131★シルビアーナの自由を護るために私ができることは?〔sideレギオン〕
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
そんな思いやりも想像力も無い男なんぞいらん。
まっ…それは、今はあとで良いか。
まずは、一番シルビアーナを囲い込みしそうなアルディーンからだな。
私が唯一、娘のために選んだ男だからな。
将来性は抜群の男だが、シルビアーナを溺愛し過ぎて、一番軟禁や監禁なんてことをしそうだからな。
伯母上からの手紙に書かれていた未来視でも、だいぶ過剰な愛情を注いでいたようだからな。
一応は、善政をしいていたらしいが、シルビアーナに近寄るモノ全てに嫉妬心を持って対応していたよだから、ソレを抑制えてやらねばな。
シルビアーナの今後に関わるからな、その憂いをできる限り無くすことを優先しよう。
まずは、契約の女神ソルトレーナのお力を借りて、アルディーンがシルビアーナの行動を阻害しないように約定させよう。
そして、考えがまとまった私は、自分でシルビアーナの婚約者に選んだアルディーンを呼ぶ。
「アルディーン来い」
私とアーダベルトの前に音も無く出現われたアルディーンは、問いかける。
「お呼びですか?」
麗しの剣鬼と呼ばれるアルディーンは、白と金でまとめられた近衛騎士隊長の制服をまとい、容姿端麗な姿で、私の前で礼をとる。
おっ………さっさと着替えて来たな。
うん、近衛騎士隊長の制服姿………結構、似合っているぞ。
これなら、シルビアーナの夫として認められる。
ただし、がっちりとした誓約と制約をしてくれたらだがな。
アルディーンの精神や能力を考えると、2重に縛るくらいでちょうど良いだろう。
そうしないと、たぶんにシルビアーナの自由が無くなりそうだからな。
シルビアーナの自由さえ阻害しなければ、他はどうでも良い。
忌々しいことに、ブランデルが下手な悪足掻きをしたセイで、私が皇帝役をしないとダメになってしまったからな。
本当なら、私自身がすぐさまシルビアーナの元に飛んで行きたいと、思っていたのに、皇帝として色々と対応しなければならないことがあり過ぎて行けない………泣きたい気分だ、グッスン。
苦肉の策として、アルディーンをシルビアーナのところに送り込むことしかできない。
私自身、かなり切れていたから、伯母上の手紙をパーティー会場にいる者達の全てに、映像として見せてしまったからな。
とにかく、アルディーンにさっさと誓約と制約をしてもらって、直ぐにシルビアーナの元に向かってもらわねばならない。
いかに神獣と契約していようと、シルビアーナは世間知らずの箱入り娘だから、どんな不逞な輩に攫われるかわからないからな。
アルディーンの礼に頷くと、私は会場全体に響くように、声に魔力を乗せて言う。
「お前とシルビアーナは、私とアーダベルトが決めた婚約者同士だ」
ブランデルからの横槍は入ったが、私が認めたのはコイツ(=アルディーン)だけだからな。
ここはきっちりと、約定を取るべきだろう。
将来の様子を、あそこまで伯母上に書き留められているんだから、用心にこしたことは無いだろう。
「はい?」
私の言葉にアーダベルトとアルディーンは、不思議そうに首を傾げる。
お前達にすれば、何を今更という気分なのだろうが、この会場にいる大半の者は、その事実を知らないんだよ。
ブランデルの策略と横暴によって、あのお花畑で大馬鹿者の婚約者にさせられていたのだからな。
アルディーン達を見た後に、会場内に視線を向けると、私の友人達一家以外は驚いた表情の者達がほとんどだった。
まぁそうだろなぁ~………シルビアーナの婚約者は、公式にはあの馬鹿だということになってたからな。
私は、ひとかけらも認めていなかったが………。
まぁ良い後で、告知すれば良い。
今は、他国の皇太子や王太子、皇位継承者達を拒否して、とっとと国にお帰りいただこうかな?
とにかく彼らの言葉は聞かずに、無視するに限る。
聞く意味も無いしな。
さて、アルディーン、お前は、シルビアーナを手にするために、私と契約するか?
いや、例え理不尽な制約があろうと、アルディーンはするだろうな。
子供の頃から、アルディーンはシルビアーナをこよなく愛していたのだから………。
はぁ~………シルビアーナの自由を守るために、私は私で精一杯頑張ろう。
などと、ちょっと黒いコトを考えながら私はアルディーンに話しかける。
「シルビアーナには、婚姻を申し込む者が多数いるのを知っているな?」
現実を見せ付けられた後なので、アルディーンは少し緊張しつつも答える。
「知っております。ですが、私ほどルビアを愛しているとは思えませんが………」
ほほぅ…他国の皇太子や王太子達がシルビアーナを望んでいても、お前はひとかけらも恐れはしないのだな。
それでこそ、私の選んだ婿だ。
この場で堂々とシルビアーナへの愛を口にするか………。
くすくす………お前を認めているコトを口にしてやろう。
「そうだな。お前は、シルビアーナを愛し守れる男だと私は思っている」
私の言葉に、アルディーンは双眸を細めつつも、型通りに言う。
「ありがとうごさいます」




