223.Mission No.022 魔界探訪(7)
他の事件の発生日時と場所も聞いておけばよかった。
早速大使館に連絡して情報を得て、推測範囲を算出してみた。
R国に入って約百キロ先から半径20キロ円内
台風の予想進路みたいな図になった。
『ミュー様、来客です、リリス様がいらっしゃいました』
えっまたぁ
2〜3日して家に戻ったって聞いてたけど
・・・
何度目か忘れたけど魔界にやってきた
「リリス、大丈夫か?」
「えっ、もう吹っ切れたわ」
良かった
「今日は何?」
「皇帝が会いたいから連れてこいって」
なんの用?
「すぐに?」
「公式じゃないから何時でもいいって」
「いつでも良いってことは大至急ってことだね」
こういう感覚が庶民の俺にはよくわからない。 っていうか呼んでほしくない。
という訳でいやいや宮殿にやってきた。
魔界の服は持っていないので、バトルスーツ(戦士風)だ
公式でないのは助かる。
「今日来てもらったのは他でもない、この度のお前の働きに関してだ」
途中で人間界に帰ったのはまずかったかなぁ
「よくぞリリスの無罪を立証してくれた」
そっちか
「だが討伐に参加せよという世の命に背いたな」
やっぱ駄目か
「はい、ですが相応の働きはしました」
言い訳は駄目だから、成果で話そう
「そうだな、特に責はせぬ。 討伐は情報リークがなければ容易に終わったはずだ」
良かった
「だが、リリスは無罪とは言え情報漏洩に関係した事には変わりない」
そうか
「両名の罰としてリリスをお前に下賜する」
え? 要らないけど・・・断れないんだよね・・・これ
そうかどちらも罰なんだね・・・これ・・
リリスをちらっと見ると、にこっと笑った・・・罰と思ってない?
リリスはいいとこの家柄らしいけど・・・
家名を汚したから? 追放?
魔界では物じゃなくて人でも下賜っていうんだ
まあ俺としてはどうしようもない。
「ありがたき幸せ」
ありがた迷惑だけど・・
という事でリリスが家に来た・・・どうしよう
「旦那様、お持ち帰りですか」
イビル・・それ冗談?
「そうだ、部屋を用意しろ」
「かしこまりました・・・同じ部屋では・・」
「別の部屋に決まってるだろ」
「私は同じでもいいですけど・・」
プライバシーは大切。
っていうか俺は人間界に帰るからね。
「私も人間界に行ってみたいです」
「えっと、リリス・・・人間界に行ったら魔素がないから弱体化しちゃうよ」
「こう見えても最上位悪魔、多少弱体化はしますが死にはしません」
そうなの・・
そんな最上級悪魔を人間界に召喚しても良いのだろうか?
「人間界に影響があるかもしれないから」
「御主人様の結界があれば大丈夫でしょう」
御主人様?
「バトルスーツ・・・でいけるかな?」
バトルスーツは結界で出来ているので外への影響も無いだろう・・・良いのかな?
それにバトルスーツを介せば会話もできるし・・
なにより、連れていけばリリスに呼び出される事はなくなる。
ささっとバトルスーツをリリスに合わせてカスタマイズした。
でも勝手なことをされても困るので一応契約してもらおう。
「リリス、人間界につれていくのは構わないが、俺に従うか?」
「はい、もちろんです。 私は下賜されたのですから」
契約は成立した。
でも
「リリスは物じゃなくて、仲間だからね。 他の仲間も紹介するよ」
今ここにいるのは、風龍とプクゥとイルジョニール、鳳凰とぷよよだ




