表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
136/143

136★不文律が効かないなら、神との制約しかないな 〔sideレギオン〕


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。



 どうやら、アルディア王より先に()くなった王太子が聖女に授けた魂珠(こんじゅ)とは、その立太子式での継承の劣化版のようなモノだったらしい。

 それでも、聖女に自分が受け継いだモノを継承させられて、嬉しかったのだろうな、王太子殿は。


 アルディア王は、勇者と聖女との(あいだ)に王子が生まれたのを見てから、さほど()たずに安心して()ったという。

 たぶん、自分が魔法式を授けた勇者と、()くなった王太子が(さず)けた魂珠(こんじゅ)からの魔法式が、産まれたばかりの王子にちゃんと継承されたことを見届けてホッとしたのだろうな。


 ただ、次代のできはかなり微妙だったようだがな………。

 子育てって大変だと思う……いや、本当にね。


 あの聡明で公正なアレクサンデル伯父上(おじうえ)と慈愛と誠実のセレナーデ伯母上(おばうえ)の唯一の嫡子がブランデルだというのに………。


 ブランデルしかり、その息子のルドルフしかり、そして、ソレスト王国の王太子しかり、アルビナ帝国の皇太子しかり、世継ぎと生まれながらに決まっている者は、どうも傲岸不遜(ごうがんふそん)自制心(じせいしん)()け、偏狭的(へんきょうてき)狭量(きょうりょう)になるらしいな。


 それはさておき、()きアレクサンデル伯父上(おじうえ)が、本来なら嫡子のブランデルだけに(つた)えるはずの口伝(くでん)を、私にまで(つた)えたのは、たぶんに保険だったのだろう。

 まさか、本当に………いや、もしかしたら、()きセレナーデ伯母上(おばうえ)先見(さきみ)による助言を受けていたのかもしれないな。


 それでも、自分の息子を信じていたのだろう………不憫(ふびん)な。


 じゃなくて………はぁ~………今一番(いまいちばん)(なや)みどころは、シルビアーナが世間知(せけんし)らずの娘だということだ。

 しかも、短い人生の大半を、あのお花畑の大馬鹿者(おおばかもの)のセイで、常日頃(つねひごろ)(みにく)いと陰口………いや、堂々(どうどう)と言う(やから)も居たな………を(たた)かれて育っている。


 だから、神獣と契約したことで、自分の容姿が美しく本来の姿へと立ち戻っているという自覚はまず無いだろう。

 それに、アルディーンやレオンハルトとの極僅(ごくわず)かな交流(こうりゅう)しか無かっただろうから、本当の意味で、男と付き合ったコトなぞ無い娘だ。

 ついでに、同姓の友人も持ったことも無いのは、調べ()みだ。


(注・レギオンはシルビアーナが本来の容姿に戻ったのは、2頭の神獣と契約したコトによるモノと思っている。実際には、コウちゃんの痩身美容によるモノだが、ある意味では当たらずも遠からずである)


 可哀想(かわいそう)なシルビアーナは、人に(たい)する警戒心があるだろう。

 ただ他人を、どう警戒すれば良いかは知らないと思う。

 あの子(シルビアーナ)は、他人と些細(ささい)交渉(こうしょう)もほとんどない無い生活をしていたようだからな。


  セレナーデ伯母上(おばうえ)が、一番関わった時間が長いかもしれない。

 一時的に近衛騎士の双子の次男と三男、たしか名前がロムルスとレムルスだったかな?

 あのユールベーナ侯爵家の脳筋コンビが、しばらくシルビアーナの護衛騎士をしていたのは知っている。

 ただ、残念なのが、完全な脳筋なので、恋愛とかの気配は微塵(みじん)も無かったことだろうがな。


 後で話しを聞いたら、いかに私の娘が姿(すがた)(かたち)()らず、私の血筋を色濃く引いて、武器全般の習得(しゅうとく)に優れていたかという話ししか聞けなかったからな。

 アルディーンとレオンハルトは、ひたすらお菓子とか(みつ)いでいただけのようだしなぁ………はぁ~………。


 だから、たぶんに、その(あた)り(=恋愛感情や男の劣情)のことは、(まった)理解(わか)らないだろうなぁ………嗚呼(ああ)、困った。

 シルビアーナの美貌にクラクラした者達が言い()っても、なぜ自分に言い()って来ているのかが理解(わか)らないだろうなぁ~………。


 まして、ずっと(さび)しい思いをしてきたから………。

 シルビアーナは、人とのかかわりに()えているだろうことは予想(よそう)(かた)くない。

 親切にされると、すぐに油断するだろうことは容易(ようい)に想像できてしまう。


 下手をしたら人買いに(さら)われたり、勝手(かって)に売られたりする可能性もある。

 もっとも、()まわしい呪具(じゅぐ)から解放された、(いま)の魔力ならば、(さら)われたと自覚すれば簡単に逃げるコトも、戦うこともできるだろうから、そこまで心配はしないが………。


 それに、こやつ()をなんの制約(せいやく)もしないまま放置すれば、シルビアーナを(さら)って閉じ込める可能性がある。

 本当なら、私達夫婦が認めるアルディーンに、婚姻の確約を(あた)えてやりたかったのだがなぁ………。


 こんな状況下(じょうきょうか)では、アルディーンだけを優遇(ゆうぐう)することはできん。

 許せ、アルディーンよ。

 私はシルビアーナの自由をなんとしても確保してやりたいのだ。


 ふふふふ………ここは、ひとつ彼等(かれら)にもしっかりとした約定(やくじょう)をさせるしかないかな?

 正式に婚姻できる可能性を(わず)かでも残しておけば、強引な手段に出ることはないだろう………たぶん。


 ただし、他国へ嫁がせたりはしないぞ………それだけは、できない。

 始祖達(しそたち)(さだ)めた不文律のこともあるし、ハイオシス帝国の純度の高い始祖達(しそたち)の血筋を外に出すわけにはいかないからな。


 そうなると………ふむ………。

 もしも、まかり間違ってシルビアーナが他国の王子や皇子を選んだ時ように、ここは不文律の影響が無い伯爵家を作ればよいのかな?


 他国者の皇族の血統と婚姻するなら、それは仕方(しかた)が無いことだからな。

 もっとも、シルビアーナが、こいつ()の誰かと恋に落ちたらの話しだがな。


 良し、シルビアーナとの結婚をエサに、求婚者(こいつ等)達の全員に|約定させてやる。


 彼等(かれら)との不毛なやりとりの中で、私はシルビアーナを守るための(さく)を口にする。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ