204.Mission No.020 異能特殊部隊の鎮圧(3)※
トーミが、異能特殊部隊による軍施設の籠城事件を観察し始めて一週間がたった。
「トーミ、軍の異能特殊部隊ってどんな奴が居るんだ?」
「全員は知らないけど、
『金剛』、『凍結』、『切断』、『爆炎』がチームリーダーになっていて、
それぞれ『金剛隊』、『凍結隊』、『切断隊』、『爆炎隊』の名がついている。
各チームは6名編成で、それぞれにまた予備軍がいる。
異能者は全部で50人ぐらいだと思う、サポートを入れると100人ぐらいかな」
「結構いるね」
籠城は膠着状態のようだ、食料などは充分あるがそのうち打って出てくるだろう
ま、俺達は観測しているだけで・・・暇だ
ワンとトビの能力検証をしよう。
ワンの『ねじ切り』をよく見てみると、ねじ切っていると言うより、
対象物を掴み、カッターで全周を切って、最後にポキっと折り取っているイメージだ。
掴んていないと自重で刃が挟まって通りにくくなるので合理的だ。
言い換えると『掴んで全周切り、そしてポキっ』? かな・・・長いから『ねじ切り』のままでいいけど
対象物との距離が10メートル程度だったので、距離を伸ばす訓練をしてもらっている。
トビは崖から突き落とされることは無かったが、2階からの飛び立ち・・飛び降りから始めている
脚力が異常に発達しているわけでもないので、ある程度自身の体重自体を軽減しているのだろう。
その軽減能力を鍛えてやれば浮く事が出来る様になる・・・でも推進力が無いと自由に飛行出来ないな・・
リンに再鑑定してもらうと、やはり『飛翔』では無く、『浮遊』だった様だ、
今まで鑑定したことは無いのかって聞いたら、鑑定に目覚めたのがつい最近らしい、それまではオーラビューのみで判断していたようだ。
よし、とりあえず忍者みたいに水面を走る練習をしてもらおう。
どぼんっ
最初はうまくいかないものだ
「師匠・・川の中央で水没したら流される・・・溺れる」
「対岸まで走り抜ければ大丈夫だ。
とりあえず、川べりを走ってみろ」
ばしゃ ばしゃ ばしゃ ばしゃ・・
どぼんっ
一部深いところがあったようだ
水面だと空中と大して変わならない効果みたいだった
「師匠、そんなこと言っててね師匠は出来るんですかい?」
「当然出来る」
俺の師匠から貰った『飛翔』と鳳凰から貰った『超速飛行』がある
ふわっと浮いて、結界を展開、マッハで移動して戻る
当然のことのように、その場には衝撃波が爆裂する。
トビはすっ飛ばされた
「飛べたじゃないか」
「これは飛翔じなくて師匠の衝撃波の煽りだよ、なんで当然のように飛べるんですかい」
「俺はいろいろな加護を貰っているからな
お前だってなにかの加護だろ ・・たぶん
あとは弛まない努力だな。
聖獣様を救うとか、善行も良いだろう。
C国にはまだ封印された聖獣がたくさん居るだろうからやってみるといい」
「それ全く参考にならないっす。
非常識って言われたことないっすか?」
「あるよ。 ただこれは俺の常識だからね。
元々人それぞれ常識は異なるものなんだよ。
そして人は゜自分の常識でしか判断できない」
「もういいっす。自分でなんとかするっす」
「それでいいんだよ、結局自分でできるようにしか出来ないんだから。
羽ばたいて飛ぼうが、
風船のように浮いて飛ぼうが、
飛行できる召喚獣を召喚して乗せてもらって飛ぼうが、
とにかく自分の意志を反映させて自由に飛んで移動できればそれでオッケー。
でも、飛行機に乗って飛ぶのは駄目だけどね。・・・お金かかるし、小回りがきかない」
C国大使館
『ライ・ジン』 能力 スパーク
『オラ・ソーナ』 能力 探知
『ミン・ミナイ』 能力 隠密
『シイ・ルド』 能力 シールド
『エン・コーオン』 能力 プラズマ爆弾
C国支部
『リュー・リン』 能力 鑑定、オーラビュー
『トーミ・エンシー』 能力 遠見
『ドクシン・ジュツ』 能力 読心術
『ヤン・トビ』 能力 浮遊(重力干渉?→飛翔?)
『ヤン・ワン』 能力 ねじ切り




