表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
210/229

210.Mission No.021 封印物調査(2)

グリズリー狩りも終わり、師匠が満足すると、封印物調査にとりかかった。


博物館の所蔵品リストを調べていく、写真が添えられているものはわかりやすいが、リスト名だけでは判断しづらい事が多い。

電子化された情報では不十分である。


展示しているのはほんの一部なので、保管倉庫に行かないといけない。


今日は博物館に直接交渉して保管庫を見せてもらえる事になったので、

ミディといっしょに『ビネガーミソキャット(VMC)博物館』にやって来た。


VMC博物館では約500万点の所蔵品がある。

これをデジタル閲覧できたので、一応見てきたんだけど・・・普通の人は全部見きれない。

でも大丈夫、俺には神龍のマニュアルを読破した実績がある。

画面に表示される速度が遅いので丸一日かかってしまったが不眠不休で頭の中に入れ込んで来た。


所蔵品画像を読み取りながら気になるものを別途リストアップしていったので、実際に博物館で見るのは数点に絞っている。

でないとやっていられない。博物館側の対応にも限界がある。


そもそもそんな個別の対応は普通はしてもらえない。実はVMC博物館の館長がエクセレンターの構成員だから二つ返事で許可が出たのだ、案内人は当然館長である。

ただし館長は異能者ではない、穏健派の裏方さんだ。 エクセレンターの異能者達は彼にとって博物館級の観察対象なのだそうだ。


「ミュー様、お会いできて嬉しいです」


そう、派閥が異なるので裏方さんに普段合う機会は少ない、彼にとって絶好の監察のチャンスなのだ。


融通を利かせてもらったてまえ、無下にも出来ない。


「館長自ら案内いただけるとは光栄です」


おべんちゃらも必要だ。


「今日はお仕事で調べたい物がこちらに所蔵されているとか・・・

 ミュー様がわざわざ調べたい物なんて言うものは、私にとっても興味深いのでね」


「ミディ、俺がエクセレンターに加入して良かっただろ、事件でもないのに調べるのは大変だろ」


「そうね、私には貴方自体が事件の根源の様な気がするけど」


「それは違うよ、俺は見えていない問題を明らかにしていっているだけだよ。

 更に言えば、俺は被害者だ」


「そうかしら?」


「まあまあ、今日はこうやってわざわざ博物館にいらしたのですから、

 内輪揉めは帰ってからでお願いしますよ」


「「内輪揉めじゃなーい」」


「では早速、最初の品ですな・・5番倉庫になりますね、順番は頂いたリスト通りで問題ないですか?」


切り替えが早い


「はい、お願いします」


博物館からカートに乗って5番倉庫へと向かう・・・広い・・・


5番倉庫に到着した。物流センターみたいな大きさだ。


三階建だが、1つの階が2階分ぐらいの高さがある。幾つかに仕切られた部屋が有り、そこに所狭しと棚が並んでいる。


物の管理環境の関係で、種類ごとに分けられている。なので出土した場所などはバラバラである。


最初に調査するのは、石で出来たストゥーパだ。


もちろん既に博物館によって調査が行われていて、中身は判明している。


ただ、このストゥーパは内容物保護のため開封されておらず、X線撮影のみの調査で終わっている。


『師匠、いつもの封印物に似てるね』


『おお、中身は空じゃな』


『既に解き放たれた後か・・?』


『でも中になにか入っているね』


「館長、これの中身は何なんでしょう?」


「紙片ですね。状態が悪くて開けられませんでした。

 これがX線写真になります。

 何重にも折りたたまれて、更に文字も消えかけていて書かれている内容はまだ解析できていません」


X線写真は必要ないんだけどね。俺は物として認識する事で解析が可能だからね。


申し訳ありません

ビネガーミソキャット博物館=VMC(Vinegar Miso Cat) museum

=酢味噌猫博物館=す みそ にゃん はくぶつかん

≒スミソニアン博物館を参考にしました。言ったことはないのでいい加減です。

です。さっと流して下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ