222.Mission No.022 魔界探訪(6)
「それも心配要らない、さっきのどが渇いたから飲み物を準備すると言ったろ、
その時にベルゼブブを呼び出して、その者の近辺調査を依頼した」
「彼、大丈夫だった?」
「ああ、先程連絡が入って、無事捕縛した。
白状したそうだ」
「大丈夫じゃないじゃない」
「そう、リリス様がね」
「ぐしゅん・・騙されていたのね」
「よくある話だ、落ち着くまでしばらくここにいると良い。
イビル、リリス様に部屋を用意してさしあげて」
「お待ち下さい」
よし、ここは一件落着
・・・・・
人間界に戻った・・・なんでこんなに忙しいんだろう、まるで現役時代の様だ
「あ、ミディ、C国大使館から連絡は来ていない?」
「来てたわよ、折り返し連絡欲しいって」
・・・
「リュー、ミューだ、そちらはどう?」
「なんとかやっていけてます。
それで、例の依頼の件ですが、
発掘後インド北部からC国に持ち込まれたのは確認できました。
そして不審死事件の発生場所が転々と移動し、R国に抜けた様なんです。
ですからC国ではこれ以上調査を進められません。
力になれず申し訳ありません」
「いや、充分な成果だ、感謝する。 最後の事件発生ポイントだけ教えてくれ」
「◯◯事件で□郡△村で10年前に起きた連続不審死事件です。現地警察に話を通しておきます」
「ありがとう」
「ミディ、一緒に行く?」
「乗りかかった船ね、行くわ。 でもR国には入れないわよ」
「密入国すれば入れるよ」
「それ許可できないから」
そうだよね
・・・
現地警察署まで来ると、ちゃんと出迎えてくれた。 やはりアポは取っておくべきだ、ありがとう。
「ミュー様ですね、話は聞いています。なんでも10年前の事件を調べていらっしゃるとか」
「そうです、別に事件自体を解決するための調査ではなく、事件の根源に関わる調査ですので、
現場での事件への対応云々を問うものではありませんのでご安心下さい」
「我々も、事件の根源が明らかになれば自ずと解決に至ると期待しています。
なにぶん10年前の出来事なので、新たな証拠物件とかは出づらいと思いますがよろしくお願いします」
結構対応が良い・・当たり前か、日本の戦後に例えれば、マッカーサーが目の前に現れた感じだからね。
C国は立場の強いものに対してはすごく下手に出るが、逆に立場が上だとすごい高圧的になる。
現役時代C国で現地指導をしたことがあるが、彼の下の物に接する態度がものすごく気になった。日本だったらパワハラ案件だ。
さて、応接室に案内されると、当時の記録が並べられていた。
読めない・・・鑑定しよう。
会話はバトルスーツ機能で問題ないが、鑑定グラスの出番だ。 今度機能統合しようかな。
凶器不明・・・刺傷多数・・・南から北へほぼ一直線で被害が発生・・その後は関連性のある事件は何も無い
刺傷って、ハリネズミの魔物かな?
妖怪ハリセンボン? だったりして・・・海じゃないから違うね
そもそも第一発見者は死因不明だったから違うし
いや? 成長している可能性もあるね。
そもそも今まで封印されていた者達は変身できるからこいつもそうだろう。
この情報だけではまだわからないな。
発見された時からここまでかなり年月が経っている。移動速度は一定とは限らないが、10年ではここからあまり離れてはいないと推測できる。




