208.Mission No.020 異能特殊部隊の鎮圧(7)
ドクソン隊長・・いや隊は解散して彼だけ昇進して少佐から中佐になった、ドクソン中佐と言うべきか。
何故昇進したのか?
彼を調べていくうちに分かったことがあった。彼の昇進は異能部隊が野に放たれるのを阻止して、反乱を装い籠城させて壊滅させたかららしい。
唯一の誤算は異能特殊部隊が強すぎた事だろうか。・・壊滅させたのは俺だけど。
彼の精神干渉はそれほど強くは無いようだ、大まかな行動を動かすぐらいのようだ、でなければあれほど籠城戦が長引くこともなければ、壊滅のために俺が駆り出される事もなかっただろう。
そう、俺まで利用されたのが許せない。
なにやら急に怒りが込み上げてきた。
ドクソン中佐は南海の孤島基地に赴任になった様だ・・・見かけの栄転、実は島流しだ。
まだアイテムボックスの中には幾つかメテオフォールが入っている。
各国があの基地を煙たがっているからちょうどいい、孤島基地にメテオフォールをプレゼントした。
孤島基地は跡形もなく消し飛び、島は消えて深い海だけが残った。
軍の基地を攻撃するのに忌避感は一切ない。
名目は、異能特殊部隊鎮圧任務の一端として、反乱の命令を下した指揮者を葬るための攻撃であり、
C国からの依頼の一部として、反乱を指揮していた者が逃げ込んだ所に力を行使した。という事になる。
普通はそんな道理は通らないがC国相手ならなんとでも言って良い。俺達は戦勝国なのだから。
他国には “天罰だ” と行っている者もいるが、世間的には “隕石による自然被害” という事になっている。
そして、彼を昇進させた将軍も同罪として
「コンゴウを無罪釈放しなければ、反乱の親玉である将軍を攻撃する」
と公言した。
C国元帥は将軍をトカゲの尻尾切りし、コンゴウの釈放を決定するという超法規的な対処を行った。
素晴らしい決断だ。
異能者2人は助けられた・・・その他の異能者を葬ったのは俺だけど・・・
ただ、ライ・オラ・ミン・シイ・エン だけは過去に部隊の中で彼等に散々いじめ抜かれていた事で、今回の結末を喜んでいた。
幸いなことにポーはいじめをしていなかったので俺の仲間になる事を特に否定されることは無かった。
今回の異能特殊部隊の鎮圧に関しては一応解決したと言える。
このミッションによるC国からの対価は少ない、対価が多ければもっと穏便な対応も取れたのに・・
コンゴウは俺にとっては不要な人材だけど、
“彼は無罪放免されたが軍を解雇されて無職で困っている、なんとかして欲しい” とポーから相談された。
助ける義理は無いけど、大使館の門番に採用してあげた。金剛の力があれば門番としての務めに役に立つだろう。
隕石が落ちて大使館は潰れても門番は無事だったって笑い話にもなりそうだけど、大使館の建物は結界で守られているのでそんなことにはならない。ウケ狙いでないことだけは明言しておこう。
C国国民からの苦情は一切ない、彼等はもみ消しのプロだからね。 俺が情報操作をするまでもない。
そして平穏な日々が戻った戻った




