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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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142/143

142★皇帝の仕事はいっぱい 〔sideレギオン〕


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 ここは、ソルトアーナ様が(おっしゃ)ったように、ディアーナと頑張って娘を作ってみるかぁ………。

 ついでに、早いところシルビアーナにも夫を選んでもらって、娘を産んでもらうしかなさそうだな。


 どれも国外に出すのはもったいなすぎる男達だからな。

 こうなったら、私達夫婦とシルビアーナ、それから、ラインハルトにも早々に嫁を決めてもらって子供を作ってもらうしかないだろうなぁ………はぁ~………嗚呼(ああ)、本当にやることがいっぱいだぁ~………。


 それはひとまずおいて置いて、5人の(ちか)いの儀式(ぎしき)といこうか。


「ソルトレーナ女神神殿の大神官ミシュラン殿、まずは誓約(せいやく)を………」


 私の言葉に従って、大神官ミシュランは、従属神官に視線を(なが)す。

 それを受けた従属神官達が、契約のための誓約書(せいやくしょ)を5枚取り出す。

 その誓約書(せいやくしょ)を書くためのテーブルが、何時の間にか用意されていた。


 どうやらルトが気を()かせてくれたようだ。

 私と同じ脳筋だと思っていたのに………人は成長するようだ。

 テーブルに、従属神官が5名ついて、誓約書(せいやくしょ)に署名するための誓約(せいやく)魔法のかかったペンを(にぎ)っている。

 それを確認した大神官ミシュランが私に問いかける。


「陛下、誓約(せいやく)の内容を………」


 私は、(うなず)くと話し始める。


()が息女であり、皇太子(=女性でも皇太子と呼ばれます)と決まったシルビアーナの夫候補に誓約(せいやく)()す………」


 私の言葉を従属神官達は、スラスラと魔法のペンで書き込んでいく。

 それを会場の中にいた貴族達は、ぎらぎらした目で見ている。

 勿論(もちろん)、他国の皇太子や王太子達もぎらついた目で見つめている。

 突然(とつぜん)、皇太子が廃嫡(はいちゃく)、皇帝が退位したことは、寝耳に水だったろうなぁ~………。


 1番驚いているのは、実は私自身だが………こんなのは、まったくの予定外だったのだがなぁ………。

 が、皇帝になったのなら、次代の皇太子を指名するのは当然のこと。 

 この誓約(せいやく)制約(せいやく)の儀式が終わったら、ディアーナやラインハルト、それに部下達に私が皇帝になることを(つた)えなければならないな。


 北の屋敷を整理し、元々あの場所に駐屯(ちゅうとん)していた辺境騎士団と交代する手続きもしなければならないな………ああ、頭が痛い。

 それに、皇家直轄領こうけちょっかつりょうに編入されていたカイドール侯爵領を、元に戻さなければならない。

 とりあえず、カイドール侯爵の名乗りはラインハルトにさせるしかないな。


 あと、戴冠式(たいかんしき)もしなければならない………はぁ~面倒くさい。

 それと、レオンハルトを(かり)の侯爵としなければならない………。

 たしか、(いま)は、使われていない侯爵名が……レイドラン侯爵と名乗らせるか?


 ラインハルトとレオンハルトは、学園の皇族専用棟に突っ込んで、帝王教育をがっつりと仕込(しこ)んでもらおう。


 これは、イグナシオ師匠やロシフォール達に依頼するかな?

 戴冠式(たいかんしき)指揮(しき)は、引退している先代侍従長と大神官ミシュラン殿に依頼しよう。

 他国への挨拶と招待状などに付いては、外務大臣のロシフォール達にやらせれば良いしな。


 はぁぁ~やりたくないと思っていると、つい関係無いことを色々と考えてしまうものだ。

 さてと、残りの言葉を………。


 つつがなく、契約の女神ソルトアーナ様の誓約書(せいやくしょ)の署名が終わった。


 大神官ミシュランが大きく頷き軽く手を振って、従属(じゅうぞく)する神官と神官戦士を下がらせる。

 と、入れ替わりにレジナージア女神神殿の大神官アスランが従属(じゅうぞく)する神官と神官戦士と(とも)に、今度は制約書(せいやくしょ)の魔法紙を5枚取り出して待機する。


 次は、制約の女神レジナージア様の制約書(せいやくしょ)の文面かぁ………。

 とにかく、シルビアーナに叛意を持たないこと、自由を約束する内容を()げる。


「1枚目の誓約(せいやく)の儀式とは別に、ここに宣言する。シルビアーナの婚約者として私が選んだ男は、()が友アーダベルト・ルドレイツ侯爵の嫡子、アルディーンである。が、シルビアーナは、皇太子でもあるので、夫候補を残りの友の息子を4名指名する」


 私の宣言を聞いた貴族どもは、かなり驚いてざわめいてくれる。

 ったく、(うるさ)い…呪具(じゅぐ)のセイで本来の姿と魔力を失っていたシルビアーナを馬鹿にしていたやつ()は、これだから困るんだ。

 この宮廷で夫候補として、皇太子ルドルフを(のぞ)いて最高と(うた)われていた者達が、シルビアーナの婚約者と夫候補になったことに文句を言うなど………。


 皇帝の横暴(おうぼう)だと、ふざけるな。

 シルビアーナは、皇家と王家という2つの国の皇統と王統の血筋を引き、銀月のシルビアーナの化身と言える程の美貌と魔力量を持つのだぞ。

 その夫候補に選ばれて嬉しくない男なんぞおらんわ。


 まして、アルディーン達は、シルビアーナの性格に()れていたんだからな………。

 はぁ~落ち着け、レギオン…お前は…皇帝だ。

 (うるさ)くざわめいている貴族を視線と殺気で黙らせて、私は制約(せいやく)の言葉を(つむ)ぐ。


「自由を求めて、冒険者になっているだろうシルビアーナを探しだし、押し付けでは無い愛を育むように………。(かなら)ず、シルビアーナの愛を得ること。あまり強引な手段には出ないようにすること」





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