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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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209/229

209.Mission No.021 封印物調査(1)

C国の異能特殊部隊鎮圧の情報は当然FBIにも届き、俺達は今、局長に報告をしている。


「で、C国の異能特殊部隊は脅威ではないという事だな」


「はい、解散して、反乱が起こり、鎮圧して終わりです。

 残存した1名は俺のチームに入れて、残り1名はC国大使館の門番をしています」


「お前が行けばこんなふうになるんじゃないかと思ってたよ」


確信犯か?


とにかく俺は仲間が増えて嬉しい。


「それで、太古に各地に封印された物の調査をしたいと言うことだな

 ・・ここは考古学研究所ではなくてFBIだ、連邦()()なんだがな」


「今世界では封印物による不可解な事例が多々発生しています、そしてそれは増加傾向にあると言えます。

 異能特設部隊は “対異能者” ばかりでなく、“対異形の者” のための組織とも言えると考えています。

 それは州警察レベルでは対応できませんし全国土に渡る問題です。CIAは対外的な組織ですし・・。

 そのための新たな省庁を創設するのには時間がかかりすぎます」


「で、何が必要なんだ?」


「全ての情報にアクセスできる権限です」


「外国の者にそんなもの与えられるとでも? それに私にそんな権限もない」


「ではミディに出来る限りの情報閲覧権限を与えてください」


結局、最高機密文書へのアクセス件は得られなかったが、今よりは権限レベルを上げてもらった。


でも大丈夫、うちのチームマカバにはカルクが居る。電子化された情報は見放題。紙の文書もチームアウルのミエルの千里眼で見放題。

“権限が欲しい” と言ってみたかっただけだ。


閲覧可能な情報を元に、ものすごい推理力を働かせて真実にたどり着いた風を装って動くことにしよう。

名探偵ミューでいこう。・・・いや、元々『ちょいと探偵社』出身だった


まず封印物を探す、そしてそれにまつわる事象を集める、そしてそこから封印物にたどり着くという推理ストーリーを考える。


普通のアプローチとは逆だな


そんな訳で、情報収集だ。


まだ封印物を探す先は、既に発見されている物から調査を始めようと思う。


これは既に直接的な情報が多く出回っているだろう。考古学研究所とか博物館とか。


そしてその場合、封印物が既に解放されている可能性が高い。


「ミュー、幾つか候補が上がってきたわね、どれにする?」


「いや、その前にやらなくてはならない事がある」


「何?」


「狩りだ」


「狩り?」


「行ってくる」


『おお、儂はグリズリー食べたいぞ』


『師匠、お待たせしました』


『仕事ばっかりで熊を狩る暇もないからのう、たまには付き合ってくれ』


師匠は熊好きだからな、よく今まで我慢してくれた、C国でパンダを食べたいと言い出したらどうしようかと思っていた。

師匠によると笹を食べた熊よりもドングリを食べて大きくなった熊の方が美味しいらしい。

どこぞのイベリコ熊?


『師匠、グリズリーはでかいですよ、大丈夫ですか?』


『食いでがある』


丸ごと食べきる気でいる。グリズリーを勝手に狩ってもよいのかという疑問はない、“梟が熊を狩る” 自然の営みだ。


10頭ほど狩ってアイテムボックスに備蓄した。


師匠は2頭をたいらげ満足そうだ、ポータルの材料のペリットもゲット出来た。


俺も何頭か狩った・・俺は違法密猟か・・

でも人が襲われそうだったんだよ、だから仕方なくね

猫パンチでは効かなかったので、アイビーカッターで首チョンパした。

襲われた人は怖くて目を開けておらず目撃はされていない。

目を開けると熊が消えて熊の血だけが散乱していたというホラーな噂話が広がった。

本人は “俺の力が目覚めた” とか言っていたらしいが、その後別の場所でグリズリーに殺られたそうだ。


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