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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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156/181

156★ゼフィロス村に到着しました


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 私は、いまだに天使シリーズと風の精霊さん達のお陰で空中に停止している状態なので、視線を少し動かすだけで ゼフィロス村が簡単に見えていた。


 本当に、このまま上空を飛んで行った方が早そうね。

 地上を移動するよりも、魔物という障害が出現(あらわ)れて会敵(かいてき)する確立は低いし………。

 ここはコウちゃんの提案にのりますか………。


「そうね。それじゃ、このまま飛んでいっちゃいましょうか? ねっガッちゃん」


『はい、(あるじ)さま………』


 話しを()れば(うなず)くものの、ガッちゃんは少し言葉を続けたそうにしている。

 そのことに気付いた私は、ガッちゃんに問いかける。


「ガッちゃん、なにか気になることでもあるの?」


『いいえ』


 何か言いたげな表情のままで、そう言ってガッちゃんは首を()ってしまう。

 こうなったら、何も答えないだろうことは簡単に想像がつく………。

 そこで、私は笑って言う。


「先ずは、ゼフィロス村に行って、冒険者登録しちゃいましょうか。そして、それが終わったら、掲示板に()ってある簡単な依頼(クエスト)をやって、お金を手に入れる。その時に、お金のレートもだいたいわかると思うのよねぇ………。それが終わったら、遺跡の確認と結界作りね。その後に、本格的な魔物狩りね。ガッちゃんのご飯はちょっと遅くなるけど良いかしら?」


 私の問いかけに、ガッちゃんはコクッと(うなず)く。


『はい、大丈夫です。(あるじ)さま』


「そう…だったら、ここは、ゼフィロス村までさっさと飛んで行きましょう」


 私の言葉に、ふたりは良いお返事をしてくれる。


『『はい』』


 こうして私達は、ゼフィロス村に飛んで行くことにした。

 ちなみに、天使シリーズを()(まと)っている上に、風の精霊さん達が楽しそうに助力してくれるので、私は魔力をほとんど使わないですんでいた。

 そのお陰で、いったん減った魔力が着実に戻って来ていることが判別(わか)る。


 精霊さんと友好関係を結ぶって大事だわぁ~………って、本気で思いましたよ………いや、本当にね。

 勿論(もちろん)、水晶の指輪は貴重品ですから、きちんと小さくしてインベントリにしまいました………無くしたら怖いので。

 だって、絶対に無くせないモノですから………なんせ、制御の水晶珠とかいう、貴重品のようですから。


 やっぱり、そんな貴重品は、一番安全な方法で管理するしかないでしょう。


 ちなみに、ただ飛ぶだけじゃつまらないので、私はついついアニメの歌を歌いながら飛びました。

 くうぅ~………前世のオタク喪女のサガが私にアニソンを歌わせるのよぉ~………。

のの前に簡単に着いたのはラッキーだった………と、思うことにしました。


 私は、到着したゼフィロス村の少し手前の上空から、村の規模を(あらた)めて確認する。

 そう、前世で遊んでいたゲームとの相互関係(そうごかんけい)を確認するために………。


 前世で遊んだ、レインボーパレス(R18)のイベント【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】とRPG【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】の双方と、はたして何処(どこ)まで似ていて、どの(へん)が似てい無いか、この世界独自の設定かを確認しなければならないので、ちゃんと周囲も見回しておく。


 だって、ソルス・ロス・エンダ村なんてゲーム内の姿とはまるっきり違っちゃっていたからね。

 ゲームの通りではない部分も、だいぶあるということをちゃんと気に()めておかないとね。


 そして、(あらた)めてゲーム内ではない、今世(こんせ)の現実のゼフィロス村を外側から見て無意識に(うなず)いていた。


 あぁ…よかったぁ~…ゼフィロス村は、ソルス・ロス・エンダ村と違ってそこまでは、(さび)れていないようねぇ………ホッとするわ。

 やっぱり予想した通り、ソルス・ロス・エンダ村に派遣されるギルド職員は、ここから来ていたってことかしらねぇ?





 そんなコトを考えながら、私はコウちゃんとガッちゃんとともに、少し離れた場所で停止して確認した後、ゆったりとした空中散歩をしながら、ゼフィロス村の真上へと到着する。


 上空から見て思うのは、やっぱりRPGの方の【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】での記憶にあるゼフィロス村よりも、かなり活気が少ないと感じるわね。

 レイパレ(R18)の方は、もっと(さら)に活気があったし………う~ん。


 なんとなく、人気(ひとけ)(すこ)(すく)ない気が………。

 村の規模は、ゲームの内容よりも少し大きいのに、村人は少ない気がするのよねぇ………。

 それでも、村の入り口には、ちゃんと警備の人間が居たりするから、そこまでの相違(そうい)は無いのかもしれないわね。


 しかし、こうして見ると、ソルス・ロス・エンダ村に足を()み入れた時と違って………。


『おおファンタジー』


 って、思う程度には、ファンタジーらしく感じるわねぇ………。

 はぁ~……なんか、まだ、実感力が薄いのが自分でもわかるわね。

 あのおぞましい呪具(じゅぐ)の3点セットを長く()に着けさせられていたセイで、認識力からして低下していただけに、いまだに感覚がぼけているような気がするもの。


 長期間、魔力を吸上(すいあ)げられて、(つね)枯渇状態(こかつじょうたい)でフラフラの上、認識力は極端(きょくたん)低下(ていか)していて、認識力も底辺(ていへん)だったから………。

 なんか、いまだに現実感が薄いのよねぇ………。





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