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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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213/229

213.Mission No.021 封印物調査(5)

次の調査対象は、指輪だ。


こんな小さいものにと思われるかも知れないけど、封印物の大きさは関係ない。リヴァイアサンだって小さな祠に封印されていた。


「次は展示室になります」


常設展示品か


指輪と言えば指輪の精だけど、魔神とか封印されているのかな?


指輪をこすってもたぶん封印は解けない。掃除するのに散々こすっているはずだからね。


やはり魔法のランプよりも魔法の指輪だよね。


でも展示物だから貰えないね。


「ミュー様、リストの物はこちらになります」


『師匠、居るね』


『おるのう』


『精霊さんかな?』


『師匠、ちょっと開いてみるね』


『おう』


『封印されている精霊さん、俺と契約します? そしたら出してあげられるけど』


『嫌よ、私で遊ぶ気でしょ、その手には乗らないからね』


『別に酷いことはしないよ』


『そんなの分かったもんじゃないわ』


『そう、でも何で指輪に封印されているの?』


『指輪の持ち主が死んでしまったからに決まってるでしょ』


『新しい持ち主が現れたら?』


『無理よ、相当な力を持っていないと私を呼び出せないから。

 それにそんな力を持っている者は私なんか必要としないの。

 そういう呪ね』


『出してあげるよ、俺と契約したらだけど、

 俺ならそこから召喚できる』


『そうなの? でもここには戻りたくないから、新たな拠り所を準備出来る?』


指輪があれば良いのかな。


そうだ、創造と破壊の力をもらったんだ、指輪ぐらい作れるだろう。


デザインはシンプルで日常的に使用できるもので、中身は異空間で広くしてあげよう


手のひらの上で指輪を創造した。『ハウスリング』と名付けよう


『これでどう?』


『あーーー、良いかも、契約する』


しゅるっと封印の結界に出来た隙間からハウスリングに乗り移った


『あるじ、広くていいけど・・・ほとんどなにもない』


『これから好みで増やせばいいさ』


俺のアバターをハウスリングにいれてやる


『あるじ便利ね』


『俺のアバターに言ってくれたら家具を揃えるよ』


『あるじありがとう・・・私何をすればいいの?』


『何が出来るの?』


『魔法を使ってイタズラが出来るわ』


『イタズラ限定なの?』


『えっ? 魔法っていたずらに使うものじゃないの?』


まさか・・・誰も教えなかったのか?


『誰に教わった?』


『知らない、生まれながら使えたから』


『それは間違っている、“生活を豊かにするため” 又は “困った問題を解決するため” に使うものだ』


『初耳』


『イタズラに使うのは禁止する。 イタズラは犯罪だからな』


『初耳』


『俺が許可しない限りイタズラをした場合は、再び封印するからな』


『やだ・・・でも許可されたら良いの?』


『必要な場合もある、

 例えば俺達が被害を受けた時に相手を懲らしめるためとかな』


『なるほど、その機会まで待ってれば良いのね』


『もうちょっと早く会ってれば色々あったのにな』


『待ち切れない』


『待て。

 よし、仕事をやろう、俺の護衛をしろ』


『護衛必要? あるじより強いの居るの?』


『俺に嫌がらせをするやつだって居るさ、俺がわざわざ対処するほどのこともないやつから俺を守れ、

 例えば、俺が歩いている時に転ばそうと足を出した奴が居るとする。

 俺が対処した場合はその足を踏み潰すだけだが、それだと問題になる場合がある。

 そんな時、お前がそいつの足をつらせてやれば、勝手に足をつらせただけで丸く収まるだろ?』


『わかった、そういうの得意。

 つまりイタズラで事を丸く収めるのね』


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