105★死薔薇(しそうび)の鞭(むち)は2本1対でした
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
困るのはレッドローズスネイクかしらねぇ?
レッドローズスネイクは、毒をペレット状にして吐き出してくるのよねぇ………。
だから、上手くかわしても、落ちたペレットが足元で割れたりすると、毒が噴出するから迷惑なのよねぇ。
それに、蛇だから巻きついて絞め殺そうとしてくれるし、尻尾でぶん殴られるし………。
たまに、しっぼからも毒を出す固体もいたわねぇ………。
嗚呼、ろくな記憶がないわ。
ブルーローズスネイクは、首周りのヒレから細かい針状の毒を打ち込んでくれるから………。
その上で、口からは、毒をまとった舌をデロデロと長く出して、攻撃してくるんだもんたまったもんじゃないわ。
蛇としての攻撃も繰り出してくるから始末に負えないわ。
パープルローズスネイクは、首周りと背中のヒレから、針状の毒を打ち込んでくるのよねぇ。
それも、ブルーよりも遥かに広範囲を攻撃してくるんだもの。
口からは、毒をピューピューという感じで吹き出してくれるから困ってしまう。
勿論、蛇としての攻撃も忘れないしね。
ただ、ローズスネーク系ってやっかいな相手なんだけど、いいお金になるのよねぇ………ええ、本当に。
それに、余すことなく人間の役に立つしね。
特に、額にある魔宝石のスネイクパールは、魔術師の杖に組み込む最高の魔石だしね。
いや、魔石は体内にきちんと有るから………。
額の石は、貴石かな? いや、輝石か?
まぁ…どちらにしろ魔石とは似て非なる魔宝石だけどね。
なんて考えていたら、地駆鳥の大群が出現れた。
気持ちとしては悶々としていても、私は手に馴染んできた死薔薇の鞭を構える。
私は、5本に分かれた死薔薇の鞭を使って、突進して来る地駆鳥を次々と倒していった。
面倒だから、倒したらそばから次々とインベントリにポイポイッと、捨てた………じゃなくて、収納する。
何度かその作業をしたら、地駆鳥の群影が消えて、そのかわりにローズスネイク達の気配が濃厚になっていた。
いや、本当に判別るモンですねぇ。
ローズスネーク系で感じる、独特なゾワゾワするいやぁ~んな感覚。
【黄昏の解放】でイベントを楽しんでいた時は背景としての効果音も有ったけどねぇ………。
この世界に転生したリアルの今はソレ(=イベント効果音)が無いんで、本当に自分の感覚だけに頼るしかないのよねぇ。
はぁ~……胃がキリキリするわ。
そんな中、コウちゃんが言ったように、ローズスネイク系の群れが出現れた。
うわぁ~………マジで来たわ………アレを私に捌ける?
1匹なら、それなりに簡単に捌けると思うけど………。
いや、死薔薇の鞭は5本に分裂れるから5匹までならなんとかなるとは思うけど………。
はぁ~……マジで他色多頭の群れですかぁ?
それも、かなりの大物まで混ざってますね。
ローズスネイク系って、一見すると極彩色の派手な蛇にしか見えないんだけどねぇ………。
実際は、その美しい模様があるだけに、凶悪な蛇なのよねぇ~………。
警戒色が派手なだけに、その毒や攻撃性もすばらしく高いのよねぇ………勿論、お値段もね。
嗚呼、できれば、死薔薇の鞭をもう1本欲しいわ。
インベントリの中に無いか確認して見ようかな?
そう思った私は、サッと左の腕輪の中身を確認する。
うわぁ~ラッキー…もうもう1本有ったわ…良しこれを装備する。
って…あれ? うっそ……使ってなかったのに、これも同じレベルだわ。
でも、戦闘に1度も使用していない死薔薇の鞭なのに……どうして?
コウちゃんに聞いてみようかな? なんて考えていると………。
私が、死薔薇の鞭を2本持っているのを見て、コウちゃんが話しかけてきた。
『ああ良かった。ママは自分で気が付いたんだね。本来、死薔薇の鞭は、2本で一対なんだよ。だから、片方を仕舞っていても、もう1本と連動してレベルが上がるレジェンド級のアイテムなんだよ。あのゲームでは、無かったアイテムだったから、ママは気が付かなかったんだよ』
それを聞いて、私は納得する。
ああ、そういうことなのね。
あの色々とてんこ盛りのレイパレ(R18)のイベント【黄昏の解放】よりも、リアルの方がレアなモノ多いってことね。
たぶん、これからも、知らない………というか、ゲームには出て来なかった魔物とかも出てくるんでしょうねぇ。
勿論、武器や防具、アイテムなんかも、この世界だけにしか存在しないモノもあるでしょうねぇ………。
ああ、コンプごころが誘われるわ。
「コウちゃん、言ってくれれば、最初から2本で使っていたのに………」
頬を膨らませてそう言う私に、コウちゃんが無情に言う。
『あの時のママのレベルで2本は扱えないよ。魔力値はたぁ~っぷりと余裕が有っても、体力値…HPは、全然足りていなかったから、直ぐにHPが足りなくなったと思うよ。だって、最初の頃は、1体~2体しか絞め殺せてなかったから………』
「むっ…言われてみれば……たしかに、2本同時には使えなかったわね。でも、今ならHPが足りているから2本同時に使えるわ」
『良かったねぇ~……ママの護衛騎士達が、生真面目な訓練の鬼達で…………』




