表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
119/148

119★不運持ちは嫌われます


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 だって、ここは、難攻不落の深遠(しんえん)の絶望ダンジョン【狂いし神子の討伐(とうばつ)】や【永遠(えいえん)牢獄(ろうごく)ダンジョン】のどちらかに向かうための最後の村なのだから………。

 そう私のような、みるからに少女が来るような場所ではないのよねぇ。

 まして、冒険者ギルドの冒険証も持っていないような年若い小娘だしね。


 だから、誰が聞いても納得できるとは言わないけど、なんとなく納得できる内容を考えたけど………。

 これで、通用するかな?


 レイパレ(R18)の中の学園では、ちゃんと魔法の実験をしていたし、ちょっと危険な実験は、それなりの金額を支払って被験者を(つの)っていた………という設定があるのを見ていたから………。


 それを口実にさせてもらったんだけど………大丈夫よね。

 なんかちょっと心配になってきたんですけど………。


 そう、私が即興(そっきょう)で創作した、ここでの表向きの設定は………。

 裕福な商人の娘で、学園に通っていたのに、父のキャラバンが魔物に襲われてほぼ全滅状態になり、このままでは退学になってしまうから、どうしてもお金が必要だった。


 と、いうものにしたんだけど………。


 だから、危険な実験の被験者になって、ここに転移したことに………不自然はないはず………たぶん、大丈夫だよね。


 でも、私の言葉は、何処(どこ)か投げやりだったおじさんの意識をはっきりさせてしまう。

 それも、悪い方向で………。

 

「あんた、若いからって無茶な実験に付き合ったもんだ」


 ホッ………どうやら、なんとかなりそうね。

 ここはとりあえず、それらしく答えておきましょう。


「お金が必要だったの。だって、学園を()めたくなかったから………」


 私の言葉に、おじさんは何か探るような視線を向けながら、私に言って来る。


「そうかい…でも、学園を退学しなきゃいけないほど、運の悪い出来事(できごと)があったってコトだよな?」


 おじさんの問いかけに、私は用意していた答えを言った。

 

「ええ…父のキャラバンが、2つも魔物に襲われてほぼ全滅してしまったの」


 私は、おじさんが、同情するとか思っていたんだけど、どうもそうではないらしい。

 何故(なぜ)なら、実際のおじさんの表情は(けわ)しくなっていたからだ。


「あんたには悪いが、この村からさっさと出て行って欲しい」


 予想外の反応に私は、思わず首を傾げてしまう。


「…は? ……えっ? なんで?」


 そんな私におじさんは、ずけずけと言う。


「この村は、あの難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョンと【永遠(えいえん)の牢獄ダンジョン】という、2つの高難易度(こうなんいど)のダンジョンへ()くための最後の補給地で、太陽神ソレスト様の加護がある村だ」


 唐突にそう説明されて、私は一応は知っているソルス・ロス・エンダ村に(たい)する知識を口にする。


「あっ…はい、たしか古語(こご)で【太陽神ソレストの光りと愛と加護が届く最後の村】って言う意味でしたよね?」


 私の言葉に、おじさんは大きく(うなず)いて、無情な口調と声音で言い放つ。


「そうだ。だから、不運を嫌うんだよ。冒険者達も縁起(えんぎ)(かつ)ぐしな」


 えっとぉ………もしかして、かなり薄情(はくじょう)じゃない?

 というか、私の話しは縁起(えんぎ)が悪いというのね。


「…? えっとぉ……あのぉ………」


 だから、排斥(はいせき)する……になっちゃうの?

 いったい、どこのイジメよ。

 とは言え、おじさんの様子からして、このソルス・ロス・エンダ村ってそういう古い風習というか慣習と言うか、考えが染みついている人しか残っていないのかしら?


()ひとつで、ここに()ばされたあんたは、まさに不運の(かたまり)だ。だから、早急(そうきゅう)に出て行ってもらう」


 だぁぁぁ~………やっぱりそう言うんだねぇ………はぁ~……。

 やぁ~っとソルス・ロス・エンダ村に到着してそれはないよねぇ。


「そんなぁ~…何の装備も食料も無いのに………」


 私のぼやきに、おじさんはそれでも少しは可哀想だと思ったのか、言葉を続ける。


「食料は分けてやる。それに、あんたが冒険者なら、ソレス・エル・ピーシェを()れるだけ()って、持って行けば良い。冒険者や騎士達みたいな魔物を討伐(とうばつ)する者以外は、アレは()れないモノだからな。(いま)では、大樹から実が落ちるだけで、消えていく。必要無いモノなら………ということなのか? ソレス・エル・ピーシェの本数自体が少しずつ()ってきているんだ」


 えっ…ソレス・エル・ピーシェの大樹が()っているの?

 いや、そういえばレイパレ(R18)のスチルよりソレス・エル・ピーシェの大樹が少ない気がするわ。


 今更(いまさら)だけど、たしかにソレス・エル・ピーシェの大樹自体は(さら)に大きくなって、実もたぁ~くさん生っているけど、その代わりに若木が全然見当(ぜんぜんみあ)たらないわね。

 まぁ………食料とかを分けてくれるなら、それはそれで良いかな。

 ここから少し距離はあるけど、まだ町や街はあるしね。


 とりあえず、もう少しこの周辺の話しを引っ張り出して、少しでも良いから何か買い物をしないとね。


「えっ…それって、大変なコトだと思いますけど。ソレス・エル・ピーシェの大樹の本数が()って来ているって、冒険者ギルドや国に報告したんですか?」


 私の言葉に、おじさんは肩を落として首を振る。


「言っても気のセイだと一蹴(いっしゅう)されてしまうんだよ。……じゃない、あんたには、細身の剣と皮の防具と干し肉や干した果物、木の実やチーズ、水筒をやる。ちょっと待ってろ」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ