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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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116/144

116★ソルス・ロス・エンダ村、村人に遭遇


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 ソルス・ロス・エンダ村を守護(まも)るように()えられている、ソルス・エル・ピーシェの木々の結界を通って入ったソコは………見る影もなかった。


 というか、門番すらいないんですけど?

 一応、出入口の左右に門衛がたっていたはずなんですけどねぇ………。

 その門衛が居ないって、どういうことでしょうか?


 そんなことを思いながら、ソルス・ロス・エンダ村を進むと閑散(かんさん)とした風景が広がっていました。


 本来(=【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】や難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョンのゲーム内)なら、冒険者で(あふ)れていた大通りが、(いま)(ほこり)枯葉(かれは)()っているだけだった。


 私の記憶とは全然違(ぜんぜんちが)う、()びれきった光景。

 本当に、難攻不落の深淵(しんえん)の絶望のダンジョン【狂いし神子の討伐(とうばつ)】の攻略や【永遠(えいえん)牢獄(ろうごく)ダンジョン】の攻略を、冒険者がしなくなって(ひさ)しいってことを、実感として理解(りかい)する。


 それでも、私は、(なつ)かしさから、大通りを冒険者ギルドに向かって(ある)く。

 そう、無意識に、安全を守られた平和で危険の無い日本の自宅で、まったりとレイパレ(R18)のイベント【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】のゲーム楽しんでいた前世を(なつ)かしんで………。


 【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】って、ミニイベントとは言えないぐらい攻略が激ムズだったのよねぇ………。

 私が亡くなった後に、誰か攻略した人いるのかしら?

 同時期に3回転生しているけど、攻略できたっていうの掲示板とかで見てないのよねぇ………。


 って、そう言えば、コウちゃんに初攻略おめでとうって言われたったけ。

 もしかして、本気(マジ)で私が初攻略者ってことなの?

 

 じゃなくって………現実逃避しても、ソルス・ロス・エンダ村が()びれていることにかわりないわね。


 画面越しに見慣れた、その通りに有った色々(いろいろ)なお店は、全部閉じられていた。

 あのダンジョンに入る前に、(かなら)ず食べていた、とっても美味しいスイーツ(=SNS映えするとっても綺麗なチョコレートパフェ)を出すお気に入りの店は、(かろ)うじて看板だけが残っていたの………。


 うわぁ~………想像以上に、村の中は()びれ切っているわね。

 本気で残念だわぁ……実際に食べてみたかったのに………。

 入ってみたいと思っていたお店が、軒並(のきな)み潰れているなんて………切ないわ。


 私のアバターが、とぉ~っても美味しそうに食べていたから、私も食べてみたかったのにぃ~………。

 ふえぇぇ~ん………実食(じっしょく)できなかったのは、がっくりね。

 まあ良いわ、とりあえずギルドで冒険者登録して、他の街で食べれば良いのよ。


 私は、楽しみにしていたソルス・ロス・エンダ村でのスイーツと食事を(あきら)めるしか無かった。


 そりゃーねぇ~…色々(いろいろ)とてんこ()りのイベント【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】の中と、現実は多少違うだろうとは思っていたけどねぇ………。


 まさか、ケームの中と違って、ここまで盛大(せいだい)過疎化(かそか)しているなんて思っても見なかったわ。

 ダンジョンだってあるのに………はぁ~残念。


 しょうがないわね………ここは、当初の目的通り、冒険者ギルドに行って、冒険者登録を()ませましょう。


 かなりガックリとした気分のまま、私は記憶にある冒険者ギルドへと向かう道を歩き出す。

 そして、このソルス・ロス・エンダ村が想像以上に、(すた)れている現実をまざまざとみることになった。


 ふわぁ~………想像以上に(ひど)いわ。

 いったい、どうしてこんなことになったの?


 そんなことを思いながら(ある)き続けると、草臥(くたび)れて色あせた冒険者ギルドの看板を見つけた。


 うわぁ~………こっちも、もの(すご)いわ。

 いや、本当にどうしちゃったの?

 ってか、そこの追求は後にして、とりあえず冒険者登録しないとね。


 なんて考えながら、私は(とびら)を押した。

 が、しかし、冒険者ギルドの(とびら)はまったく動かなかった。


 えっ? もしかして、鍵とかかかっているの?

 もしかして、大物討伐(おおものとうばつ)のために出払(ではら)っているとか?


 えっ? 本気(マジ)で冒険者とギルド職員まで、出払(ではら)っているの?

 だから村に入る者達を誰何(すいか)する門衛すらいなかったの?


 開かない(とびら)に、私は首を(かし)げる。


 おかしいわね?

 ガッちゃんに確認ために()てもらった時には、ギルドの職員が居たって言っていたのに?

 もしかして、本気でヤバイ魔物が出でたのかしら?


 考えてみたら、たしかに高ランクの魔物がやたらと多かったものねぇ………。


 それじゃ、ここに駐在するギルド職員まで総出(そうで)で魔物の討伐(とうばつ)に出ていっちゃったの?


 (とびら)に手を掛け、その前で首を(かし)げている私に、併設(へいせつ)された(とな)りの宿屋から人が出で来て声を掛けてくれる。


「どうしたい? 冒険者ギルドに用かい?」


 私は、おじさんの問いかけにホッとする。


 あぁ良かった…村人が居た。

 なんか、ここが、ゴーストタウンのように感じ始めていたから……。

 もしかして、私がここまで来る間の短時間で、魔物に(ほろ)ぼされちゃったのかと思ったわ。


 あの前世での桃もどきのソルス・エル・ピーシェの大樹とその実が健在だったから、どうしてこんな人がいないのか?って、心底疑問に思ったもの。

 下手したら、話しだけに出てくる魔族とかが殲滅(せんめつ)したのかと思ったわ。

 だって、この村で、人気(ひとけ)が無いって状況(じょうきょう)が始めてだもの………。





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