158★ゼフィロス村の冒険者ギルドに入ってみた
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
いや、食べ物もあるし、うろつくのに支障はないけどね。
やっぱり、いざという時用の身分証明証は欲しいじゃない。
うぅぅぅぅ………前世の小心者の日本人のサガが、冒険者ギルドの冒険者証明証を欲しがるのよ。
そう、アレよ………車の乗らなくても、身分証明書(=ちゃんと良識と学力のある日本人ですよって言う)になる運転免許証は確保したいというアレと似たような感覚なのよ。
それでも、真正面からゼフィロス村に入ったら、絶対に不味いことになる………そんな予感がするのよ。
ここは、門番さん達の間の石壁の作られた門からじゃなく、上空から入るのが安全そうね。
「コウちゃん、ガッちゃん、このゼフィロス村って、村全部を覆うような結界とか張られているかしら? 侵入者感知の魔術とか………」
私の問いかけに、2人はシンクロするように小首を傾げ、ハモッて答える。
『ない(です)』
ふたりに頷いた私は、ならば単純に姿が見えなければ安全だろうと、姿隠しの魔法を唱える。
流石に、ロコツに上空から侵入する姿を見られるのは不味いだろうということで………。
そんな私にあわせて、ふたりも姿隠しの魔法を唱える。
自分達が、そこら辺の魔獣や妖獣などと比べても、かなり特異な姿をしている自覚があるために………。
そうしてから、私達は上空から、直接、このゼフィロス村に入ることにした。
だって、門でやりとりするのは、絶対に不味いって思うから………。
もし、身分証明書無しで、あの【永遠の牢獄ダンジョン】や難攻不落の深淵の絶望ダンジョンが存在方向から来たなんて、バルドゥル伯父様やバルザックお兄様、なによりも、お父様にバレたら困るもの………。
だって、門から堂々と入ったりしたら、身分証を持たない私は根掘り葉掘りと問い詰められてしまうことが確実。
そしたらお父様達に、シルビアーナはここに居るよって言ってるようなモノだものね。
だから、ゼフィロス村の中心部近くに舞い降りた私は、認識阻害のレベルをちょっと上げて、そこから冒険者ギルドへと急いだ。
とにかく、さっさと冒険者登録をしたくって………。
自分に意識阻害をかけ、他者からは興味を引かないように認識阻害をかけているから、道行く人に気を使わずに私はズンズンと歩く。
いや、人影が少ないから、速歩で歩いたってぶつかるなんいコトないし………。
都内の交通を考えたら、はっきり言ってスカスカだものね。
なんて考えながら歩いて行けば、結構立派な、冒険者ギルド支部の建物の前に辿り付いていた。
さあこれで、冒険者登録をすれば、今日から私は冒険者ね………なんて、わくわくしている自分がいる。
ああ…アラフィフ喪女時代に……何度こうして冒険者になることを憧れたことか………じゃない。
今世のシルビアーナでも、自由の無い生活だったから、自由に動ける冒険者は、憧れだったのよねぇ………ええ、本当に。
そして、ラノベの冒険者ギルドを想像しながら私は、その扉をゆっくりと押す。
すると、扉は音も無くスーッと開いてくれた。
私を歓迎するかのように、ギルド内に入れてくれた扉に、内心で感動しつつ足を室内へと踏み入れた。
そして、私は室内に入って、その中を好奇心いっぱいで見回す。
あっ…受付カウンター………。
なぁ~んだ…中年のオジサンが1人居るだけかぁ………。
はぁ~…期待していたのに、ケモミミのお姉さんはいないのね。
壁には、一面に依頼書が………たしかに、ピンで刺して貼ってあるわね。
テーブルとイスのセットが数組置いてあるけど………。
残念、誰も座っていないのね。
いや………そうか………もう、冒険者のみんなは、クエストに行ってしまった………というところかしらねぇ?
とりあえず、依頼書の内容を確認してみようかな?
依頼書がビッシリと貼られた壁へと向かい、その内容を確認する。
{地駆鳥を何羽でも、金額は………}
{キラーアント何匹でも、金額は………}
{ハニービー何匹でも、金額は………}
{宵待草10本を1束として、金額は………}
{白月草10本を1束として、金額は………}
{銀月草10本を1束として、金額は………}
{金月草10本を1束として、金額は………}
{ホーンラビットを何匹でも、金額は………}
{ホーンウルフを何匹でも、金額は………}
{ホーンベアを何匹でも、金額は………}
{地駆鳥の卵を何個でも、金額は………}
{黒鋼蔦とその実を、金額は………}
{領都までの警備を、金額は………}
ふぅ~ん、色々と依頼書の内容は多岐に渡っているわねぇ………。
でも、特にランクとかは書いていないわね?
どういうことかしら?
どこにランク表示があるのかなぁ?
なんて思って、別の壁面を見直してみると………。
その理由が、わかりました。
そっかぁ~…依頼書の枠の色で、クラスを分けているのね。
依頼書にFとかEって書いてあるより、枠の色の方が見間違いが無いわ。
依頼する人は、クラス別の箱から依頼書を取って書くだけで良いんだものね。
この辺りは、通常のラノベと違うところね。




