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デスイズザヒーロー!-極悪非道の死神ヒーローが悪党どもを徹底的に鏖にするようです!怖い!-  作者: 蠱毒成長中
第四章:濃州不破八傑編

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エピソード14:なんかよくわからないんですけど作者の精神状態が聊か危うい状態みたいです。原因? 説明する必要あります?

『燃え尽きるのだわ!

 "エンド・オブ・ザ・ソドム"ッ!』


 場面は前回から引き続き、

 五干(いつほし)市は育海(いくみ)海岸!


 高い飛行能力と火炎の力を持つ"フェニックスモード"に変身したグラティアは、

 魔術師じみた所作でもって手元に発生させた炎の矢を次々放ち、

 未だガルムモードなもんで上空への対抗手段を持たねえユウトを追い詰めにかかる!


『ケッ! ソドムとはまた大きく出たようだが、

 そんな火力じゃロトの家も焼けるかっボケーッ!』


 とは言え実際グラティアの戦いぶりは実際、

 ユウトを追い詰めるには及ばなかった。

 精々『上空から飛び道具ばっかりでめんどくせーな』ぐらいのもん。


『くっ……!

 だったらお望み通りもっと火力アップしてあげるのだわ!

 灰におなりなさい! "ダイモンジ・ボンファイアロー"ッ!』


 痺れを切らしたグラティアは、

 火力アップ版こと"ダイモンジ・ボンファイアロー"を放つ。

 名前の通り漢字の"大"の字を象った五十本の火炎矢を一斉に放つ技だ。

 ……とは言えまあなんというか、

 旧約聖書に記録された伝説の大災害……その上位互換を、

 日本各地に伝わる"松明の炎で大の字を書くアレ"とすんのはどうかと思うが……


(まず同じカテゴリに当て嵌めていいもんじゃねーだろーがっ!)


 ユウトのツッコミは御尤もだった。

 何ならその点を度外視したとて矢の本数からして半分以下に減ってるし、

 "大"の字を象るのに注力し過ぎてて命中率と連射性が落ちてるしで、

 技としての性能はダダ下がりもいい所。


 なもんで……


『ッシェーイ! 超転身ッ!』

[ヤタガラスモード♥]


 ユウトに形態切替(フォームチェンジ)を許す結果をも招いちまうワケだ。


『遺恨リーパームジョウ【ヤタガラスモード】!

 人心の翼が大空に向けて羽搏~くっ!』


 切り替えた先の形態は――みんな予想してただろう――ヤタガラスモード。

 名乗り口上のまま、変身と同時に焦げた砂を巻き上げ勢いよく舞い上がる。


『なるほど、フェニックスモードに対抗して空を飛ぶ姿になったのね……

 実にご苦労なことだわ、わざわざ私に殺されに来るだなんてねっ!』


 一方のグラティアは、

 ヤタガラスモードを"ただの飛行形態"としか思っちゃいねぇが故だろう。

 ユウト目掛けて両掌を突き出し極太の火炎放射を放つ!


『喰らいなさい、"アルティメット・ホウオウファイアー"ッ!』


 その様たるやさながらジョニー・ストーム(ヒューマン・トーチ)

 ……断っとくが1967年版(宇宙忍者ゴームズ)のじゃねーからな?

 どっちかっつーと2005年版(超能力ユニット)のクリス・エヴァンスが演った方だ。


『チィッ! シンプルなのが一番強えってかっ!

 だがこの程度がどうしたぁっ!』


 対するユウトは滞空しながら全身に球状の突風を纏う!

 ヤタガラスモードにも備わる"気体を操る能力"で形成した風の防御壁。

 となりゃまさにバステトモードの二の舞になりそうなもんだが……


『なあっ!? なんでっ!?

 炎がっ! 届いてない、なんてっっ!』


 そう。なんとユウトの出した"風の防御壁"は

 グラティアの極太火炎放射を悉く遮断しちまっていたんだ。

 どころか……


『そのまま墜落させたらアッ!』


 ユウトが両手を翳すと、辺りの空間がぐわりと歪む!

 その様子はあたかも空中に透明で巨大な"何か"が現れたかのようで……


『ふん、何を言い出すかと思えば、

 できもしないことを偉そうに――

『ゼィりアァッ!』

『なっっっ!?』


 ユウトが"宙に浮く何かを両手で捕らえる"ような動作を取れば、

 連動してグラティアの周囲を取り巻くように謎の"衝撃"が起こり……


『ふ、ふん! 所詮、ただの虚仮脅しなのだわっ!

 何をしたか知らないけれど、そんなもの何の影響も……えっ?』


 次の瞬間、

 背中のからごうごうと吹き出ていた炎が……


 ぱったりと、消えた。


『な、あ……消えっっ……!?』

『ふん、"その程度"も想定しちゃいねえか。

 切り札級の最強怪人が聞いて呆れる醜態だな』

『はっ!? なっ!? なんでっ!?

 ナンッ、デエエエエエエエッ!?』


 あたかも"ニンジャを目の当たりにしたネオサイタマ人"よろしく、

 間抜けな悲鳴を上げながら真っ逆さまに落下していくグラティア。


『アイエッ! アイエッ!

 アイエッ――ヤッターッ!

 ィイヤァァァァアアアアアッ!』


 無論そのまま落ちていく無能じゃ"切り札"は名乗れねえ。

 事実グラティアは程なくエンジンを再起動させるとそのまま急上昇……


『"ホウオウ・ビッグアタァァァァック"!』


 そのまま全身に炎を纏いユウト目掛けて突進する。

 名付けて"ホウオウ・ビッグアタック"。

 どっかの刑事も裸足で逃げ出すクソみてーなネーミングだが……


『鳳凰とっ! 不死鳥(フェニックス)をっ!

 混同(ごっちゃ)にしてんじゃァ~ねェェェェェッ!』

『ぶわーっ!? えっ!? 火っっ!?

 きっ、消えっっ!?なっ、ナン、デェーッ!?』


 実際軌道が直線的で分かり易かったのもあり、

 ユウトが翼で起こした突風でもって、

 グラティアが纏ってた分厚い炎は悉く吹き消されちまった。

 しかもその上……


化学忍法火の鳥だって(ガッチャマンのつもり)かァ!

 今やこの小説のアクセス数が火の車だボケッ!』

『ぐげっ!? ぶぎゃあああっっ! ――――ぶぼっ!』


 炎が消えて尚突進を試みたってのに、

 結局ユウトにアッサリ蹴り飛ばされた挙句

 頭から砂地に突き刺さってんだからいよいよ……。


『だらしねぇな~。

 つい何話か前まで大物ぶってたお前はどこだよ』

[供給-ヤタガラカットラス・アストラルエディション♥]


 ユウトの手元に宿るのは、

 青く透き通ったエネルギー体で構成されたヤタガラカットラス……

 口頭(音声)での"要請"を省いて形成する"アストラルエディション"だ。

 簡略化のせいで安定性や出力が落ちてたりと不便も多いが、

 なんと言っても素早く繰り出せて軽量、

 かつ独自の運用ができたりと利点もしっかりある。


『ご自慢の不死性とやら、どれほどのもんか試してやらァ』

[葬儀開催♥ 鳥葬-ストレートプラン♥]


 狙いを定めたユウトは、ドライバーを操作し透き通った双剣を構える。

 刃に迸る青白い電気エネルギーは加速度的に肥大化していき……


『どーゆー判断すんのかっ、見せてみろやァァァッ!』

[フューネラル・ストライク♥]


 ユウトが刃を振るえば、電気エネルギーの塊は鋭い弾丸と化して射出される!

 その向かう先は当然……


『ぐっ、ごっ……! で、られっ……ンナあっ……!』


 上半身が砂に埋まったまま動けずにいるグラティア・サンジョー、

 もとい怨恨リマインダー(フェニックスモード)に他ならねえ!

 そして……!


『ぐ、がっ……超、変成っ――『爆ぜろオオオオッ!』


 グラティアが何かを言おうとしたが、

 ユウトはその瞬間に敢えて被せる形で叫ぶ!

 それと同時――全くの偶然だが――エネルギー弾が激しく炸裂する!


『……よし、爆ぜたな』


 舞い上がる砂煙! 浜辺を抉るほどの爆発!

 ともすりゃさしものグラティアとて、

 死にこそせずとも一溜りもねぇ……ハズだったんだが……!


[変成! リマインダー! リマインダー!

 怨恨! リマインダー!]

(……やっぱりか)


 土煙が晴れていく最中、響くシステム音声。

 それが意味するのはつまり……


[太陽転がす! 聖なる甲虫! 汚い仕事と言わないで!

 ケ~プリ・モォォォ~~ドッ!]


 グラティア二度目の形態切替に他ならねえ。


『忘れるなかれ、我らが怨み……

 土には還せぬ、この恨み……

 怨恨リマインダー【ケプリモード】……』


 通算三つ目の形態は"ケプリモード"。

 橄欖石(ペリドット)じみた黄緑色の甲虫を思わせる形態で、

 宛ら盾みてえな分厚い装甲をあちこちに装備した重厚なデザインだ。


『……太陽の如く推して参るのだわ』


 死神 対 不死者の戦いは、まだまだ終わらねえ……!

~今回の質問~

Q.鳳凰と不死鳥フェニックスが別物って知ってた?

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― 新着の感想 ―
 そりゃあ別物でしょう。  ……と言いたいところですが本質的には変わらない気が。鳳凰も不死鳥も八咫烏さえも結局は聖なる火の鳥という概念ですから。凡俗からすれば馬馬虎虎、所詮は空想による設定、人や文化に…
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