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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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227/229

227.Mission No.022 魔界探訪(11)

人間界のR国の事も気になるけど、俺の勢力圏外の事だから後回しで良いだろう。


「ミューゼン子爵、その初代皇帝の墓探し、やりませんか?」


「えっ? ミュー魔王伯様直々に?」


「もちろん。

 楽しそうじゃないですか」


「ええ、私も興味がありますが・・・仕事が・・・」


そうだった、暇なのは俺だけ・・・いや、俺も暇ではない


「そしたら、期間を限定して何度かに分けてやりませんか?

 例えば、一週間を年に数回ぐらい」


「そうですね、それなら調整できそうですね・・いや調整します。ミュー魔王伯様」


「その呼び方堅苦しい、ミューでいいよ」


「では私もミューゼンでお願いします」


「ああ、じゃあミューゼン、計画を立ててもらえるか?

 俺はその間『創設記』で勉強しておこう」


「了解しました、おまかせあれ」


・・・


そして今、『創設記』を読んでいる・・・魔族は長生きだから記録も長い


およそ1000年分ある。


ミューゼンから解説本を貰っておいて良かった。


これはミューゼンがまとめたもので、年表の様な作りで非常にわかりやすい。


年表の項目には『創設記』の対応する範囲が書かれているので、詳しく調べたいときには本編をすぐに探すことが出来る。


もちろん神龍の説明書を瞬く間に読み取った俺は読むことは可能だ、ただし神龍の説明書はページを開く手間は不要だが、『創設記』は自分でページをめくらないといけない。

1巻が約500ページ、250回。100巻として25、000回ページをめくらないといけない。


あ、解説本の巻末に電子データ(DVD?)があった。 魔界でも電子データは使えるようだ助かった。


そして、25、000回マウスのクリックをした。 魔界にはパソコンやマウスもあった。


すごく近代的だ。 ただし庶民には普及していないらしい。


指がつりそうになりながらも7時間で読み切った。


それによると。


初代皇帝は元々天界に住む魔神種だったらしい。


一魁の平民から成り上がったとは言っても天界の平民・・・神であることには変わりない


自らの力、あるいは俺のように神から授かった力かもしれない。


天界で争いが起きて魔神種などが人間界に追いやられた。


この時から人間と異形の者達が人間界で共存する事になった。


そして初代皇帝が、仲間を連れて新たに異空間に魔界を創設した。

そして彼等が現在の魔界の礎を築いていった。


その後、内部でも争いが起きたり、魔界システムの問題解決やらが続いて現在に至る。


大雑把すぎるけどそういう事だ。


初代皇帝が創設した魔界は改造を重ねるうちに、問題点が蓄積していった。


パソコンのOSみたいに収拾がつかなくなってきているらしい。


それで人間界へ落とされたりする事件が発生しているという事だ。


魔王伯はそういった者達を人間界から魔界へ戻す役割を担うんだとか。


いっそのこと新しい魔界を作り直して移り住んだほうが良いような気がする。


なぜそれをしないかと言えば、出来るものが居ないという理由に尽きる。


肥大化したWIndowsから手軽なChromeへ・・・みたいな?


後進国では先進国よりも新しい技術が浸透しやすい・・・みたいな?


初代皇帝は神力を使って魔界を創設した、更に、メンテナンスとかも行っているはずである。


初代皇帝の墓があるとしたらそういった事のできる端末みたいな物がある場所ではないだろうか?


日記には、最後の期間の部分がない。


きっと最後の日記もその場所にあり、その場所から出る前に死んだ・・もしくは出られなくなったのではないか

そういった秘密の場所があるに違いない

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