146★皇帝とは意外と雑事が多い 〔sideレギオン〕
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
ふむ、もしもと言う四方山話に出て来た、その手の特殊なポーションが、奇跡的にでも入手できた場合のことを考えて、ちゃんとブランデルの身柄は安全な場所に確保しておかないとな。
側室の子であるレオンハルトは、ちゃんと相応の魔力もあるし、やや………いや、だいぶ覇気は足りないが、教養もあり素行も問題ない。
もし、子種が復活できるなら、もう少し子供を作って欲しいのが本音だからな。
いや、勿論、私もディアと頑張るつもりはあるが、できるならば、アレクサンデル伯父上とセレナーデ伯母上の血筋は残したい。
甘い考えだと理解っては居るが、始祖の色濃い血筋を減らしたくない。
とは言え、ルドルフは問題外だがな。
ルドルフは甘やかし過ぎた結果、ああなっただけだろう。
魔力が底辺並に低かろうと、それを踏まえて、ちゃんと鍛錬させて、鍛え上げればそれなりになったはずだからな。
ブランデルも、アレクサンデル伯父上がもうちょっと正しく(頑張っているところを)褒めて、怠惰な(自分がやりたくないことを断れない者に押し付ける)性格と、横柄な(血筋を驕る)ところを厳しく躾けていたら、ああならなかったかもしれない。
まぁ……所詮は、たらればの話しだがな。
馬鹿な子ほど可愛いではないが、陰口で凡庸と馬鹿にされ続けたことでブランデルが、私に妙な僻み根性を持つようになったことは理解っていたから、ある程度の理不尽は目溢ししていたんだがなぁ………。
まったく、ブランデルの大馬鹿者め、盛大に自爆りおってからに………はぁ~………。
お陰で、この私がハイオシス帝国の皇帝になってしまったではないか。
じゃなくて、皇后殿は祖国に帰るか、我が国で離宮に幽閉されるかは、本人に選ばせよう。
側室殿は、実家に帰還してもらうか………。
問題は、あの廃皇太子だな。
あそこまで、魔力もなくお花畑では………嗚呼、頭が痛い。
じゃなくて、逃避しても事態はかわらないな。
私の立場は………皇帝だからな。
「ははは………そうだな…逃げているシルビアーナを追跡できる力のある者が……婚約者であり、夫候補なのだ。アルディーン達は、私達と同じように冒険者として、ダンジョンに潜っていたからなぁ~………。この話しは、ここまでだ。シルビアーナが欲しいなら、契約の女神・信頼と誠実の女神ソルトレーナ様と、制約の女神・復讐と断罪の女神レジナージア様の2柱の女神に誓約し、制約を受けるか? シルビアーナの求婚者達よ。受けなければ、我が娘を追う資格は無い。ここは、そなたらの国ではない、私の帝国であり、皇帝たる私が法律だ。他国者が勝手に、我が帝国を闊歩し、我が娘を探すことは許さない。どうする?」
私の問いかけに、シルビアーナを欲した男達が全て前に出てくる。
クッ………それでも、出てくるかぁ~……はぁ~……。
ったく、シルビアーナの価値を良くわかっている者達だ。
1人も欠けないとはなぁ~………。
だが、この程度の脅しには屈しない男でなければ、誓約と制約をかける意味すら無い。
私の出した条件を、彼等は全て飲み込み誓約書と制約書にサインした。
アルディーン達も他国の皇太子や王太子、皇族達は全て、シルビアーナを諦めなかった。
本当の姿のシルビアーナは、私とディアの娘だけあって、絶世の美貌と魔力を誇る傾国の美少女だからなぁ~………。
血統もすこぶる良いし…性格も良い…そして、一騎当千の戦う能力もある。
そんな有能で美しい姫を諦めるのは、馬鹿のすることかな?
とは言え、誓約をもって制約をした者達は、とりあえず故国に帰って頂こうか?
我が国内を、他国者にシルビアーナを求めてうろつき回られるのは、御免こうむる。
まして、皇太子なんぞは………。
もし、怪我でもされたら大問題になるからな。
ソレ(=怪我など)を理由に、シルビアーナを求められると思われても困るしな。
ここは、代理を選んで送って寄越せと言って追い返すのが1番だろう。
くっくくくく………自分の代理にできるだけの能力と忠誠心を持つ者。
当然、側近の中でも、お気に入りだろう、それを手放すのは辛かろうなぁ………。
ククククッ………シルビアーナの探索をするなら、パーティーを作るほどの人数を、手放さなければならないからな。
シルビアーナにとっても、皇太子としての試練だな。
捕獲まれば、ヤンデレ確定の夫候補達に追われるのだから………。
だが、それもこれも、このハイオシス帝国の皇太子としての運命だ。
お前は、皇太子としての人生を選ぶだろうか?
それとも、見事に逃げ切って、冒険者を続けるのだろうか?
この父からの提案として………。
『さっさと、子供を作って地位(=皇太子)を押し付けるのも1つの手』
と、直接会って、言ってやるのも親心かな。
あっ…不味い…ディアに相談しないと………。
図らずも、皇帝になってしまったことも、ディアに告げなければ………。
嗚呼、私も試練だ………。
借りていた、魔術師殿達も帰国していただかないと………。
あうぅぅぅぅ~………やることがいっぱいだ。
なんて、やってられるかぁぁぁぁぁぁぁ~………。
さてと、私も今後のためにも、ディアの元に帰らないと不味いからな。
皇帝として、ある程度の指示を出したら、後のことを師匠とロシフォール達に頼んで、北の館や領地の処理を指示しなければ……はぁ~面倒くさい。
そして、私は突然降ってわいた皇帝としての地位の仕事を片付けるために会場を後にした。




