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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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143/144

143★制約は婚姻してからのモノの方が多い 〔sideレギオン〕


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 こんな感じ良いのだろうか?

 普通の恋愛を恋の駆け引きを、娘らしく楽しんで欲しいと思う。

 ディアーナのように視線ひとつで男の(こころ)鷲掴(わしづか)みし、自由に(あやつ)るなどシルビアーナには無理だから………。


 幼い頃よりお前自身を愛していた男達を、お前の元に送ろう。

 変なムシが着かないように………。

 特に、他国の皇太子や王太子達なんぞは、シルビアーナを国外へと連れ出す、害虫でしかない。


 子供の頃、私達は家族として一緒にはいられなかったから………。

 できるだけ側に居て欲しい。

 せめて、嫁ぐまでは一緒に暮らしていたい………。


 でも、シルビアーナは、あの馬鹿の側近にダンジョンに送られたのを良いコトに、冒険者になって、自由に生きようとしている。

 まさに、若い頃の私のようだ。

 うん、まさにカイドール一族の総領娘(そうりょうむすめ)だ。


 行動に躊躇いがない。

 決断力も素晴らしい。

 ふふふふ………流石(さすが)、私とディアの子だな。


 ハイオシス帝国の盾であり剣である()がカイドール侯爵家の嫡子は、(かなら)ず成人したら冒険者として生きるという不文律がある。

 それは、冒険者として生き、恋をしてカイドール侯爵家の嫡子として生きると(ちか)った時に教えられる。


 この帝国の公爵家や侯爵家や辺境伯爵家の嫡子となる者は、何故(なぜ)か冒険者として生きた経験を持つ者が大半だ。

 それは、本能なのかもしれない。

 冒険者は、収入の多い一般市民だからな。


 民の生活をし実体験し、王侯貴族の()(まま)()をもって知るという経験は()がたいものだったからなぁ~………。

 命がけのクエストをこなしながら、友情と信頼を深めるのも良い経験だったから………。

 ただシルビアーナには、旅とクエストを一緒にする友達がいない。


 あの状況(じょうきょう)では、仕方(しかた)が無いと理解(わか)っている。

 だからこそ、アルディーン達をお前のパーティ仲間として送り出す。

 (かれ)らと経験を()み、お前自身が選んで(あつ)めるパーティーメンバーとのクエストも楽しむべきだろう。


 だが、それは夫いや婚約者あっての自由なんだ。

 すまないシルビアーナ自由な恋をさせてやりたかったが、皇太子となり皇帝となるお前に、その選択肢は無いんだ。

 王配や皇配は、その地位に相応(ふさわ)しい爵位と能力が必要なのだから………。


 男の皇帝と違って、側室も愛妾ももてないお前には、私の知る限りで最高の男を夫として紹介しよう。

 伯母上(おばうえ)先見(さきみ)に出ていた、ラインハルトとレオンハルトは排除(はいじょ)する。

 どちらも、(いま)すぐ冒険者になれる実力を持っていないからな………。


 それに、お前の夫として相応(ふさわ)しくない。

 私は、お前に苦労して欲しくない。

 はぁ~……制約(せいやく)の続きを言うかぁ~………グチがつい出てしまうから気を付けなきゃな。


「シルビアーナの意思を尊重(そんちょう)し、その意思と行動を(さまた)げてはならない。たとえ、己の意思と反していても………抜け道として、(ねや)ごとを使ってはならない」


 私の言葉に、大神官ミシュラン殿は、苦笑していた。

 大神官アスラン殿も、なんとも言い(がた)い表情だ。

 もちろん、ルト達やアルディーン達も苦笑していた。

 仕様(しよう)が無いだろう伯母上(おばうえ)先見(さきみ)を考えれば………。

 婚姻してからの制約(せいやく)の方が、多いのはどうしようも無い。


 貴族どもが、後宮の制約(せいやく)か?と(わら)っている。

 本心としては、かなりむかつくが、否定はしない………その通りだからな。

 アルディーン達は、海千山千(うみせんやません)の経験と知識を駆使(くし)して、初心(うぶ)なシルビアーナをベッドで()らしこむことができるからなぁ~………。


 アルディーン達の体力と精力につき合わされたら、王宮育ちの体力も(ねや)の知識も無いシルビアーナでは太刀打(たちう)ちできないのは、間違い無いのだから………。


「シルビアーナと婚姻し子ができた時、乳母や守役の選定と決定は皇家に一任(いちにん)し、口を出さない」


 私の言葉に、イルバインが質問する。


「私が、乳母や守役を推薦(すいせん)するコトは、可能ですか?」


 おやぁ~……随分(ずいぶん)具体的(ぐたいてき)()いだなぁ~……本気で、シルビアーナと婚姻したいのだな。

 アルディーンと(あらそ)う覚悟ができたのか………まぁ~頑張れよ。

 その根性に(めん)じて、許可してやろう。


「それは(かま)わない。選ぶのは、シルビアーナと私だからな」


 私の答えに、イルバイン以外の夫候補もこくこくしている。

 乳母なんて、自薦他薦(じせんたせん)で来るものだからなぁ~………。

 問題なのは守役(もりやく)だな。


 諜報専門(ちょうほうせんもん)の影達を、もっと増やすしかないか?

 いや、皇室の影達と連絡を取れば良いだけだな。

 いずれ、影の長が、皇帝になった私に接触してくるだろうから、それまではカイドールの影達を使っていけば良いか………。


 ディアーナに付いてきた影達も、こき使ってやるか………。

 さてと、他の制限は………。

 他国の皇太子や王太子の手前、婚約について入れておくか。

 私は、ディアーナという他国の王女を妻とした。

 だから、シルビアーナの夫は国内の貴族が望ましい。


 他国の皇族や王族と婚姻すると、シルビアーナの子供に皇位継承権が無くなってしまうからな。

 ラインハルトやレオンハルトの子供との婚姻をしない限り、皇位継承権を得られない皇太子なんぞ、地盤(じばん)が弱すぎて価値(かち)が無い。





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