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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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102/144

102★鳥系の魔物が走ってきました


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 ちなみに、極稀(ごくまれ)真那(まな)も内包している個体も存在するのよ。

 真那持(まなも)ちの魔物を討伐(とうばつ)すると、聖属性の魔力がパワーアップしたり、新しい聖魔法を獲得(かくとく)したりするのよねぇ。


 ただし、基本的に真那持まなもちの魔物は、ダンジョンの最奥付近(さいおくふきん)でしか出現(あらわ)れないので、聖属性の魔力や魔法をパワーアップしたかったら、ダンジョンに(もぐ)るしかなかったりする。

 じゃなくて、(いま)は新しい獲物(魔物)よ。


 ……うん? あっ……大きな……とり…かしら?

 たぶんだけど、鳥系の魔物みたいね?

 前世の世界で知っている最大の鳥類、ダチョウと良く似たヤツかな?


 うふふふ……大きな鳥の気配がかなりの数あるわねぇ………。

 ほほほほ…………コレは、討伐(とうばつ)すれば、結構(けっこう)なお金になるわね。

 くすくす………どれぐらいの固体数がいるのかなぁ?


 なんて思っていると、コウちゃんが話しかけてきた。


『ママ、地駆鳥(ちかけどり)だよ。羽も皮も肉も高いよ。魔石はまあまあかな。属性魔法の付与(ふよ)はできないけどね』


 ふ~ん…地駆鳥(ちかけどり)っていうんだ。

 ………っていうか……【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】に居たかしら、そんな魔物?


 まぁ…でも、集団行動で鳥系の魔物だから………。

 ああやっぱり、ダチョウみたいなモノね。

 まして、羽も皮も肉も高いんなら、是非(ぜひ)にでも討伐(とうばつ)して回収ね。


 ついでに、レベルアップよ。

 っていうか、レベルアップがメインで、討伐回収(とうばつかいしゅう)の法がついでかな?


「そうなの? だったら、死薔薇(しそうび)(むち)のレベルアップになるわね。だって、()め殺し以外は、皮や羽やお肉が、高く売れなくなっちゃうもの。でも、ガッちゃんは、全部食べても良いわよ。たくさんいるんだからね。魔石も食べて良いわよ。そんなに高く売れないから」


 私の言葉に、ガッちゃんは嬉しそうにしている。


(あるじ)さまの(たお)したモノ以外は、全部食べます』


「うん、そうして……たまには、心置(こころお)きなく食べてね」


 なんてほのぼのした会話をしていると、大群(たいぐん)地駆鳥(ちかけどり)が私達に向かって走って来る。

 まるで天敵に追われて、スタンピートしているという感じがする。

 小首(こくび)(かし)げながら私は、コウちゃんに確認する。


「コウちゃん、この大群(たいぐん)って、何かに追われているのかな?」


 私の()いかけに周囲(しゅうい)探査(たんさ)していたらしいコウちゃんがあっさりと答えてくれる。


『うん、追われているよ』


 私も、探査系(たんさけい)の魔術レベルを上げるために、意識して周囲(しゅうい)探査(たんさ)をする。

 すると、はっきりと感覚に引っかかる。


「うん、たしかに気配を辿(たど)ると結構大(けっこうおお)きな蛇か? ムカデか? 細長いタイプのトカゲ? または、細身のワニ? って感じの(なが)モノ系の魔物の気配がするわね…」


 (つぶや)くように言う私に、コウちゃんが正解を口にする。


『最初に言った蛇が正解だよ。ママ、もう少し自信を持って………』


 嗚呼(ああ)大蛇(だいじゃ)であっていたんだ。

 はぁ~……自信を持ってって言われてもねぇ。

 自分の魔力を感知できるようになったのが、ほんのついさっきなのよぉ。


 あのおぞましい呪具(じゅぐ)のセイで、自分の魔力すら認識(にんしき)できなかったことを考えると、知識って大事(だいじ)ねぇ~………。

 前世で遊んだRPGゲームや、読んでいたラノベなんかで、魔法についてのアレコレや蘊蓄(うんちく)を知っているから、それなりに使いこなせているとは思うけど………。


 流石(さすが)に、第3の手のように、極自然(ごくしぜん)に使いこなすにはだいぶかかりそうだけどね。

 まだまだ、正確に把握(はあく)するのって(むずか)しいのはたしかね。


 こればっかりは経験値と言うか、使用した回数がモノを言うわね。

 (いま)まで全然使(ぜんぜんつか)えなかったから………。

 とにかく、頑張(がんば)っバンバン使うしかないわね。


 さて、これからおっきな蛇に遭遇(そうぐう)することになるようだけど………。

 いったい、とんな蛇なのかしら?


 もう、レイパレ(R18)の【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】イベントの範囲(はんい)からは(はず)れたのかしら?

 種類が判別(わか)れば、範囲内(はんいない)範囲外(はんいがい)判別(わか)るもの。


「うん、そうするね。ところで、どの蛇なの?」


 私の問いかけに、コウちゃんはあっさりと答えてくれる。


『レッドローズスネイクだよ』


 あっ…なら、まだ難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョンの【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】イベントの範囲内(はんいない)だぁ~………。


 その蛇の魔物の固有名を聞いた瞬間、私は恐怖よりもトキメキを感じたのはいうまでもない。

 何と言っても、RPG要素(ようそ)が強い【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】の中でも、レア討伐(とうばつ)になる魔物なんだもの。


 難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョン内ではそこそこ出現(あらわ)れるはずなのに、帰路(きろ)では全然遭遇(ぜんぜんそうぐう)しなかったのよねぇ………。


 じゃなくて、前世で遊んだレイパレ(R18)イベント【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】で出現(あらわ)れる魔物の中では、わりと人気あったのよねぇ………。


 (たお)すのはめっちゃくちゃ大変だけど、素材(そざい)としてもお肉としても、魅力がある蛇系魔物っていう設定だったから………。

 実際、値段の変動(時期によっては通常より高値になることがしばしばあった)はあったが、総じて高値だったもの。


 だから、思わず本音(ほんね)()れてしまう。


「うっわぁ~…高級品だわぁ~………」


 前世で、ガチャを(まわ)しまくって、キャラデザして、必死で作ったアバターに着せたくて、占い師やら旅人やらの話し(=ダンジョン(がい)出現(あらわ)れる場所)を拾って、仲間と討伐(とうばつ)に向かったわねぇ………。




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