識できるんだけど………。

 じゃなくて、(いま)はゼフィロス村よ。


 ふむ、よく見れば、(ほり)があり中にはちゃんと水が満たされているわね。

 城壁ならぬ街壁………って程は無いけど、村は環状(かんじょう)に石壁で(かこ)われているようねぇ………。

 これは、レイパレ(R18)ともRPGの【黄昏(たそがれ)開放(かいほう)】とも、完全に違っているわね。

 やっぱり、前世のゲームと現実では相違点(そういてん)も結構あるわねぇ………。


 いや、まぁ………ゲームの内容と違いがあるのも当たり前だとは思うけど………。

 この世界を、あちら(=前世の世界)のゲーム製作者の深層意識がリンクして作られたのが、あのレイパレ(R18)のイベントやRPGの【黄昏(たそがれ)開放(かいほう)】なんだとしたら、良く似た世界観で、あちらとこちらが違うのは当たり前だろうしねぇ………。


 一般受け?しやすいように、あちこちゲーム用に改変(かいへん)しているだろうしねぇ………。

 とにかく、確認かな?





 私と同じモノを感じているらしいコウちゃんと、この世界のために亜空間に封印されて、ずっと世界の成り行きを見ていたガッちゃんでは、感じるモノが違うのは当然だしね。


だから、私達は、村の上空から、グルッとひと回りし見ることにした。

 予想通り高さ6メートル程の石壁で環状(かんじょう)(かこ)われていた。

 どうして?なんて考えていたら、皇太子妃としての教育の記憶から、その理由が()いてきた。


 そう言えば、前回の魔物のスタンピートで、このゼフィロス村は壊滅的な被害を受けたっていう話しだったわね。

 そこで、この村の領主が、魔物のスタンピートに立ち向かって、冒険者や騎士や兵士として戦えなくなった者達に移住しないかって声をかけて、新しい村にしたっていう記録があったわね、たしか。


 皇太子妃としての教育で色々(いろいろ)()め込まれているけど、あのおぞましい呪具(じゅぐ)の3点セットのセイで、必要にならないと記憶から浮いて来ないのはちょっと困りモノね。


 じゃなくて、たしか未亡人や孤児も一緒に連れて来て、お見合いさせて家族単位にしたって………。


 移住者達は、(さら)に自分達の家と畑と家族を手に入れて、この村の領主は領民を手に入れたって………。

 その時、ウィンウィンな関係よねって思ったけ………。

 そう、前世の記憶は無いのに、たまに変な単語とか固有名詞とかが浮かんできて、戸惑ったことあったわぁ………じゃなくて。


 そのお陰で、この村の周りには、小さな開拓村が(いく)つもあるんだっけ………。

 あれ? ちょっとまって……ここの領主って………。

 たしか、セレンゲティー伯爵じゃない。


 前回の魔物のスタンピートで活躍した英雄の1人、SSS級冒険者で氷炎の魔法戦士クライシス、凍てつく炎を(まと)いし戦士クライシスだわ………。

 それって、バルドゥール伯父様のお父様じゃないの。


 私に、(めずら)しくて手に入らない特殊(とくしゅ)な果物と(めずら)しいお菓子を、色々(いろいろ)と持って来てくれたバルザックお兄様が代官を(まか)されている領地じゃないのぉ~………。

 うわぁ~…なんか一気に、記憶と認識が鮮明になって来たわぁ~………どうしよう?


 しかも、今、この領地と接している領地を管理しているのは、お父様………。

 うふふふふ………ここは、さっさと冒険者登録を()ませて、遺跡の(やかた)に行くしか無いね。

 だって、捕まりたくないもの。

 せっかく自由と、力を()たんだから………理不尽な、義務と責任は絶対にイヤよ。


 つっーか、いままで私のあらゆる自由を(うば)っていたハイオシス帝国に、義理なんてモノはないわよ。

 たしかに、お父様が気にかけてくれていたかも知れないけど、結局助けてもらってないしね。


 なんか、親子の(じょう)ってモンもかなぁ~り薄い感覚しかないしね。

 結局、一緒に暮らしていた時間と空間があってこその(じょう)ってモノでしょうしね。

 シルビアーナ()に、お母様や弟が居るのは理解(わか)っているし、たしかに()いたいとも思うんだけど、その代償(だいしょう)として私の時間を差し出す気なんて、さらさらないわね。


 まして、前世、それも3人分も思い出しちゃうと、この世界で、ハイオシス帝国のカイドール侯爵家の総領娘っていう感覚が全然しっくりこないのよねぇ………。

 なんか、ものすごぉ~く他人事の感覚しかないのよ。

 そう言う上級貴族(=カイドール侯爵家の嫡女)としての生活なんてしていないから、ハイオシス帝国の上級貴族としての責任感なんてモノは、サラサラないわね。


 それに、私を(さら)われたことで()んでしまったと(うわさ)されるお母様や、見たコトも無い弟には、あの【永遠(えいえん)の牢獄ダンジョン】の最奥にある水晶から、過去に(さかのぼ)って干渉(かんしょう)………もとい、会いに行った方が楽しいしね。


 小さな弟に、お姉さま……いや、お姉ちゃまって呼ばせて………えへへへ………。

 いかんいかん、妄想(もうそう)しちゃったよ。

 いや、それもこれもあの【永遠(えいえん)の牢獄ダンジョン】の最奥にある水晶まで辿(たど)り着かなければ、なぁ~んの意味もいな妄想(もうそう)でしかないのはたしかだけどね。


 とりあえずは、現状を改善しないとね。

 とにかく、この世界で生活するためにも、冒険者ギルドに行って、冒険者登録してランクと身分証明証とお金を手に入れないとね。





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