表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デスイズザヒーロー!-極悪非道の死神ヒーローが悪党どもを徹底的に鏖にするようです!怖い!-  作者: 蠱毒成長中
第四章:濃州不破八傑編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

109/114

エピソード27:こんだけの展開をここまで引き延ばした作者の構成力の無さよ……

 場面は前回から引き続き、五干市は育海海岸。


『……ぁ?』


 ヴィラン組織『令和神殿騎士団』の切り札"怨恨リマインダー"こと

 復讐者グラティア・サンジョーを打ち破ったユウト。

 感動的かつ胸熱すぎる展開でもって激闘を制した奴は、

 然し敵から剥ぎ取った"イモータル・コア"が結構ヤバい代物ってことで、

 色々考慮した結果変身解除もできずその場に待機する羽目になっていた


 ワ ケ な ん だ が … …


『なんだありゃあ……』


 ふと、ユウトは夜空の果てに"何か"を見つける。


――『――ウ――ォォォォ―――』――


 続けて、同じ方向から声が聞こえてくる。

 比較的若い、よく通りそうな男の声だ。


『……クソ、よく見えねえな……。

 これで形態切替ができりゃ

 もっとハッキリ()()()()()()ただろうが……

 タナトスモードはどうも索敵面のスペックが控え目だからなァ』

[Please forgive me.

Considering the overall balance,

I inevitably had to set the sensory system modestly.

That said, as a sort of compensation,

I have enhanced my own reconnaissance ability.]

(和訳:ご勘弁を。

 全体的なバランスを考えた場合、

 感覚器系はどうしても控え目に設定せざるを得なかったのです。

 代わりと言っては何ですが、

 私自身の索敵能力は高くしておきましたので)

『じゃあ代わりに確認してくれっか?

 あの南東の方角からこっちに飛んできてるヤツなんだが……』

[Ah, that? That is... The Cosmo Titans.

It seems to be flying in its true form and heading this way.

It might be the person in charge that Ms. Nikaido called for us.

However...]

(和訳:ああ、あれですか。あれは……コスモタイタン族ですね。

 本来の姿で空を飛びこちらに向かってきているようです。

 ニカイドウ女史が呼んで下さった担当者の方かもしれません。

 ただ……)

『ただ、なんだ』


 テリテスターターにちしゃ珍しい(?)含みのある言い回しだった。

 それで実際、この謎めいたハイスペ腕輪の言う所によれば……


[Could it be my mistake?

Somehow, that individual seems somewhat young.]

(私の見間違いでしょうか。

 心なしかあの個体は、どうにも若めな気がするのです)

『……そりゃコスモタイタン族にも色々いるだろ。

 例えば()()()の「ゼッツ」なんかよ~

 天野(雛形)浩成氏演じる囚人ジークの親父を演じたのが、

 新日本プロレスのドン(シミ・タイトコ)・ファレ選手だったが、

 親父役(ファレ選手)倅役(浩成パパ)より四歳も年下なんだぞ?

 にもかかわらず並ぶとマジで違和感なかったもん。

 ましてコスモタイタン族なんざ、

 地球人換算ですら数百歳なのに現役で鉄火場出てんのもいるじゃねーか。

 とすりゃ、異様に若く見えるコスモタイタン族だって居ても不思議はねーだろ』

[…I hope that's the case, Mujo.

From what I was able to hear,

that person over there seems to have a voice that I vaguely recognize…)

(和訳:……だといいのですがねムジョウ、

 私の聞き取った限りあちらの彼、

 どうにも聞き覚えのある声の持ち主でして……)

『は?』


 ユウトは困惑した。

 まずそもそもこの男自身、

 コスモタイタン族との対面経験がそれほど多くもなく、

 ましてタナトスモードに変身した回数は尚少ない。

 何ならテリテスターターが声を知っているコスモタイタン族と言えば、

 該当する人物はほぼ一人しか考えられねえ。


 どころか……


[Moreover, he, while saying 'Mujo-dono'

is speaking Japanese that is somehow subtly incorrect...]

(和訳:しかも彼、「ムジョウ殿」と言いながら、

 何やら微妙に間違った日本語を喋っているのですが……)

『   』


 追撃じみた一言に、いよいよユウトは絶句する。

 その特徴まで挙げられちゃ、いよいよ断定せずにいられねぇ。


『……つまり何か。

 今この場に向かってきてるのは……』

[Yes, as you guessed, it’s probably 'him'…]

(和訳:ええ、お察しの通り"彼"でしょうね……)

『マジか~……

 なんで来てんだよオクトメダリオンくん……』


 ものすごく、イヤな予感がしていた。

 と、その時。


-『やあ、待たせたね。

 唐突なブラストレイジョンの異常発生で手一杯だとかで、

 中々スケジュールに空きのある方が居なかったんだが……

 おや、どうかしたかい? 二人とも浮かない雰囲気だが……』-


 連絡のため席を外していたヒナミが戻って来た(?)。

 どうやら苦戦しながらも

 イモータル・コアの輸送に適するコスモタイタン族を手配できたようだが……


『……ヒナミさん』

[Ms. Nikaido……]

(和訳:ニカイドウ女史……)

-『……やれやれ。

 その調子から察するに、

 どうやら僕の知らない所でまた話が変な方向に拗れているようだね……?』-

『ええ、まあなんつーか……』

[I wonder if this is something that can just be dismissed

as 'it's twisted in a weird direction'...]

(和訳:"変な方向に拗れている"で済む話なんでしょうかね、これは……)


 さて、そんなわけでユウトらはことのあらましを説明するわけだが……


-『なんてことだ……

 やはりストレイドに連絡を入れたのは間違いだったか……

 アオヤギ総司令のコネなら頼りになると踏んでの判断だったんだがなあ』-


 ヒナミは頭を抱えた。

 防衛組織ストレイドを率いる総司令アオヤギ・ドウサン。

 その正体は……詳しく解説すると長引くんで省略するが、

 実際たかが防衛組織の管理職とは思えねえ"宇宙規模のコネと人脈"を持つ。

 ま、そんなコネと人脈を以てしても

――地球で動けるコスモタイタン族が全体的に多忙なのもあって――

 結局イモータル・コアの運搬に最適な人員は確保できなかったワケだが……

 事もあろうにヒナミとアオヤギのやり取りが、

 運悪くゼータ・オクトメダリオンの耳に入っちまったようで、

 "敬愛するムジョウ殿(ユウト)"のピンチに居ても立っても居られなくなったあの少年は、

 後先考えず大慌てで基地を飛び出しちまい、

 なんやかんやで今に至ろうとしてる……ってワケだった。


『……どうしますヒナミさん。

 もうそろそろこの場に来そうなんですけどあの子』

-『まあ待て、落ち着くんだ。

 今ストレイドに改めて連絡を入れた。

 君らはとにかく冷静に、そのイモータル・コアを死守するんだ。

 刺激が加わると色々よろしくないんだろう?』-

[That's right. If we provoke it recklessly and its energy erupts,

we can't predict what kind of situation might develop.]

(和訳:そうですね。下手に刺激してエネルギーが暴発すれば、

 どんな事態に発展するか分かったものではありません)

『……とは言ってもよぉ~、

 隠すどころかこの場から動くのだってもしかしたら――


『ム ジ ョ ウ どっ のォォォォォォォォ!』


 ユウトの台詞を遮って響く、

 ゼータ・オクトメダリオンの大声。

 ユウトがどうやって守ろうか迷っているその最中、

 既に巨躯の宇宙人はその場へ到着しちまっていたんだ!


『大変極めて危機的で緊急要する状況とお聞き及びいたしまして御座いますがご無事に大丈夫かつ安全であらせられますでしょうかッ!

 然しご安寧下さいませこのゼータ・オクトメダリオンが来た以上はビシっとバシっとバッチリビッタで解決して差し上げて申し上げ致しまして候に御座いますからしてェェ~!』


 海上で急停止したオクトメダリオン少年は、

 そのまま海への着地を試みる

 ……身の丈約五十メートル余り、目方実に三万トン以上の巨体で。


『よっ、止せーっオクトメダリオンくん!

 君はそもそも呼ばれてねーだろっ!

 気持ちだけ受け取っとくから――』


 ユウトは必死に止めようとするが、

 対して巨人少年は海に着地!

 必然、海水の塊がまさに津波の如く海岸へ押し寄せる!


[Oh, this is bad...!

If seawater comes into contact with the core...!]

(和訳:ああ、これはいけません……!

 海水なんかがコアに触れてしまえばっ……!)

『やべっっ! 間に合わッッ――』


 ユウトは必死で逃げようとするが、

 押し寄せる波の方が何倍も速かった!


『グワーッ!』

[Damn it!]


 結果、海水をモロに浴びたイモータル・コアのエネルギーは暴走!

 一瞬空間が大きく歪んだかと思えば、

 次の瞬間ユウトとテリテスターターの姿は、

 忽然と跡形もなく消え失せちまったんだ!


-『……は?』-


 波に洗われた夜の浜辺に残るのは、

 ユウトの手を離れ不気味に光るイモータル・コアのみ……


-『……なんだ、これは……?

 こんな、ことがっっ……!』-


 モニター越しにその事実を理解させられたヒナミは

 最早最悪の展開を想定せずにいられず……


『ぁ……ぁぁっ……そん、な……

 バ カ な あ あ あ ア ア ア ア゛ ア゛ ア゛ ッ ! 』


 内臓を潰さんばかりの慟哭が、

 セキガハラの拠点と育海海岸に空しく木霊する……。

相方から『筆安めに番外編や設定資料集に注力したらどうだ』って言われたんですけど

具体的に何やったらいいのかわからないんですよね~。

前にとあるコアファンの方から貰ったネタは全部本編で消化するって決めちゃったし、

よっぽど気軽に読める話ってなるとどうにもね~


さてところで次回より新章突入ですよ。

果たしてユウトたちは何処へ消えたのか?

そしてゼンゼロシーズン3にビッグ・シードや

盤岳のような個性派の男性キャラクターや、はたまた飛行動物型シリオンなど

美形白人の域を超えたようなプレイアブルキャラは実装されるのか?

そして作者の精神は大丈夫なのか?

総てはまだ、未知なる混沌の中……それが『デスイズザヒーロー!』

ってワケで宜しくお願いします。

宜しくして頂けなくても別に皆さんへ何かしら報復しようとかは考えてませんのでご安心を。

ええ、少なくとも私は何もしようとしてませんから……"私は"ね。


https://mond.how/ja/69440_Uwabami


↑匿名で質問したり感想書きたい方向けに、

相方が管理してくれてるmondのリンク貼っておきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 設定資料集ですか。  興味はありますがきっと圧倒されるんでしょうね。作中の描写だけであんなに力が入ってるわけですから。しかもいろいろと拘りも多い。  多分ひとつふたつの解説で作品一回分になりそう………
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ