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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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105/148

105★死薔薇(しそうび)の鞭(むち)は2本1対でした


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 困るのはレッドローズスネイクかしらねぇ?

 レッドローズスネイクは、毒をペレット(じょう)にして()き出してくるのよねぇ………。

 だから、上手(うま)くかわしても、落ちたペレットが足元で割れたりすると、毒が噴出(ふんしゅつ)するから迷惑(めいわく)なのよねぇ。


 それに、蛇だから巻きついて()め殺そうとしてくれるし、尻尾でぶん(なぐら)られるし………。

 たまに、しっぼからも毒を出す固体もいたわねぇ………。

 嗚呼(ああ)、ろくな記憶がないわ。


 ブルーローズスネイクは、首周(くびまわ)りのヒレから(こま)かい針状(はりじょう)の毒を()ち込んでくれるから………。

 その上で、口からは、毒をまとった舌をデロデロと長く出して、攻撃してくるんだもんたまったもんじゃないわ。


 蛇としての攻撃も()り出してくるから始末に負えないわ。


 パープルローズスネイクは、首周(くびまわ)りと背中のヒレから、針状(はりじょう)の毒を()ち込んでくるのよねぇ。

 それも、ブルーよりも(はる)かに広範囲(こうはんい)を攻撃してくるんだもの。


 口からは、毒をピューピューという感じで()き出してくれるから困ってしまう。

 勿論(もちろん)、蛇としての攻撃も忘れないしね。


 ただ、ローズスネーク系ってやっかいな相手なんだけど、いいお金になるのよねぇ………ええ、本当に。

 それに、(あま)すことなく人間の(やく)に立つしね。


 特に、(ひたい)にある魔宝石のスネイクパールは、魔術師の杖に組み込む最高の魔石だしね。

 いや、魔石は体内にきちんと有るから………。

 (ひたい)の石は、貴石かな? いや、輝石か?

 まぁ…どちらにしろ魔石とは()()なる魔宝石だけどね。


 なんて考えていたら、地駆鳥(ちかけどり)大群(たいぐん)出現(あらわ)れた。

 気持ちとしては悶々(もんもん)としていても、私は手に馴染(なじん)んできた死薔薇(しそうび)(むち)(かま)える。


 私は、5本に分かれた死薔薇(しそうび)(むち)を使って、突進(とっしん)して来る地駆鳥(ちかけどり)次々(つぎつぎ)(たお)していった。


 面倒(めんどう)だから、(たお)したらそばから次々(つぎつぎ)とインベントリにポイポイッと、捨てた………じゃなくて、収納する。


 何度かその作業をしたら、地駆鳥(ちかけどり)群影(ぐんえい)が消えて、そのかわりにローズスネイク達の気配が濃厚になっていた。


 いや、本当に判別(わか)るモンですねぇ。

 ローズスネーク系で感じる、独特なゾワゾワするいやぁ~んな感覚。

 【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】でイベントを楽しんでいた時は背景としての効果音も有ったけどねぇ………。


 この世界に転生したリアルの(いま)はソレ(=イベント効果音)が無いんで、本当に自分の感覚だけに(たよ)るしかないのよねぇ。

 はぁ~……胃がキリキリするわ。


 そんな中、コウちゃんが言ったように、ローズスネイク系の()れが出現(あらわ)れた。


 うわぁ~………マジで来たわ………アレを私に(さば)ける?

 1匹なら、それなりに簡単に(さば)けると思うけど………。

 いや、死薔薇(しそうび)(むち)は5本に分裂(わか)れるから5匹までならなんとかなるとは思うけど………。


 はぁ~……マジで他色多頭(たしょくたとう)()れですかぁ?

 それも、かなりの大物(おおもの)まで()ざってますね。


 ローズスネイク系って、一見すると極彩色の派手な蛇にしか見えないんだけどねぇ………。

 実際(じっさい)は、その美しい模様(もよう)があるだけに、凶悪(きょうあく)な蛇なのよねぇ~………。


 警戒色(けいかいしょく)派手(はで)なだけに、その毒や攻撃性もすばらしく高いのよねぇ………勿論(もちろん)、お値段もね。


 嗚呼(ああ)、できれば、死薔薇(しそうび)(むち)をもう1本欲しいわ。

 インベントリの中に無いか確認して見ようかな?


 そう思った私は、サッと左の腕輪の中身を確認する。


 うわぁ~ラッキー…もうもう1本有ったわ…良しこれを装備する。


 って…あれ? うっそ……使ってなかったのに、これも同じレベルだわ。

 でも、戦闘に1度も使用していない死薔薇(しそうび)(むち)なのに……どうして?


 コウちゃんに聞いてみようかな? なんて考えていると………。

 私が、死薔薇(しそうび)(むち)を2本持っているのを見て、コウちゃんが話しかけてきた。

 

『ああ良かった。ママは自分で気が付いたんだね。本来、死薔薇(しそうび)(むち)は、2本(にほん)一対(いっつい)なんだよ。だから、片方を仕舞(しま)っていても、もう1本と連動してレベルが上がるレジェンド級のアイテムなんだよ。あのゲームでは、無かったアイテムだったから、ママは気が付かなかったんだよ』


 それを聞いて、私は納得する。


 ああ、そういうことなのね。

 あの色々(いろいろ)とてんこ()りのレイパレ(R18)のイベント【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】よりも、リアルの方がレアなモノ多いってことね。


 たぶん、これからも、知らない………というか、ゲームには出て来なかった魔物とかも出てくるんでしょうねぇ。

 勿論(もちろん)、武器や防具、アイテムなんかも、この世界だけにしか存在しないモノもあるでしょうねぇ………。

 ああ、コンプごころが(さそ)われるわ。


「コウちゃん、言ってくれれば、最初から2本(にほん)で使っていたのに………」


 (ほお)(ふく)らませてそう言う私に、コウちゃんが無情に言う。


『あの時のママのレベルで2本(にほん)(あつか)えないよ。魔力値はたぁ~っぷりと余裕が有っても、体力値…HPは、全然足(ぜんぜんた)りていなかったから、直ぐにHPが足りなくなったと思うよ。だって、最初の(ころ)は、1体~2体しか()め殺せてなかったから………』


「むっ…言われてみれば……たしかに、2本同時(にほんどうじ)には使えなかったわね。でも、(いま)ならHPが足りているから2本同時(にほんどうじ)に使えるわ」


『良かったねぇ~……ママの護衛騎士達(ごえいきしたち)が、生真面目(きまじめ)な訓練の鬼達で…………』





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