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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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141/147

141★制約の女神レジナージアとも制約をさせよう・国内組 〔sideレギオン〕


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 ここは………やはり、レオンハルトからの求婚は却下(きゃっか)するしかないな。

 兄を踏み躙ってでも、皇太子になっていずれは皇帝をという気概のないレオンハルトには、シルビアーナの夫という立場は荷が重い。


 アルディーン達は、それぞれに経験を()んでいるから、他国の皇太子達とやりあうこともできるだろう。


 それに、明確にシルビアーナを愛していると、私にも(わか)るしな。

 とにかく、シルビアーナの(いや)がることをしない。

 シルビアーナの自由を奪わない。

 シルビアーナを抱き(つぶ)さない。

 シルビアーナと子供の時間の邪魔をしない。


 まっ、この程度で十分だろう。

 ふぅ~………シルビアーナ夫候補が増えてしまったから、アルディーンにも残りの夫候補と共に今一度(いまいちど)制約(せいやく)誓約(せいやく)をしてもらうしかないな。


 一応は、平等な条件でシルビアーナへと求婚するためという建前でな。

 考えのまとまった私は、アルディーン達を呼んだ。


「アルディーン、フェルディナンド、ジリアーノ、イルバイン、バルザック。私の前に集まれ」


「「「「「はい」」」」」

 

 (そろ)った声と(とも)彼等(かれら)は、全員私の前にザッと(あら)われた。

 勿論(もちろん)横一列(よこいちれつ)(なら)んでいる。

 私は、ルトに契約の女神ソルトレーナ様の大神官を呼ぶように命じた。


「アーダベルト、契約の女神ソルトレーナと制約の女神レジナージアの両大神官をここに呼び出せ」


「御意」


 アーダベルト・ルドレイツ侯爵は、私に茶目っ気たっぷりに一礼すると自分の部下である魔法使い達に命令する。


「セオドール、ソルトレーナ女神神殿の大神官ミシュラン殿を呼び出せ」


「はい」


「エルディム、レジナージア女神神殿の大神官アスラン殿を呼び出せ」


「はい」


 セオドールとエルディムがアーダベルト・ルドレイツ侯爵の命令に従って、同時に空中に人差し指で紋様(もんよう)(えが)く。

 空中にきらきらと光る(えん)(いく)つも(かさ)なって顕現(あらわ)れる。


 それが、一際輝(ひときわかがや)くと、セオドールが(えが)いた紋様(もんよう)からはソルトレーナ女神神殿の大神官ミシュランが従属(じゅうぞく)する神官と神官戦士を(とも)に立っていた。


 勿論(もちろん)、エルディムが(えが)いた紋様(もんよう)からはレジナージア女神神殿の大神官アスランが従属(じゅうぞく)する神官と神官戦士を(とも)にして立っていた。


 事前(じぜん)に、ルトが連絡していたお陰でスムーズに大神官ミシュランが誓約(せいやく)の書類を、大神官アスランが制約(せいやく)の書類を、それぞれ持って来てくれた。


 ふふ………大神官達が立会いでの誓約(せいやく)制約(せいやく)は、かなりキツイぞ。

 (やぶ)れば、ガッツリと代償(だいしょう)(はら)わせられることになるからな。


 それ(ゆえ)に、誓約(せいやく)は、契約書(けいやくしょ)のみをソルトレーナ女神神殿よりいただき、誓約(せいやく)まほうをつかえる魔法使いに立ち会ってもらって作成するものなのだ。

 当然(とうぜん)制約(せいやく)の女神・復讐と断罪の女神レジナージア様の契約書(けいやくしょ)制約(せいやく)魔法の使える魔法使いに立ち合って制作される。


 誓約書(せいやくしょ)にしろ制約書(せいやくしょ)にしろ、それはお(たが)いに代償(だいしょう)を払いたくないという、単純明快な理由によって締結するモノだが………。


 今回の誓約(せいやく)制約(せいやく)は、もしかしたら女帝になるかも知れないシルビアーナのためのモノだったので、正式な契約(けいやく)となす大神官達を用意したのだ。


 (よこしま)(こころ)を持っている者には、決して手が出せないと思わせるために用意したのだ。

 が、やはり誰も引いてはくれないようだな。


 はははは………アルディーン達は、(こころ)からシルビアーナを愛し欲しているから、正式な契約(けいやく)にも(かか)わらず、準備が整うのを笑って待っている。


「「「「「陛下、私は、シルビアーナ姫に相応(ふさわ)しいでしょうか?」」」」」


 まるで唱和(しょうわ)するかのように、アルディーン達5人は声を(そろ)えて(こた)える。

 その(こた)えに、私は微笑(ほほえ)みを浮かべて言う。

 すまないが、シルビアーナが婚姻するまで、お前達は、恋人を持つことも、ましてや婚姻することを(きん)じるぞ。


 お前達ほどの男達が、シルビアーナを求めているという事実が、シルビアーナの()(まも)(すべ)のひとつになるのだから………。

 シルビアーナが、無事婚姻したならば、その忠誠に(むく)いる褒賞(ほうしょう)(あた)えよう。

 お前達の人生のひと時をシルビアーナにもらう。


「ああ、相応(ふさわ)しいぞ。特に私が認めているアルディーン、そなたはな………だが、人生には絶対が無い(ゆえ)に、お前達を呼び出した。()が友の息子であり、()が師匠の息子でもあるそなたらを………。シルビアーナの夫が決まるまでの時間を、もらっても良いか?」


「「「「「はい」」」」」 


「そうか、では、契約の女神ソルトアーナ様と制約の女神レジナージア様に(ちか)いを立ててもらう」


「「「「「はい」」」」」

 

 全員が、(さわ)やかに笑って(こた)える。

 本当にシルビアーナを愛しているのだな。

 不憫(ふびん)だが、シルビアーナは1人しかいない………選ばれなかったら………。


 現実逃避しようと、シルビアーナはひとりしかいないが、年の差などものともしない(やから)しかおらんようだからな。

 ふむ、どいつもこいつもしっかりと鍛錬(たんれん)()んでいるようだから、寿命の心配はなさそうだな。






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