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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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146/151

146★皇帝とは意外と雑事が多い 〔sideレギオン〕


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 ふむ、もしもと言う四方山話(よもやまばなし)に出て来た、その手の特殊なポーションが、奇跡的にでも入手できた場合のことを考えて、ちゃんとブランデルの身柄は安全な場所に確保しておかないとな。


 側室の子であるレオンハルトは、ちゃんと相応(そうおう)の魔力もあるし、やや………いや、だいぶ覇気(はき)は足りないが、教養もあり素行も問題ない。

 もし、子種が復活できるなら、もう少し子供を作って欲しいのが本音だからな。


 いや、勿論(もちろん)、私もディアと頑張るつもりはあるが、できるならば、アレクサンデル伯父上(おじうえ)とセレナーデ伯母上(おばうえ)の血筋は残したい。

 甘い考えだと理解(わか)っては居るが、始祖の色濃い血筋を減らしたくない。


 とは言え、ルドルフは問題外だがな。

 ルドルフは甘やかし()ぎた結果、ああなっただけだろう。

 魔力が底辺並に低かろうと、それを()まえて、ちゃんと鍛錬(たんれん)させて、(きた)え上げればそれなりになったはずだからな。


 ブランデルも、アレクサンデル伯父上(おじうえ)がもうちょっと正しく(頑張っているところを)()めて、怠惰(たいだ)な(自分がやりたくないことを断れない者に押し付ける)性格と、横柄(おうへい)な(血筋を(おご)る)ところを(きび)しく(しつ)けていたら、ああならなかったかもしれない。


 まぁ……所詮(しょせん)は、たらればの話しだがな。


 馬鹿な子ほど可愛いではないが、陰口で凡庸と馬鹿にされ続けたことでブランデルが、私に(みょう)(ひが)み根性を持つようになったことは理解(わか)っていたから、ある程度の理不尽は目溢(めこぼ)ししていたんだがなぁ………。


 まったく、ブランデルの大馬鹿者(おおばかもの)め、盛大(せいだい)自爆(じばく)りおってからに………はぁ~………。

 お陰で、この私がハイオシス帝国の皇帝になってしまったではないか。


 じゃなくて、皇后殿は祖国に帰るか、()が国で離宮に幽閉されるかは、本人に選ばせよう。

 側室殿は、実家に帰還(きかん)してもらうか………。

 問題は、あの廃皇太子だな。

 あそこまで、魔力もなくお花畑では………嗚呼(ああ)、頭が痛い。


 じゃなくて、逃避しても事態はかわらないな。

 私の立場は………皇帝だからな。


「ははは………そうだな…逃げているシルビアーナを追跡(ついせき)できる力のある者が……婚約者であり、夫候補なのだ。アルディーン達は、私達と同じように冒険者として、ダンジョンに(もぐ)っていたからなぁ~………。この話しは、ここまでだ。シルビアーナが欲しいなら、契約の女神・信頼と誠実の女神ソルトレーナ様と、制約の女神・復讐と断罪の女神レジナージア様の2柱の女神に誓約(せいやく)し、制約(せいやく)を受けるか? シルビアーナの求婚者達よ。受けなければ、()が娘を追う資格は無い。ここは、そなたらの国ではない、私の帝国であり、皇帝たる私が法律だ。他国者が勝手に、()が帝国を闊歩(かっぽ)し、()が娘を探すことは許さない。どうする?」


 私の問いかけに、シルビアーナを欲した男達が(すべ)て前に出てくる。


 クッ………それでも、出てくるかぁ~……はぁ~……。

 ったく、シルビアーナの価値を良くわかっている者達だ。

 1人も()けないとはなぁ~………。

 だが、この程度の脅しには屈しない男でなければ、誓約(せいやく)制約(せいやく)をかける意味すら無い。


 私の出した条件を、彼等(かれら)(すべ)て飲み込み誓約書(せいやくしょ)制約書(せいやくしょ)にサインした。


 アルディーン達も他国の皇太子や王太子、皇族達は(すべ)て、シルビアーナを(あきら)めなかった。

 本当の姿のシルビアーナは、私とディアの娘だけあって、絶世の美貌と魔力を誇る傾国(けいこく)の美少女だからなぁ~………。


 血統もすこぶる良いし…性格も良い…そして、一騎当千(いっきとうせん)の戦う能力もある。

 そんな有能で美しい姫を(あきら)めるのは、馬鹿のすることかな?

 とは言え、誓約(せいやく)をもって制約(せいやく)をした者達は、とりあえず故国(ここく)に帰って(いただ)こうか?


 ()が国内を、他国者にシルビアーナを求めてうろつき回られるのは、御免(ごめん)こうむる。

 まして、皇太子なんぞは………。

 もし、怪我でもされたら大問題になるからな。


 ソレ(=怪我など)を理由に、シルビアーナを求められると思われても困るしな。

 ここは、代理を選んで送って寄越せと言って追い返すのが1番だろう。

 くっくくくく………自分の代理にできるだけの能力と忠誠心(ちゅうせいしん)を持つ者。


 当然(とうぜん)、側近の中でも、お気に入りだろう、それを手放すのは(つら)かろうなぁ………。

 ククククッ………シルビアーナの探索をするなら、パーティーを作るほどの人数を、手放さなければならないからな。


 シルビアーナにとっても、皇太子としての試練(しれん)だな。

 捕獲(つか)まれば、ヤンデレ確定の夫候補達に追われるのだから………。

 だが、それもこれも、このハイオシス帝国の皇太子としての運命(さだめ)だ。

 

 お前は、皇太子としての人生を選ぶだろうか?

 それとも、見事に逃げ切って、冒険者を続けるのだろうか?

 この父からの提案として………。


『さっさと、子供を作って地位(=皇太子)を押し付けるのも1つの手』


 と、直接会って、言ってやるのも親心かな。

 あっ…不味い…ディアに相談しないと………。

 (はか)らずも、皇帝になってしまったことも、ディアに()げなければ………。


 嗚呼(ああ)、私も試練だ………。

 借りていた、魔術師殿達も帰国していただかないと………。

 あうぅぅぅぅ~………やることがいっぱいだ。

 なんて、やってられるかぁぁぁぁぁぁぁ~………。


 さてと、私も今後のためにも、ディアの(もと)に帰らないと不味いからな。

 皇帝として、ある程度の指示を出したら、後のことを師匠とロシフォール達に頼んで、北の館や領地の処理を指示しなければ……はぁ~面倒くさい。

 そして、私は突然降ってわいた皇帝としての地位の仕事を片付けるために会場を後にした。





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