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デスイズザヒーロー!-極悪非道の死神ヒーローが悪党どもを徹底的に鏖にするようです!怖い!-  作者: 蠱毒成長中
第四章:濃州不破八傑編

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エピソード26:モノリンガルのクセして英語で話すキャラなんて作った所為で無駄に字数が増えて仕方がない

-『何故モニター付きのドローンを飛ばして来たかだって?

 何故安静にしてないんだって?

 何故連絡を寄越さなかっただって?

 ……いいだろう。答えてやろうじゃないか』-


 場面は前回から引き続き、五干市は育海海岸。

 ヴィラン組織『令和神殿騎士団』の切り札"怨恨リマインダー"こと

 復讐者グラティア・サンジョーを打ち破ったユウトの元へ飛んできたのは、

 上司で仲間で友人のニカイドウ・ヒナミ操る多目的ドローンだった。


-『モニター付きのドローンを飛ばして来たのは、

 君ら二人と同時に対面で話をしたかったからだ。

 安静にしてなきゃならないのにそれでもこんな時間まで起きてるのは、

 現場がひたすら心配でならなかったからだ。

 そして連絡を寄越さなかったのは……

 いや、厳密には()()()()()()()()んだがね、

 それでも君が()()()()()()()()()()()()んだろう。

 だから仕方なくドローンを飛ばした。それだけの話だよ』-

『……あー……すみません。

 変身中は変身前の持ち物が迷子になりがちで』

-『だったら早いうちに変身を解除しておくとかしろよ……。

 ……まあいいさ。ともあれお疲れ様。

 異世界遠征帰りだってのに加えてこの急な長丁場、

 本当によく乗り切ってくれた。

 君ら二人が居なければ、果たしてどうなっていたことか』-

『何のことはありませんや。

 現職ヒーローとして当然のことをしたまでですんでね……』

[It was Mujo who fought, not me.

I just helped a little.

I haven't done anything worthy of praise.]

(和訳:戦ったのはムジョウであり、私ではありません。

 私はただ少し手助けをした程度です。

 賞賛されるほどのことはしておりません)

-『……謙遜してくれるじゃないか。

 というか、ユウトくんはその思い遣りをもう少し

 "感想を書かない読者"に向けてやれよ……』-

『あの手の連中は甘やかすとつけ上がって

 余計感想書かなくなるじゃないですか』

-『厳しく糾弾しても変わらんだろ。

 ……で、今ユウトくんの手首に巻きついてるのが……』-

『ええ、テリテスターターです。実質今回のMVPと言っても過言じゃねえ』

[It's a pleasure to meet you for the first time,

Third-Generation Railgun Meister...no,

would it be better if I called you Commander-in-Chief Hinami Nikaido?]

(和訳:お初にお目にかかります、三代目レールガンマイスター……

 いえ、ニカイドウ・ヒナミ総司令とお呼びした方がよろしいでしょうか?)

-『ご丁寧にどうも、ミクス・テリテスターター。

 強制はしないが、良ければ是非とも気軽にファーストネームで呼んでくれ』-


 軽く挨拶を交わした所で、

 話題は必然今回相手取った敵へとシフトしていく。


-『して、今回二人が討ち取ってくれた"怨恨リマインダー"だが……』-

『まあ色々ととんでもねェ奴でしたよ。

 知覚にドローンを飛ばし損ねたようでしたら、

 俺のボディカメラを確認してくれりゃ概ね分かりますがね』

-『まあ、君がタナトスモード(その姿)になるってことは"そういうこと"なんだろうな。

 確かその形態、激しい怒りや憎悪を抱くのが変身条件だったろう?』-

[Yes. The 'gate' of the passage that leads me to him opens due to

the surge of emotions caused by anger and hatred.

Of course, the extent of his own growth as a warrior also affects it, though.]

(和訳:ええ。怒りや憎悪による感情の昂りによって、

 私が彼の元へ向かう"通路"の門が開きますので。

 無論、彼自身の戦士としての成長度合いも影響しますがね)

-『つまりあのグラティア・サンジョーは、

 ユウトくんをひどく怒らせるような蛮行に及んだわけだ』-

『ええ、そりゃムカつく奴でしたよ。

 ……ところで令和神殿騎士団の本部はどうなりました?

 切り札級の戦力を一気に十何体も失ったとは言え、

 それでも潤沢な資源や財産を有してるなら、

 早めに駆除しとくに越したことはねえと思いますが』

-『心配いらんよ。既にヒーロー業界総出で捜索にあたってる。

 凡その座標は掴めているから、

 遅くとも来月中旬には決着(ケリ)がつくだろうさ』-

『そりゃ良かった。じゃあとりあえず報告がてら一旦本部戻りますわ』

-『はあ? 何を言ってるんだ君は。

 命張ってまで無茶したってのに、まだ働くだと?

 勤勉と自己軽視の区別もつかんのか全く……』-


 ヒナミの意見は至極真っ当だったが、

 然しユウトにもそれなりの言い分があった。


『お言葉ですがねヒナミさん、

 とは言え本部にこいつを届けなきゃでしょうが』


 言いつつユウトが見せたのは、

 未だ奴の右手に握られたままのイモータル・コア。


-『それは、確か……』-

『"イモータル・コア"。

 怨恨リマインダー(あの逆恨み女)をガチの不死者たらしめてた代物です』

『なるほど、さながらウルトラ戦士のカラータイマーといった所か』

『その程度で済めばいいですがねェ……。

 霊魂刈取でもってヤツの胴体から引っぺがして暫く経ちますが、

 今も内部でエネルギーが渦巻いてんですよ』

[Ms. Nikaido, this is truly a terrifying thing.

The energy contained within it is overwhelmingly tremendous.

If I were to follow your analogy,even if we used the energy extracted

from this object to revive a million deceased Ultra Warriors,

it would still fall far short of even half of the total amount.]

(和訳:ニカイドウ女史、これは本当に恐ろしい代物ですよ。

 内包したエネルギーは余りに凄まじいのです。

 あなたの例えに倣うなら、この物体から抽出したエネルギーを

 死せるウルトラ戦士百万人の蘇生に使ったとして、

 それでも総量の半分にさえ遠く及ばないでしょう)

-『なんてこった……』-

[It seems to be pressed inside a special crystal

that is probably of extraterrestrial origin,

but even in that state,

a considerable amount of energy is constantly leaking out.

Even Mujo would have had necrosis from the elbow

down by now if it weren't for being in Thanatos mode.]

(恐らく地球外産であろう特殊な結晶の内部に押し込んであるようですが、

 その状態でもかなりのエネルギーが絶えず漏出し続けています。

 流石のムジョウもタナトスモードでなければ

 今頃は肘から先が壊死していたでしょうね)

『マジか~。じゃあ変身解除しなくて正解だわ。

 てかそう考えるとえげつねぇなタナトスモード……』

-『……本部に持ち込むにしても厳重に管理しなければならんな。

 テリテスターター、管理する上でどうすればいいか分かるかい?』-

[I'm sorry, I can't say anything definite myself.

However, relying solely on Earth's technology is untrustworthy.

It would be better to depend on aliens or another world.

The optimal solution would probably be The Cosmo Titans.]

(和訳:申し訳御座いません、私でも厳密なことは何とも。

 ただ、地球の技術だけでは心許ないですね。

 異星若しくは異世界を頼るのがいいでしょう。

 最適解はコスモタイタン族かと)

『幸いにも地球とは付き合いの長い種族だ。

 早速連絡を取るとしよう』

[If transporting, spatial teleportation is the safe option,

but if that is difficult to arrange, please request to substitute

with a hazardous materials transport container

that has high shielding and sealing functions.

In any case, The Cosmo Titans with specialized qualifications

and over 7000 years of experience will be required.]

(和訳:輸送するなら空間転移が安牌ですが、

 用意が難しい場合は遮蔽機能と密封機能の高い

 危険物輸送容器で代替するよう頼んで下さい。

 何れにせよ七千歳以上で

 専門の資格を持つコスモタイタン族の方が必要になります)


 長命なコスモタイタン族の七千歳は地球人でいうと丁度二十歳で、

 ある種の区切りってことで資格や免許の所得が解禁される歳でもあった。


『テリテスターター、俺らはどうするね』

[We are to wait here until the person in charge arrives.

It’s a bit late to mention,

but this core seems quite unstable because it was peeled off.

If we stimulate it carelessly, we don’t know what kind of disaster might occur.]

(和訳:担当者が来るまでこの場に待機ですね。

 今更になりますがこのコア、

 引き剝がされたせいでかなり不安定なようです。

 下手に刺激してしまうとどんな惨事に発展するかわかりません)

『……なら余計気を付けねぇとな』


 とは言え、具体的にどうするってのは不明瞭なワケだが。


(……然しコスモタイタン族、か。

 まさかゼータくんが来たり……は、流石にねえか)


 コスモタイタン族と聞いて真っ先に名前が浮かんだのは、

 かつて年末に共闘した若き見習い戦士ゼータ・オクトメダリオン。

 とは言え奴の年齢は四千九百歳前後……

 七千歳には遠く及ばねえなら、

 必然この場に来る"担当者"とやらも別人だろう。

 ユウトはそう踏んでいたが……



――『ウオォォォォォオオオオオオッ!

 ムジョウ殿ぉぉぉぉぉぉぉぉ!

 たった今馳せ参じて御覧に入れますで御座いますゥゥゥゥ!』――



 果たして実際はどうだったかっつーと、

 待ち受けていたのは予想外の展開だったんだ。

https://mond.how/ja/69440_Uwabami

↑匿名で質問したり感想書きたい方向けに、

相方が管理してくれてるmondのリンク貼っておきます。

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