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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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212/229

212.Mission No.021 封印物調査(4)

『わかった、聞いてみよう』


・・・


『猿邪神の面倒をみる代わりに、創造と破壊の力を与えよう。

 “猿邪神のためなんて嫌だけど”とおっしゃっていたがな』


許可が出たみたいだ、これで今まで以上に色々なものを作れそうだ。


『マニュアルも下さい』


どでんっ、神龍様の時と同じく、1メートル厚のマニュアルをくれたのでささっと頭に入れた


『師匠、嫌だけど封印を解くよ』


『仕方ないのう、儂も嫌じゃが』


物理的に開けるのではないから隣りにいる館長には叱られないだろう。


いつものように師匠が封印をこじ開け隙間を作る、そして俺が契約することで召喚する


『俺に従え、名前は “ゴクウ” 』


『従う。・・・・俺の名を知っていたのか?』


どうやら元々ゴクウというらしい、ちっ。


石像からひょいと出てきた。


「ミュー様・・・・これは・・」


「ああ、こいつはゴクウだ、俺の従者になった。嫌だけどな」


「あるじ、“嫌だけどな” は止めてもらえんか?」


「仕方がない、嫌だけど止めてやる。 それからこれを持て」


神龍神聖王国軍の標準武器の如意棒をあげた。


「如意棒・・・おれのより高性能だ・・・」


「お前は、神龍神聖王国の軍の指揮をしろ、国を守れ・・今の隊長と勝負して勝ったらだけどな」


館長とミディにちょっと休憩をしてもらっている間に、

ゴクウを黒龍玉に乗せて神龍神聖王国に連れていった


「なんだこれは? 筋斗雲より速いじゃないか・・これがあればお釈迦様に勝てたのに・・・」


「さあ、隊長と如意棒の勝負だ、3本勝負」


結果、1本対1本の後、同時に突きが入り引き分けた。

あの隊長、めっちゃ強いんだよ、俺はとても勝てないからね。


「弱いな」


俺よりは強いけど


「あるじ、もう1回、もう1回挑戦させてくれ。・・・長い間封印されてて感覚が鈍っている」


「神の端くれ対人間というハンディがあってもか?

 じゃあ感覚が戻るまで一番下からやり直せ。

 ただ強くなってもだめだぞ、みんなからの信頼を得ろ」


役に立つのかな・・まあ猿神ハヌマーンの頼みだから置いてはあげるけどね。猿は嫌いだけど。


・・・


博物館に戻ってきた。


「席を外して申し訳ないです」


「いえ、大丈夫です、あの猿を連れて行ってもらわないといけないので。猿は嫌いなので」


館長も猿は嫌いだったようだ、良かった気が合う。


「次の、調査対象を見に行きましょう」


・・・・ゴクウのつぶやき


負けちまった・・・いや、引き分けか・・実質負けだな


どうすれば強くなれる?


ってかあの隊長なんであんなに強いんだ?


わからないことは聞けってあるじが言ってたな


「隊長、強くなる方法を教えてください」


「これを読め」


どさどさっと漫画本が積まれた


ぺらぺらとページを捲り読んでいく


なんだこれ・・・うっすごい!・・これは秘伝書か?


絵で描いてくれているから俺でもわかりやすい・・・こんな技があるのか・・・


よし、これを元に修行するぞ


「下働きの仕事の後にしろ」


そうか、俺は今一番の下っ端、信頼を得る事も必要だってあるじが言ってたな。今度は真面目にやろう。


あるじは猿が嫌いらしいから、もし認められなかったら何されるかわからないし、ハヌマーン様も顔を潰してくれたなって事で大変な目に合いそうだ。・・・シヴァ神も関わっているし・・

ここで失敗したら間違いなく消されるぅ

あるじの従者のどれと争っても勝てる気が全くしないからな。奴らを従えているあるじはなおさらだ。

おれが一番の下っ端であることにゃ変わりない・・・とほほ。

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