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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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202/229

202.Mission No.020 異能特殊部隊の鎮圧(1)

異能特殊部隊が軍施設に立て籠もっているという情報が入った。


・・・が、別に我々の大使館が狙われているわけでもない。


よく考えたら全てC国内の話で、俺には関係なかった。


強いて言えば解散命令を出させた俺がその事態の原因だったのかな、という事だ。


それに正式な軍隊レベルの異能特殊部隊だからエクセレンターと戦ったときよりも苦戦するだろうし。


異能だけじゃなくて現代武器も投入してくるだろう・・・面倒だ。


戦況だけは見ておこうかな。


トーミに遠見を続けさせる。 能力は使いこなしていくと進化覚醒する可能性が増えるので期待している。


遠見なので見える範囲は狭い、大使館の一番高い屋根にトーミ専用の見張り台を設置した。


「師匠・・・寒いです、吹きさらしではちょっと・・」


C国の冬は寒い


「千里眼に進化すれば温かい部屋の中から監視できるぞ、頑張れ」


そうやって窮地に追い込んで進化を促す。


トーミは頑張った・・・必死で・・・


「ガタガタ、師匠、直視範囲でなくても見えるようになりました、ブルブル」


「幻覚ではないのか?」


どうやら寒さに耐えきれず幻覚を見るようになってしまったようだ、やりすぎたか・・


「しばらく部屋で休め」


「部屋に入って良いんですか」


「温かいものを食べて温まって寝ろ」


・・・・


「師匠、軍事要塞が見えました」


「見張り台に行きたくないだけじゃないのか」


「いえ、昨日死にそうになって幽体離脱して・・・幽体を高高度に上げて遠見をしたら見えました」


「幽体遠見か・・・なるほどな、でかしたぞ」


「これでお役に立てます」


「褒美だ、幽体離脱専用のバトルスーツを作ってやろう」


「ありがとうございます」


幽体離脱時は本体が危険にさらされる。しかも幽体との繋がりを維持しないと幽体が霧散して死んでしまう。

バトルスーツ間で念話が出来るようにバトルスーツ間には物理的ではないつながりがある。

幽体用のバトルスーツと本体用のバトルスーツとセットにする事で、遠距離であってもその繋がりが維持される。

本体はバトルスーツに守られ、更に他者にその繋がりを断たれる事が無くなる。万が一断たれても幽体はバトルスーツに収まっているので霧散してしまうことは無いし遠くに隔離されても幽体の回収は可能である。

但し、幽体用のバトルスーツは外部に物理的な影響を与える結界のため、形・大きさは自由になったとしても、隙間のない密閉された所に侵入することは出来ない。

幽体離脱している間、本体は自分の意志で動けなくなるが、幽体から本体バトルスーツの核に指示を出せるので単純な移動とかは任せられる。


これを『サテライトバトルスーツ』と名付けよう。


「師匠、これすごいです・・・自由にどこでも行けます、見えます・・・解き放たれた野鳥の気分です」


「素晴らしい能力だ」


「いえ、師匠のサテライトバトルスーツがなければ、単なる欠陥能力です。 感謝します」


C国メンバーでもチームを作りたい。

防御力はバトルスーツで対応できるし情報収集力はかなり高いが、攻撃力が不足している。

現状メンバーではバランスが悪い。

攻撃力を持つ異能者を最低1人は追加しないといけないな。


「リン、誰か攻撃力を持つ者に心当たりは無いか?

 実家にはある程度の異能者は居たんだろ」


「居ましたが、家を出た手前、すぐに実家を頼るのはちょっと・・・」


「そうか、じゃあ俺から頼むか」


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