128★たぁ~くさんのソルス・エル・ピーシェの実をゲットしました
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
ふむ、ウエストポーチのインベントリにも問題なく収納できたわね。
本当に、採取して持ち歩くコトが許されているってことなのね。
ゲームの時は、ひとり3個までだったのよねぇ………。
それが、この世界のリアルだといくつでも持って行けるんだから判らないものね。
もっとも、冒険者が来ないからって言う臨時の状態かもしれないけどね。
それはさておき、人前で腕輪のインベントリに出し入れするのは、どう考えても不味いよね。
何かの拍子に奪われても問題の無い、ウエストポーチのインベントリをメインに使うようにしないとね。
さて、残ったソルス・エル・ピーシェの半分より少し少ない実を右側の腕輪にインベントリに取り込めないかと翳してみた。
はい、こちらも問題なくちゃぁ~んと収納できました。
良かったぁ~…右の腕輪にも取り込めたわ。
ソルス・エル・ピーシェの実が同じ空間に入ることで、仮死状態で蘇生を待っている子達に少しでも良い影響があると良いな。
じゃなくて、大量のソルス・エル・ピーシェを確保できたら、もうこのソルス・ロス・エンダ村には、しばらく用はないわね。
それに、私は不運持ちとして嫌われているんだもの、だったら、こういう場所はさっさと移動するに限るわ。
幸いなことに、ソルス・エル・ピーシェの樹の精霊ドリュアスさん達が集めてくれた大量のソルス・エル・ピーシェの実は、インベントリに取り込んでも消え無かったしね。
どうせなら、落ち着いた場所でしっかりと食べて、一角天馬の子を蘇生して移動に不自由が無いくらい回復させてあげたいわ。
できれば、コウちゃんやガッちゃんみたいに自由に動けるようにしてあげたいもの………。
そんなコトを考えながら、ソルス・エル・ピーシェの樹の精霊ドリュアスさん達の集めたソルス・エル・ピーシェを両腕の手首に嵌まる腕輪とウエストポーチのインベントリに取り込んだ私は、スクッと立ち上がる。
「スイレン、そして多くのソルス・エル・ピーシェの樹の精霊ドリュアスさん達、ありがとう。お陰で、ソルス・エル・ピーシェの実をたくさん確保できたわ。ということで、ここを私は離れます」
私の言葉に、ちょっとソルス・エル・ピーシェの樹の精霊ドリュアスさん達が残念な表情になるが、スイレンがにっこり笑って言う。
『そんな顔しなくても良いでしょ………。ますたぁーに憑いて行く私が、みんなの指標となれるんだから…ね』
その言葉に、やっぱり男の子に見える精霊ドリュアスさんが応える。
『そうだな、それじゃ………。何処かで小休止とかになったら俺達を呼んでくれよ』
そうスイレンに言った後、他のソルス・エル・ピーシェの樹の精霊ドリュアスさん達に向かって、彼?は言う。
『みんな、俺達は元の場所へと戻ろう』
その言葉と共に、大量にいたソルス・エル・ピーシェの樹の精霊ドリュアスさん達はフッと姿を消したのだった。
後には、私が名前を付けたスイレンだけが残った。
スイレンは、私に小さな琥珀のようなモノが嵌まったペンダントを差し出す。
『ますたぁーに持っていて欲しい。できれば、身に付けて欲しいです。ソレは私です』
ちょっと意味不明なことを言っているが、スイレンの寄り代みたいなモノかなと思い、私は頷いて受け取り、そのまま首にかけて、琥珀のようなモノが付いたペンダントヘッドを衣服の下へとしまう。
勿論、傷付けたり落としたりしないようにするためである。
『嬉しい、ますたぁー』
そう言って、私の前でクルリと宙を舞って、スイレンは胸元のペンダントの中へとスッと姿を隠した。
流石、霊体だわ、スルッと琥珀のようなペンダントに入るのね。
じゃなくて、本当にソルス・ロス・エンダ村でやる予定だったコトは………。
まぁ…実際には当初の予定は半分も終わってないけど、此処じゃどうしようもないって理解ったしね。
不運持ちって嫌われているし、次の目的地を目指して、移動しますかね。
此処から、別の冒険者ギルドがある街ってどっち方面かしらねぇ。
とりあえず、さっさとソルス・ロス・エンダ村からおさらばしますかね。
「それじゃ、行こうか? コウちゃん、ガッちゃん」
私の言葉に、コウちゃんとガッちゃんが頷く。
『うん、ママ』
『はい、主さま』
「さよなら、ソルス・ロス・エンダ村」
そう呟くと、胸元の琥珀色のペンダントがふわっと微か温かくなって、仄かな光りを帯たのを感じて、スイレンも旅立ちを宣言したのだろうと納得する。
スイレンも私の気持ちに寄り添ってくれているのね。
一緒に生きましょうね、どこまでも………。
ソッとスイレンが入ったペンダントトップの琥珀もどきに手を置き、ひとつ大きく頷いてから、私はガッちゃんに言う。
「それじゃぁ~ガッちゃん、先導をお願いね。とりあえず、どこか安全でゆっくりとできる場所へ案内してくれる? 私の希望としては、冒険者登録できる冒険者ギルドがちゃんと存在する、次の街へ向かう方向で………」
私の希望に、ガッちゃんが愛らしい姿でコクッと頷く。
『はい、わかりました』
そう頷いたガッちゃんは額の魔宝石を撫で|
撫でしてから、おもむろにペタペタと歩き出す。
これが見た目にあわないくらい早いのだ。
私は気持ちを新たに、コウちゃんを肩に乗せて、そんなガッちゃんの後をついて行くのだった。




