120★不運持ち認定でNPCのようなおじさんの態度が………
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
私が何かを言い返す間も無く、おじさんは宿に入って行った。
もう少し情報が欲しかったんだけどねぇ………。
はぁ~……これ以上は、無理かなぁ?
だってあのおじさんのセリフッて、この村から不運を追い払うために、私に水と食料、武器と防具を与えるってコトのようだからね。
はぁ~……そんなに、ここは、不運なものを嫌う土地なの?
レイパレ(R18)でゲームしていた時は、そんな話しちょびっともしてなかったはずなのになぁ………はぁ~……。
溜め息が止まらないんですけど。
肩に乗っている2人が反応していないことだけが、ここでは唯一の救いかしらねぇ。
前世、レイパレ(R18)の【黄昏の解放】イベントを遊んでいる時には、そんな話しなんて無かったんだけど?
ここがあのゲームに良く似た世界っていうだけで、そのままじゃ無いってことは、理性では理解っていても感性はいまひとつ受け入れられないわね。
とりあえず、食料や水筒はありがたくいただくけど、おじさんの用意する剣も防具もいらないわね。
だって、もうレアクラスのモノを身に付けちゃっているから、必要性を感じないのよね。
むしろ、せいぜいがいいところ中級の剣や防具って邪魔だしね。
さて、どうやって断ろうかしら?
もらっても、売り払うのも面倒だし………いや、本気で困ったわ。
防具は、天使シリーズを着てるしね。
武器は、死薔薇の鞭を持ってるから………。
でも、好意をいりませんなんても言えないし………ああどうしましょう。
う~ん、そこまで、レアじゃない装備って………。
あっそうだ…私が最初に【黄昏の解放】のイベントで身に着けた、素早さと物理防御が上がるホーンラットシリーズを、既に身に着けているって言えば良いね。
どうせ、おじさんは認識阻害されているから、見極めることなんてできないだろうし………。
武器は、当たれば一時的に魔物を麻痺させるグリーンビーの鞭を持ってるって言えば良いかしらね。
ゲームでもここでも、SSS級、SS級、S級、AAA級、AA級、A級、BBB級、BB級、B級、C級、D級、E級、F級、G級、H級、I級、J級、K級、L級、M級って感じだったわね。
レイパレ(R18)の冒険者が身に付ける装備品って、きりの良い20階級になっていたね。
もっともSSS級なんてファンタズマ扱いだし、SS級やS級もミソロジーだったわね。
AAA級やAA級にA級あたりになってレジェンダリーとか呼ばれるモノがチラホラと出て来て、持っている者が現れるのよねぇ………。
って、全部レイパレ(R18)ゲーム内の話しで、実際のところは全然知らないけどね。
ホーンラットシリーズとグリーンビーの鞭は、I級で手に入れたことが(=レイパレ(R18)ゲームで遊んでいるときに)あったから、その程度が無難よねぇ………たぶん。
とりあえず、認識阻害のレベルを、コウちゃんに今よりもちょっと上げてもらって、私がホーンラットシリーズを身に付けているって、思い込ませれば良いわね。
あとは、ただ食料とかをもらうだけじゃ、私の良心が痛いから、地駆鳥のお肉と交換とかって言えば良いわね。
なんて色々と思考していた私の前に、荷物を大量載せた荷車を押しておじさんがやって来た。
私は慌てて小声でコウちゃんにお願いすると、コウちゃんはコクンと頷いてくれた。
その瞬間に、認識阻害のレベルが少し上昇する。
とはいっても、私にはその差はわからなかったけど………。
おじさんは、荷車を引いてきていた。
その上に並んでいるモノを指差して言う。
「防具とマント、それに剣だ。こっちは食料と水筒、敷物と毛布だ。これをやるから、村から出て行ってくれ」
そんなおじさんに、私は勇気をもって言う。
「あの私は、冒険者登録をしていないだけで、魔物は倒していましたし、防具はホーンラットシリーズを身に付けています。それに、武器はグリーンビーの鞭とサンダーニードルラットの剣を持っています」
私の言葉に、おじさんはちょっとマジマジと私を見て、首を傾げつつも言う。
「ほぉ~……I級かH級の実力があるのかい。だったら、インベントリも持っているね」
確認するように聞くので、私はそのくらいなら大丈夫だろうとあっさりと答える。
どうせ、私のことは覚えていられないだろうしね。
「ええ、インベントリは、父が買ってくれましたので、かなりの容量があります。あと地駆鳥を採ってますから、それと交換で………」
ちなみに、インベントリも本当に持っています。
あの強欲の回廊で手に入れたモノが複数あったので、手頃な大きさとレベルのウエストポーチを、このソルス・ロス・エンダ村に入る前に腰につけておきました。
当然、売れそうなモノ(=ダンジョンの外で遭遇した魔物多数)を入れておいたのは言うまでもない。
だから私は地駆鳥と物々交換を希望した。
そしたら、おじさんはちょっと早口になって言う。
「だったら、野菜や果物、乳やバター、生クリームやヨーグルト、パンや焼き菓子なんかもどうだい? もちろん、最初に言ったチーズや木の実、干し肉や干した果物の保存食もあるぞ」
その声から、不運持ちはゴメンだが、冒険者が来ないので、獲物は欲しいという本音が透けていました。




