125★ 樹の精霊ドリュアスさん達が出現しました
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
『だったらママ、樹木の精霊、ドリュアス達に収穫を依頼すれば良いんだよぉ~………』
はいぃ~……コウちゃん……風の精霊に続いて、今度は樹木の精霊なの?
って言うか、そんなに簡単にひょいひょいと精霊さんにお願いしたからって動いてくれるとは限らないでしょうに………。
とは言え、コウちゃんて何も無いところでそんなコト言うはずないのよね。
とりあえず、聞いてみましょうか?
「えっ? そんなコトを頼んでも良いの? って言うか、、樹木の精霊さんてココに居るの?」
私の問いかけに、今度はガッちゃんが答えてくれました。
『はい、樹木の精霊は今現在も主さまをジッと見ていますよ』
コウちゃんもコクコクしながら言う。
『うん、この村に近寄った時から、ジッと見ていたから大丈夫だよ。ママのお願いを聞きたくて、ジタバタしているから………。風の精霊達だけ歌を歌ってもらってズルイッて………ママのお手伝いするチャンス待っているんだよ』
そこに更に衝撃的な言葉をガッちゃんが投下して来る。
『たしかに、誰が主さまの前に出るかで、小さなケンカしているぐらいですから………』
へっ? えっ…ケンカしてるの? 誰が私の前に出るかだけで?
思わず心の声がそのまま出てしまう。
「えっ? どうして?」
そんな私に、コウちゃんがクスクスと笑って言う。
『そりゃ~…ドリュアス達も、ママの歌を聞きたいし、ママの目にとまりたいからだよぉ~………』
「えっとぉ~…歌なら、さっき聞いていたでしょう? ってか、私の目にとまる?」
小首を傾げた私に、コウちゃんが諭すように言う。
『さっきは、シルフィード達のために歌っていたでしょ。ドリュアス達も、自分達のために歌を歌って欲しいって思っているんだよ』
もしかして、異世界のアニメソングって、精霊さん達には大人気だったりするの?
まぁ~……前世の故郷が世界に誇るモノだったしねぇ………。
前世の海外の歌に比べて、独特な情緒とか感情表見が豊かな歌だものねぇ。
なんて思っていたら、更にガッちゃんが驚くコトを言う。
『主さまの目にとまって、できれば名前をもらって、ついて歩きたいっていうのが本音でしょうね』
えっとぉ……名前をもらってついて歩く?
って…そんなコトして良いのかしら?
いや、たしかに、精霊を使役している者がいるのは知っていますけどねぇ………。
というか、なんで樹木の精霊さん達は、私についてきたいのかしら?
意味がいまいち理解らない私は、うにうにと首を傾げながら、たわわに果実を実らせているソレス・エル・ピーシェの大樹へと視線を向ける。
あっ…たしかに、そこここのソレス・エル・ピーシェの大樹に樹木の精霊さん達が居るのが視えるわね。
アレが、樹木の精霊ドリュアスなのね。
透き通る翠の髪に褐色の肌が多いわねぇ………。
いや、遠目だから、詳細にまでは見えないけどね。
ドリュアスさんたちの瞳の色は、どんな色なのかなぁ?
じゃなくて、コウちゃんやガッちゃんの言動から考えて、樹木の精霊ドリュアスは、どうやら本当に私に好意的みたいね。
このさい、ちょっとのズルは良いよね。
だって、落果して消えて行くなんてもったいなすぎるもの。
ここは、ソレス・エル・ピーシェの大樹の果実を採ることを、樹木の精霊ドリュアスさん達にお願いしちゃいましょう。
「えぇ~とぉ~…そこここにいる、樹木の精霊ドリュアスさん達、良かったら熟したソレス・エル・ピーシェを採って欲しいんだけど、お願いできるかしら?」
そう言った私の前に、一瞬でたくさんのソレス・エル・ピーシェの精霊ドリュアスさん達が完全に顕現われて、その手にたくさんの果実を持っていた。
えっとぉ~……もしかして、もう熟れたの採取していてくれたのかな?
嬉しいからお礼を言いましょう。
「ありがとう、ソレス・エル・ピーシェの精霊ドリュアスさん達」
私の言葉に、ソレス・エル・ピーシェの精霊ドリュアスさん達はモジモジする。
その中の1人が代表して一歩前に出て言う。
『私達にも、歌を歌ってください。そして、誰でも良いです。1人だけでも、お供に連れて行って下さい』
えっとぉ~………本当に、コウちゃんとガッちゃんの言った通りってこと?
うわぁ~…どうしたら良いのぉ?
樹の精霊、それもソレス・エル・ピーシェの精霊ドリュアスさんを連れて歩いて良いのかしら?
思わず、そんなことを考えて、私は2人へと視線を流した。
私の視線を受けたコウちゃんが、ちょっと人間臭い仕草で、肩を竦めて言う。
『ママぁ…歌って上げればぁ………』
と、それでも無下にできないのがコウちゃんよねぇ~………。
そして、そんなコウちゃんを見て、ガッちゃんはクスクスと笑って、私に言う。
『コウちゃんは、主さまに仕えるモノが増えるのが気に入らないんだね』
それに対して、コウちゃんはちょっとブスッとして言い返す。
『ママの愛情が減るだろ』
その言外に、数が増えたらって入っているわね。
あらあら、コウちゃんがツン状態になっているわ。
ちょっと不貞腐れたように言うコウちゃん、そんなコウちゃんも可愛いです。




