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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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101/149

101★精霊さんは面白がり屋さんのようです


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 あら…それって…あったわぁ~……えぇ~と……たしか、妖精の剣だったかしら?

 じゃなくて、奇跡(きせき)の剣だったっけ?

 いやぁぁ~ん…ソレと同じ…いえいえ、それ以上の効果があるのね、(すご)いわ。


「ふぅ~ん…ドラク○に出て来たアイテムと()ているけど、もっと効力があるアイテムなんだぁ~………なら…もっとガンガン使って……」


 レアアイテムをゲットしたことに興奮して、戦闘民族気分になった私に、コウちゃんが冷たく水をさす。


『ママ、それをやると魔法のレベルが上がらなくなるからね』


 あっ…それは不味(まず)いわ。

 だって、このシルビアーナ()身体(からだ)って、あまり動かないお姫様をさせられていたから、とてもひ弱なのよねぇ。


 天使シリーズで底上(そこあ)げしていたって、()みの冒険者がやっとよ。

 魔法のレベル上げは必須(ひっす)だもの………。


「うっ………それは…イヤ…真面目に、魔法を使うわ。……というコトで、魔法を使えるようにナビよろしくね、コウちゃん」

 

『まかせて、ママ』


「ガッちゃん、(たお)した魔物の処理(しょり)をお願いね」


『はい、(あるじ)さま』


 死薔薇(しそうび)(むち)の進化と、私のレベルアップを目指(めざ)して(ある)き始める。

 さほど(ある)かなくても、ダンジョンのある魔の森は、魔物と遭遇(そうぐう)できる。


 私という存在(獲物)(にお)いに()られて、ゾクゾクと魔物が()って来ているようだ。

 何と言っても、私のサーチに魔物がポコポコと引っかかるのが、なによりの証拠(しょうこ)だろう

 

「コウちゃん、ホーンウルフよりも、気配が強いね。それに(かず)滅茶苦茶(めちゃくちゃ)に多いんだけど」


 私の言葉に、コウちゃんがちょっと考える素振(そぶ)りをしてから答える。


『うん、キラーアントの上位種のアーミーアントだね。ウォーアントもいるね。土属性魔法のシェイク、クェイクと、無属性魔法のパワーを使ってくるよ。外皮(がいひ)が土魔法属性の防具になるよ。でも、こんなにはいらないから、アイスニードルを使ってイイと思うよ。肉は使えないし、魔石はそこそこかな? ガッちゃんに外皮(がいひ)と魔石の一部ををもらえば良いよ』


 私は、コウちゃんのアドバイスに(したが)い、素直に水属性魔法を使うことにした。

 たしかに(かず)が多すぎるから、外皮(がいひ)を傷つけないなんて気にしなくて良いからね。


 そう、(たか)(くく)っていたんですけどねぇ………。

 その数分後、私はものすごぉ~く後悔していた。


 簡単にアーミーアントやウォーアントを討伐(とうばつ)できるなんて考えていた私は甘かった。

 そう、アリですもんね。


 出現(あら)われた(かず)半端(はんぱ)なかったです。

 まだまだ、私のサーチの精度は甘いみたいです。


 獲物(エサ)を求めて(ある)いているんじゃなくて、()れの移動に遭遇(そうぐう)したようでした。

 私は、その大量に(うごめ)くアリの()れに、ブチッと何かの切れる音を聞きました。


「マイクロアイスランスゾーン」


 無意識で(あた)一面(いちめん)に、アイスニードルを()ちました。

 それに()たったキラーアントやウォーアントは、次々と(こお)って(くだ)けていきます。

 ザンザン(=魔法が当たった音)パキパキ(=(こお)った音)シャリーン(=アリが(くだ)ける音)という音が響きます。


 どうやら、精霊達が力を加えているようでした。

 お陰で、フリージングキル()みの威力(いりょく)になっていたようです。


 でも、そんなの知ったこっちゃねぇ~……で、ガンガン魔法を放つ私でした。

 すっぱり、気持ち悪かったんです。


 そして、(こお)って(くだ)けるアリの粒に、天使シリーズは()えてくれました。

 が、景色が寒々(さむざむ)しくなったのは確かです。


 そう(まわ)りの木々や下生(したば)えも(こお)って、パキパキシャリーンと音を立てて(くだ)けていきます。

 これは不味(まず)いと思い私は、風属性魔法に切り()えました。


「マイクロウィンドカッター」


 小さなカマイタチをイメージしたんですが………。

 アリたちは、次々に、ザクザクと切り(きざ)まれていきます。

 どうやら、私の(まわ)りに(あつ)まった精霊達は、その行為自体(こういじたい)面白(おもしろ)がっているようです。



 それでも、(まわ)りに(たい)する被害(ひがい)()ったようなので、そのままにしました。

 というか、精霊達が勝手(かって)にやっているので、私には止められないという状態(じょうたい)なので………。


 だって、(あつ)まった精霊達と、契約(けいやく)とかしているわけじゃないし………。

 まだ、その姿をきちんと見てい無いから………。

 ついでに言えば、契約(けいやく)は怖いので遠慮(えんりょ)します。



 私達は、魔の森の中を、ソルス・ロス・エンダ村にある冒険者ギルドに向かって(ある)いていた。

 ついでに、私の体力と魔力アップのために、出会う魔物をひたすら討伐(とうばつ)して、冒険者ギルドで買ってもらえるようにインベントリの中にポイポイと入れていた。


 死薔薇(しそうび)(むち)がレベルアップしても、私の体力はいまいちだった。

 やはり、ほぼ幽閉(ゆうへい)……というか監禁生活(かんきんせいかつ)だったので、シルビアーナ()基礎体力(きそたいりょく)全然足(ぜんぜんた)りません。


 もう少し、魔物を討伐(とうばつ)してレベルアップのスピードを上げたいですねぇ………。

 そんなコトを思いながら、私は獲物(魔物)を求めてサーチを確認する。


 体内に魔素(まそ)を大量に保有(ほゆう)している魔物じゃないと、討伐(とうばつ)してもレベルアップに(つな)がらないのよねぇ。

 ラノベあるあるの、討伐(とうばつ)した個体から放たれる魔素(まそ)を浴びることによって、レベルアップするってヤツね。






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