216.Mission No.021 封印物調査(8)
『師匠、あいつウィンクした』
『封印されているものが映し出されておるんじゃろうな』
『ちょっと話ししてみよう』
『よし』
いつもの様に師匠が封印を無理やり広げて隙間を作った
『さっきウィンクした?』
『あらまあ、気づいてくれたの?
嬉しいわ』
『なんで封印されているの?』
『よくある話よ、能力に嫉妬をうけて呪をかけられてね、地位を奪われてそのまま放置・・酷いよね
ま、そいつらは不幸な死に方したから笑えたけどね』
『俺と契約したら出られるけどどうする?』
『もうここが慣れてしまったわ、外に出てもなぁーんにも良いこと無いし。
醜い人の争いに巻き込まれるのはうんざり』
『じゃずっとここに居る?』
『たまには外の世界も良いかもね、契約しようかしら』
召喚して鏡から出してあげた
巫女服を来た古風な女性だ
「あるじ、ごきげんよう」
「巫女姿だけど・・・そうだな名前は『ヒミコ』にしよう」
「あら、私、昔からそう呼ばれていたわ、知ってたの?」
「えっ?」
「私ね占い師で政治もしてたのよ」
「じゃあそのまま占い師をお願いしようかな」
「いいわ・・・で、ここ何処?」
「外国の博物館? かな? 俺の国で宮廷占い師として仕事してもらう」
「あるじの国で?、すごいですわね」
「俺は占いは信じない・・・予知なら信じるけど」
「あら残念、私はよく当たる占い師ではありますが、明確な予知はちょっと・・」
「占いを聞いて行動を変えることで変化する未来なら、不確定であるという事。
変えられない未来なら考えられる全てに常に準備しておけば聞かなくてもよい」
「なるほど」
「でも、民衆を治めるには良い手段でもある。・・・小さい国だけど」
「よく当たる占いなら普段当てておけば、いざという時の声を聞いてくれる」
「それ私のやり方・・・」
「ならば問題ない、頑張ってくれ」
「・・・で、お話は終わりましたか? ミュー様」
しまった館長を放置したままだった
「彼女をつれてまた国に行ってくる、ちょっと待っててね」
・・・
神龍神聖王国に連れていき、開祖様に預ける事にした
「あら猫山さん、新しい彼女?」
「だいぶ年は離れている・・・あ、ごめん
ヒミコさんだ・・・本物の」
「教科書に出てくる?」
「そう、うちの宮廷占い師に任命したから、ちょっと預かってくれる?」
「神竜の使徒教は終わり?」
「いや、それはそれ、これはこれ」
「なるほど」
分かってくれた・・理由がわからないことが分かったのかな?
よし、任せた。
・・・
「館長、お待たせしました」
「なんか見ていて面白いですねぇ」
「まだリストはあるけど、今回はこのぐらいにしておくよ。
案件が溜まりすぎるのは嫌だから」
「そうですか残念ですね。 面白かったのに」
「また来るからよろしく」
「お待ちしております。
私の方でももう一度同様のものがないか確認してみます」
「ああ、危険なものもあるから注意してね」
「当博物館で今までその様な問題は発生していないので大丈夫でしょう」
「急に居なくなった学芸員とか、急に消えた所蔵品とかも調べてみて」
「了解しました。 普通に人は消えますが・・・夜逃げとか・・」
給料が安くてやっていけないとか?
いじめに耐えきれず逃げ出したとか?
あ、魔鏡が魔鏡でなくなってしまったけど・・黙っておこう




